東京大学

大学が果たすべき社会的責任~動物実験、科学的不正

文部科学省から、以下の通知が出されました。

この中に、「大学が果たすべき社会的責任」ということが書かれています。動物実験についても、この考え方のもとに、代替・削減・苦痛の軽減にもっと積極的に取り組んでほしいと思いました。情報公開も然りです。いつまでも、動物慰霊祭が言い訳になると思っていてはいけないと思います。

3.改正の基本的な考え方

(1)大学が果たすべき社会的責任

公的な存在である大学のステークホルダーは,学生や教職員,大学の設置者等の直接的な関係者にとどまらず,保護者や卒業生,地域社会や各種団体・企業,さらには国民一般に及ぶものである。大学は,社会からの付託に応える教育研究を展開し,こうした様々なステークホルダーに対して,社会的責任(Social Responsibility)を果たしていくことが求められること。

また,そのためには,大学運営に権限と責任を有する学長が,教育研究評議会や経営協議会,理事会・評議員会,監事などの機関を有効に活用しながら,それぞれの大学が果たすべき役割を的確に捉えた上で,自らの説明責任を果たし,透明性の高い大学運営を行っていくことが必要であること。

なお,国立大学法人については,法律上,その設置の目的が,「大学の教育研究に対する国民の要請にこたえる」こと等とされているとともに,その運営費の多くが,国からの公的支援により支えられていることに鑑み,学長が最終的に責任を負う対象は,国民であることに留意すること。

また、研究不正についても、新しい「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」が策定されています。

倫理教育については、主に想定されているのはCITI Japanなどの外部のプログラムだそうですが、CITI Japanでは動物実験についても教材を検討中とのことなので、期待したいと思っています。

また、先日東京大学で開かれた「研究倫理教育ワーク ショップ」を少しだけ聞くことができたのですが、外国人の講師の方の話で興味深かったのは、動物実験倫理について考えさせるために、動物の利用を是とする役と、利用してはいけないという役の二つにグループに分けて議論させるということも行われているという話でした。

私たち側に立つこともロールプレイングされているというのは興味深い話です。

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