前エントリに追記です。
早稲田大学の「2014年度動物実験の実施状況に関する情報公開について(自己点検・評価の結果について)」が10月19日付けで公開されていますが、苦痛の軽減については、下記のような記載になっており、典型的な「安楽死法のみ審査」です。
動物の苦痛軽減安楽死(動物の苦痛軽減、排除及び安楽死を適正に行ったか)
⇒「適正」であった。(⇒実験審査の際に安楽死方法を審査している)
(強調は当会)
実験処置そのものの苦痛度について審査しないのに、「厳正に審査」しているとは言い難いでしょう。
「苦痛の軽減=安楽死法だけ見ればよい」という審査は、実験計画書の審査の意義をよく理解していない大学にありがちです。
それを「適正」としていることも認識が甘いです。あくまで「自己点検」しか求めない仕組みになっているので、このようなことになるのだと思います。
3Rは、まるできちんとやっているかのように装う言い訳に使うべきではないでしょう。