理研「動物実験実施状況等に係る自己点検・評価について」別紙2

STAP細胞論文の動物実験に関する手続きについて問題点を指摘していましたが、最終的に動物実験委員会で不適切との評価がなされたことが、平成25年度の「動物実験実施状況等に係る自己点検・評価」において報告されました。全文を掲載いたします。

原文はこちら:


別紙2

神戸第1地区において実施状況が一部不適正と評価された
動物実験実施計画について

  STAP細胞論文に関係する一部の動物実験について、下記の通り、適正な手続きを経ずに実施されていたことが判明しましたので、動物実験計画の実施状況を不適正と評価しました。

経緯

2014年1月29日 STAP細胞論文のプレスリリース
2014年2月13日  STAP細胞に関する疑義を受け、研究論文の疑義に関する調査委員
         会が予備調査を開始
2014年3月下旬 神戸第1地区(CDB)動物実験監督者により、関係者の動物実験実施状
         況の点検を実施
2014年3月31日 調査委員会の報告により STAP細胞論文に関する不正を認定
2014年4月17日 動物実験監督者による動物実験責任者への問い合わせを経て、実験責任
         者が動物実験従事者届(修正届:従事者の追加)及び動物実験報告書(修
         正含む)を提出
2014年7月16日 神戸動物実験審査委員会にて、上記報告書の適否を審議

 

神戸動物実験審査委員会の判断
 当該動物実験報告書(修正含む)に示された動物実験の実施内容は、苦痛度区分及び使用動物数については計画の範囲内であったが、実験目的及び概要の変更は、STAP細胞に関わる新規計画として、あらかじめ申請手続きを執った上で実施する必要があったと判断した。

以上

stap細胞 動物愛護の観点から

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