「DAYS JAPAN」10月号の特集は、動物実験から2つのテーマ

デイズジャパン

すでにご覧になった方も多いかと思いますが、フォトジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN(デイズジャパン)」の最新号は、表紙が実験に使われるウサギたち。化粧品の動物実験とチンパンジーの生体解剖が残した問題が特集として取り上げられた記念的な号となっています。

化粧品の動物実験については、編集長自らが思いを語るとともに、市民団体と、この問題に取り組む企業に取材。当会代表も、PEACEとしてではありませんが、個人的にかかわっているHumane Society International (HSI)の日本でのコンサルタントとしてコメントしていますので、ぜひお手にお取りください。

使われている写真は「古い」と言われることもあるものですが、かつてアメリカでは大手化粧品会社に次々と動物実験廃止を宣言させ、EUでは法的禁止の合意へ至しめた実績をもつ告発写真です。国際社会が何を知り、どうかわったのか、日本だけが知らぬ存ぜぬで通していてよいわけがないでしょう。

ちなみに、先日「古い」と述べている研究者本人に、では現在どこまで症状が出ることがゆるされているのか(人道的
エンドポイントがどこか)試験法ごとに写真か動画で示すよう求めましたが、何も出てきませんでした。一般人が「何ら問題ない」と感じるようなものであれば堂々と出せるはずではないでしょうか。大きく変わった試験法の話だけがクローズアップされますが、基本的な試験方法は今も昔も変わらず、動物が犠牲になることにも変わりはありません。

「DAYS JAPAN」10月号では、もう一つ、生体実験に使われたのちに送られた島で一人生き残り、研究に使った団体からの支援も打ち切られたチンパンジー「ポンゾ」の物語も取り上げられています。人間の身勝手さについて考えさせられる1冊です。

2016年10月号(9月20日発売号)

特集1 化粧品のための動物実験
EUでは全廃、日本は禁止規則なし

文/丸井春(DAYS JAPAN)
話/東さちこ、山﨑佐季子(共にヒューメイン・ソサイエティ・インターナショナル)
 亀倉弘美(NPO動物実験の廃止を求める会)
 小山大作、丸田千果(共にラッシュジャパン)
写真/ブライアン・ガン(IAAPEA)
People for the Ethical Treatment of Animals(PETA)、ラッシュジャパン

特集2 ひとりぼっちのポンゾ

生体実験されて捨てられて
写真・文/マーティン・ブルームフィールド、SOS PONSO

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