北海道大学回答全文 やはり外科実習は計画書なしで実施

北海道大学に、外科実習の動物実験計画書がないことについて問い合わせていたところ、当初は全て開示しているとのことでしたが、後日訂正の連絡があり、結果として、動物実験計画書の審査を経ずに外科実習が行われていたことが判明しました。

2016年3月10日付で大学院獣医学研究科長・獣医学部長名で以下の回答がありました。(スキャン画像

回答全文

 先般ご指摘いただいた、「平成25~27年度の獣医学部、獣医学研究科及び関連施設の動物実験計画書」に「犬を用いた獣医外科実習の計画書」が含まれていないことについて、獣医学研究科内で、調査を実施し、実態と原因、ならびに対応を取りまとめましたので概要をお伝えいたします。

1.獣医外科学実習(5年次)は毎年後期に生体犬を用いて実施しております。調査の結果、平成24年度~平成26年度の間、実習内容に関する動物実験計画書の申請が行われていなかったこと、また平成27年度については、申請と承認が年度末近くになされていたことが明らかになりました。これらの不備のために、北海道大学の開示法人文書(平成25年度~平成27年度)に「犬を用いた獣医外科学実習の動物実験計画書」が含まれておりませんでした。
なお、上記時期以降、適正な実験計画の申請・承認手続きを経て当該実習が行われていることを付記します。

2.当該実習担当教員、ならびに関係者に対する聞き取り調査の結果、平成24年度に当該実習担当責任者が交代した際、動物実験計画書の申請についての引継ぎが不十分であったために、上記の申請不備が生じたことが明らかになりました。

3.獣医学研究科では、今回の事態を重く受け止め、当該実習担当責任者を含む関係教員に対して厳重注意を行うとともに、全教員に対して改めて注意を喚起し、再発防止に取り組んでいく所存であります。

 本獣医学研究科・獣医学部は、動物福祉・動物倫理と3Rの理念に基づき、適正な動物実験の実施に努めてまいりましたし、今後も一層の改善に取り組んでまいります。貴重なご指摘をいただき、ありがとうございました。

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