PEACE活動報告ブログ

<動物実験>実践女子大、情報公開していないのにしているとの詭弁

今、最近動物実験を行わなくなった大学について調べています。もう少ししましたら、まとめて公表いたしますが、その中で問題のある事例が出てきました。

実践女子短期大学は動物実験をしなくなったのですが、4年生の実践女子大学のほうは動物実験が行われています。

どの程度行われているのか知りたいので、自己点検結果の情報公開がされているかウェブサイトを見たところ、研究倫理のページに平成23年の自己点検という文字があるだけでファイルにリンクされておらず、一切何も公開されていません。(上図参照)

しかも、今は修正されていますが、環境省の実験動物の飼養保管等基準は改正の前の古いものが載っていました。

情報公開は、文部科学省の動物実験基本指針で毎年1回程度行うことが求められており、 国立大学法人動物実験施設協議会幹事会及び公私立大学実験動物施設協議会幹事会が、何を公表すべきかの目安を公表しています。

しかし、公開の方法は「インターネットの利用、年報の配付その他の適切な方法により」としか書かれていませんので、どのような方法で公開しているのか、学校法人実践女子学園に問い合わせました。その際、直近3年分を送ってもらえないかお願いもしました。

そうしたところ、当初、「回答日時点で、動物実験にかかる情報公開は不十分であったと認識しております。具体的には、動物実験に関する自己点検・評価の結果及び実験動物の飼養・保管の状況について公開が行われていないため、今後、本学のWebサイトでの情報公開を進めてまいります。」との回答がありました。

なんと、自己点検結果を公表していないと認めています。

しかし、文部科学省のアンケートでは、情報公開は対象機関は100%、行っていると回答しているのです。

なので公開していないことを認めている大学があるのはおかしいのではないかと文部科学省に伝えたところ、何と文部科学省ライフサイエンス課は速攻で実践女子大に連絡をとり、その結果、修正された回答書が送られてくるはずだとこちらに回答してきました。

明らかに回答を修正させる圧力がかかったとしか思えません! 驚きです。

そして、その通り、実践女子大からは以下のように修正された回答書が送られてきました。(回答部分のみ全文掲載)

「Web サイトでも(中略)情報公開を進めてまいります」とは、まるでウェブサイト以外では情報公開しているような口ぶりです。

しかし、最初から直近3年分を見せてくれと言っているのですから、送ってくるなり、閲覧できる場所を教えるなりすればいいだけの話。

それができないのは、情報公開など行ってこなかったからにほかならないはずです。

そう思って聞いてみたところ、「現在、Webでの公表準備を至急進めており、年度内(出来るだけ早く)を目処にご確認いただける予定であるため、そちらをお待ちいただきたく存じます。」との回答。

つまり、実際には自己点検の情報公開は行われていないのです。

最後の回答が11月22日でしたが、今日現在も、まだサイトに公開はされていません。

ここまであからさまな詭弁を押し通すとは驚きですが、文科省は100%情報公開しているという体面を崩すことは絶対にできないのでしょう。

これが動物実験の自主規制、「ちゃんとやっている」の中身です。

しかしさすがに平成23年ころから何もやっていないと思われる事例があるのはまずいでしょう。

そろそろ法的強制力をもってやらせるべきことはやらせる必要があるのではないでしょうか。研究倫理を掲げながら嘘をつくのは不正の始まりです。


実践女子大学研究推進機構研究推進室部長からの回答(修正後)

1. 動物実験の実施について
回答日時点で、実践女子大学においては動物実験を実施しております。一方、実践女子大学短期大学部は既に当該学科を廃止したため、動物実験を実施しておりません。

2. 動物実験にかかる情報公開について
動物実験にかかる情報公開については、文部科学省告示第71 号「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」及び平成25 年環境省告示第84 号「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」に従い適切に対応しています。
しかし、Web サイトでの情報公開については、回答日時点で機関内規程の掲載のみに留まっているのが現状です。今後は、透明性のいっそうの確保を目的として、Web サイトでも動物実験に関する自己点検・評価の結果及び実験動物の飼養・保管の状況等に関する情報公開を進めてまいります。

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