PEACE活動報告ブログ

「インターペット」にマルカンが生体を! ふれあいは中止に

3月30日から4月2日までの4日間、ペット産業の展示会である「インターペット」が今年も東京ビッグサイトで開かれました。

業界関連のシンポジウムがいくつか開かれるので、初日に行ってみたところ、なんと株式会社マルカンがウサギとモルモットを子どもに触らせるコーナーを設けていました。あのような大勢の人間(と犬)が来る騒がしいイベントに生体を連れてくるとは驚きです。

インターペットでは、以前猫のふれあいについて苦情を申し入れたことがあり、翌年からその猫業者の企画はなくなっていましたが、なんと今度は企業出展ブースでふれあい! 

それも成長しきっていない、幼い子たちを連れてきており、よくあるふれあいイベントより悪い状況です。さすが生体卸をやっているペット企業、少々感覚が違うのではないでしょうか。

しかも子どものハムスターもやたらとたくさん連れてきていたので、また無料プレゼントか、そういえば全てを止めたという回答はいただいていない!と思いましたが、ハムスターは写真撮影のみとのこと。だとしてもわざわざ連れてこなくてよいですが……(そういえば展示会のような大きな規模のイベントではもう無料配布はしていないとは同社から聞いていました)

一番驚いたのは、来場者が連れてきている犬たちがウサギ・モルモットに興味津々で、特にウサギの動きに反応して中に飛び込まんばかりの動きをしていた犬もいたこと。

「ああいうの注意しないんですか?」とマルカンの人に聞いた時のやり取りは動画のとおりです。結局、返事をせずに黙ったままでした。

現場にいた営業部の人たちは、動物取扱責任者のことも知らなかったのですが、確認をしてもらったり、こちらでイベント主催者側に確認したりしたところ、インターペットというイベントで東京都に登録をしているので、生体を扱う各事業者は現地で個別には登録をしていないとのことでした。

後で東京都に確認したところでは、イベントで一括登録であっても各ブースに説明できる人員を置くように指導しているそうですが、当日現地で聞いた限りでは、それに該当するような人がいるというような話はありませんでした。

実はハリネズミの生体もいたのですが、現地に行った東京都の職員にイベント終了後に確認したところ、そのことは把握していない状態。

インターペットの動物取扱責任者がきちんと管理していれば、どの企業が突然動物を連れてきていても問題がないというのが東京都の考え方ですが、それでよいのでしょうか?

主催者側には、生体の展示は止めてほしいと伝え、来年へ向けて考えてくれるとのことですが、せっかく犬猫生体販売をしない方針のイベントで、生体卸会社が生きた動物を連れてきているのは非常に残念でした。

■初日、犬がウサギに興味津々…

この日はビジネスデーですが、既に犬連れの一般客と思われる人たちがたくさんきていました。子どもも来ていましたから、午前と午後でウサギたちを入れ替えるとはいえ(追記:マルカンによるこの説明は嘘だった可能性があるので取消線入れました。理由はこちら)、一般公開日になったらどれほど頻繁に触らせることになるかと心配になりました。動画の犬以外の小型犬も、駆け寄って隙間からウサギを見ようとしてました。

■2日目、犬は近づけないように配置換え

初日に主催者側にも動画を見せ苦情を言いましたので、マルカン側と話し合ってくれているとのことでした。この日は、ウサギ・モルモットのサークルは奥に動かし、犬が直接覗けないように柵を設けたとの回答があっただけでした。

■3日目以降は触らせずに展示のみ

3日目に行った方によると、この日はふれあいはさせずに、展示だけがされていたとのこと! とりあえず触らせなくなったのは改善です。

その方が隠れる場所に入れなくなっているので空間をつくってあげてほしいと言ったところ、対応してくれたそうですが、写真のようにすぐもぐりこんでいたとのこと!

イベント終了後に確認したところ4日目もふれあいはやらなかったそうです。

そもそも、マルカンは事前の告知では生体を連れてくるとは書いていませんでした。↓

またウサギたちは、大阪の施設から1日前に埼玉の関東オフィスに送り、そこからイベント会場に連れてきたとのことでした。

来場した人たちも、ウサギやモルモットがまさか大阪から来ているとは思わなかったことでしょう。

マルカンは全国のペットショップから注文を受けて生体を販売する生体卸でもあるので、ふれあい使用後はウサギたちは商品として販売されるのでは?と思いましたが、生体部で飼育するとのこと。

製品のグッズや飼育ケージを試したり、フードを食べさせたりする試験に使うと初日に営業部の方からは聞きましたが、イベント終了後に話したマーケティング部はテストに使うことも否定していました。あんなにたくさんいたハムスターも、ただ飼うと言うのですが…

マルカンは展示でも第一種動物取扱業の登録をしているので、ふれあいにつかうのか?とも思いましたが、それも違うとか。単にふれあい行事の頻度がそんなに高くないという意味だったのかもしれませんが、正直、本当のところがよくわかりませんでした。

マルカンの動物施設は、以前当会でミドリガメの販売中止を要望したときの場所からは移転しており、今は藤井寺の西日本物流センターで販売、展示、貸出で第一種動物取扱業の登録をしています。

現在の登録では、主に取り扱う動物と数は、ハムスター(10000)、ウサギ(2000)、ゼニガメ(5000)。(数は最大収容数です)

インターペッツに連れて来ていたモルモットが載っていませんので、そのこともおかしいのではないかと言いました。動物種の欄は「主に」に過ぎないので、厳密に登録書類通りでなくてもよいのですが、モルモットのようなベーシックな種を登録しないというのも違和感はあります。

イベント前に動物を置いていた関東オフィスも、もし24時間を超えて動物を置くことが繰り返しになっているのなら、業の登録を受ける必要があります。(今は登録なし)

短期イベントの登録は、そもそも行政が現地を立入する前の段階で済んでいるという問題があります。また、マルカンは大阪で展示でも登録はしていましたが、イベント一括での登録がされているなら無登録の者が展示や販売をしていても法律上は構わない仕組みであり、法の抜け穴です。

次の法改正では、こういった短期のイベントが実質できない仕組みにしてほしいと考えています。

<法改正署名はこちら。ご協力ください>

追記:後日、第一種動物取扱業の登録について情報公開請求をしました。結果についてはこちらに掲載しました。

こんな大きなイベントでは見つけられない

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