PEACE活動報告ブログ

東京大学に論文不正調査について聞いてみた。本調査は5月31日終了

去年、不正が疑われる東京大学の医学・生命科学系の論文について、Ordinary_researchersと名乗る告発者が各方面に告発状を送り、報道などもなされました。

この件について東京大学は、昨年9月20日に「匿名による申立て事案にかかる本調査への移行について」というリリースを公表し、予備調査から本調査へ移ることを明らかにしていました。

しかし、その後、規則で定められている150日の調査期限を過ぎても全く報道がありません。

気になりましたので、本日、電話で東大広報に確認してみたところ、本年5月31日まで本調査の延長が認められていたとのこと。5月31日、既に本調査に基づく裁定は行われており、規定に基づく学内手続きに入っているそうです。

既に不正があったのかなかったのかは既に裁定済みということになりますが、上記のこと以上のことは言えないとか。

不正行為があったと裁定された場合は、調査結果を公表するという決まりになっていますが、公表がいつになるかもわかりません。

不正なしとの裁定の場合は原則として調査結果を公表しませんが、告発された者の名誉を回復する必要があると認められる場合などは本人の承諾を得て調査結果を公表することはできるそうです。

10日に1回しかマウスを見に行かないの?

この件、なぜ気になるかというと、サイエンスライターの詫摩雅子さんの記事を読んでいただければなのですが、マウスの死体の数え方が10日程度に1回らしきデータがあります。

もし7日に1度ならという例え話が出てきますが、その場合、給餌、給水ボトル・床敷交換も7日に1回なのだろうと思います。一般飼育者の感覚だと、これらが週一度しかないというのは信じがたいかとは思いますが、実験施設では餌はペレット(固形飼料)だけですし、おそらくあることです。

しかし、この件で仮に不正なし認定となりデータが正しいとされたら、10日程度に1回しかマウスケージの死体を数えないことになりますから、さすがにちょっとその間の管理はどうしていたのだろうかと思います。死体も、10日間のあいだ放置なんでしょうか。

データがでっちあげの可能性がありますから何とも言えませんが、動物の飼養管理の面からも気になります。

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