アメリカの実験動物使用数統計

アメリカでは、動物福祉法に基づいて動物実験を行う施設の登録制があり、毎年、使用した動物の数の報告が登録施設に対して義務付けられています。その総計からとった統計が農務省(USDA)のサイトで公開されていますので、グラフ化してみました。

動物福祉法の動物実験施設規制の対象から外れているマウス、ラット、鳥類が統計にも含まれないことは大きな問題ですが、その他の対象動物種については、減少の傾向があることがわかります。

※アメリカ動物福祉法のもとでの実験施設規制の概要はこちら。

関連記事

アメリカの「動物福祉法」に定められた動物実験施設の監督制度はどのようなものでしょうか。2014年末にアメリカ農務省が出した監査報告書「動植物検疫局(APHIS)による研究施設監視について」(監査報告33601-0001-41)の概説[…]

IMG

※マウス・ラットまで含めた使用数の推定についてはこちら。(2017年-2018年)

関連記事

アメリカの法規制と統計のしくみについて一般家庭から犬や猫が盗まれ動物実験に売られていることが社会問題となったことなどが契機となり制定されたアメリカの連邦法「動物福祉法(AWA)」では、動物実験施設の登録制などが定められています。[…]

アメリカ 実験動物 使用数 統計 2008-2015

動物種別の推移は以下の通りです。

米 実験動物 統計 グラフ

※アメリカ政府の会計年度(FY)は、10月1日から翌年の9月末日まで。

出典:USDA – Research Facility Annual Reports

NO IMAGE

動物の搾取のない世界を目指して

PEACEの活動は、皆さまからのご寄付・年会費に支えられています。
安定した活動を継続するために、活動の趣旨にご賛同くださる皆さまからのご支援をお待ちしております。

CTR IMG