日清食品 ふかひれラーメンはやめて!

日清食品が、なんとフカヒレ由来コラーゲン入りをうたったカップヌードルを販売!

フカヒレとはサメのヒレですが、サメは絶滅のおそれについて警告されているだけではなく、ヒレだけを切って胴体を捨てる残酷な漁法(フィニング)が国際的にも問題になっています。サメの種類もわからず、フィニング由来かどうかもわからないフカヒレ由来コラーゲンを使用した商品を大量生産するというのは時代に逆行しています。

回答や補足はこちらをご覧ください。


2016年5月9日

日清食品株式会社
代表取締役社長 安藤 徳隆 殿

PEACE~命の搾取ではなく尊厳を
東さちこ

フカヒレ由来原料を用いる
「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」
販売中止のお願い

拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、私たちは動物保護の観点から現代の命の大量消費に対して疑問を持ち、活動するグループです。このたび貴社がフカヒレ由来原料を使用する「カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味」を発売したことに対し抗議するとともに、同製品の販売中止を求めます。

近年、国際的にフカヒレ料理の人気は下向していますが、理由は、「フィニング」と呼ばれる漁法においてサメが残酷に扱われていること、またサメの乱獲の問題が深刻であること、人体への健康被害が懸念されることなどが社会問題として認知されはじめたところにあります。世界的に有名なシェフらがフカヒレ料理の提供を止め、ペニンシュラ、シャングリ・ラ、フェアモントなどの一流ホテルも、フカヒレ料理の提供を廃止しています。

貴社お客様相談室の回答によれば、今般発売されたフカヒレスープ味のカップヌードルには、台湾から輸入されたフカヒレ由来コラーゲンが使用されているとのことで、サメ漁においてフィニングが行われていないかどうか、確認はされていないとのことでした。これは重大な問題です。

残酷なフカヒレ漁(フィニング)

商業目的のサメ漁では、巨大な網を用い大量のサメを捕獲します。ヒレ漁(フィニング)という漁においては、捕らえたサメのヒレのみを船上で生きたまま叩き切り、胴体を海へ投げ戻します。人間で言えば手足を切られたような状態で、無力のまま海底に沈んでいきます。サメは泳ぐことでエラに水を通し呼吸を行うため、ヒレを失い泳げなくなったサメは、呼吸することができず窒息状態に苦しみ続けます。ヒレを失ったサメはまた、傷口からの出血と、他の生物からの攻撃を受け、時間をかけて死に至ります。他の動物と同様に、サメも恐怖と痛みを感じる動物です。しかし、毎年1億匹に上るサメが大量に殺され、テーブルの上の1皿の料理になり果てると言われています。特に輸入品においては、このフィニングが行われている可能性がぬぐえないと考えております。

サメの乱獲による生態系の破壊

乱獲によりサメの頭数は深刻な危機に陥りました。国際自然保護連合(IUCN)は、1/3に上るサメ種は絶滅の危機に瀕しており、ある種のサメにいたっては、以前の数の99%の減少を示していると公表しています。
一方で、サメの減少は海洋生態系のバランスをも脅かします。肉食動物であると同時に、いわば海の掃除役を担うサメは、病気などを持つ他の生物を排除し、また、魚類の総数を安定させる役割を果たしています。サメを保護することは、次世代に海洋生物の豊富な海を引き継ぐことに繋がります。

人体の健康被害への懸念

海の食物連鎖の中で捕食者として頂点に立つサメのヒレは、高濃度の水銀や有害物質を含んでいることが指摘されています。貴社の商品1つ1つには1グラム未満しかサメ由来成分が含まれていないとはいえ、健康被害が懸念されているフカヒレ食を推進するような商品を販売することは好ましいこととは考えられません。

貴社の商品は、フカヒレ由来コラーゲンとブタ由来コラーゲンを合わせて1000ミリグラム(1グラム)配合とのことで、そのうちフカヒレ由来が何%かは不明と伺いました。量としてフカヒレスープ味をうたえるほど実際には配合されていないと弁明されるかもしれませんが、全国展開されている貴社のような大企業の生産量を考えると、上記のような問題点への影響がないとは思えません。また、知名度の高い企業がフカヒレ食を良しとするような製品を送り出していること自体、消費の拡大に繋がる懸念を高めます。

日本では社会問題としての認知がされているとは言い難い状況ではありますが、フカヒレの消費を促進させるような悪影響が出る前に販売中止のご英断を賜りたく、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、この問題に関するご見解を賜りたく、ご回答をお願い申し上げます。

添付資料:リーフレット「Save Ocean Sharks」

カップヌードル 日清 フカヒレ