めっちゃさわれる動物園に関する批判報道!しかし新しいキリンが!

◆朝日新聞にめっちゃさわれる動物園等に関する記事が出ました

今週の火曜日(13日)に、朝日新聞に動物展示施設の問題に関する記事が出まして、当会がずっとかかわってきた「めっちゃさわれる動物園」についても取り上げられました。展示施設について、法規制が緩いことがテーマとなっています。

朝日新聞さんは、何と情報公開文書のカウントまでしてくださっていまして、

「経営母体の『堀井動物園』が所有する他施設も合わせると、県による調査は記録が残っている12年度から16年度で計71回。この間32回の口頭指導と18回の文書指導が行われている。」

といった具体的な数値も出してくださっています。これらの指導の中には、特定動物の無許可飼育や無届での輸送といった、明確に罰則のある違反についてのものも含まれており、当会では、センターからの通報を受理せず捜査も行わなかった守山警察署署員について滋賀県の公安委員会に苦情申し立てを行うといったこともしてきました。

この件についても、今週、一定の結果が出ましたので、また追ってご報告します。

とりいそぎ、記事をぜひお読みください!!

◆堀井動物園第二飼育場に何と新しいキリンが来てしまいました・・

報道など、うれしい動きがあった一方で、何と衝撃的な事実が発覚しました。

一昨年、キリンが1か月半で死んでしまった同じ飼育場に、また新しいキリンが来てしまいました!!!

堀井動物園は、「めっちゃさわれる動物園」についてピエリ守山から契約更新をしないと言われているだけでなく、第二飼育場についても農地法違反での立退き指導が行われています。この2か所の動物たちをどうするのだという問題がずっと続いている中、まさかと思っていましたが、なんと堀井動物園が新たにキリンを買ってしまいました。

園長が新しいキリンをほしがっていて動物商に頼んでいるという噂はずっとあり、センターが2月下旬頃に不穏なことを言っていたのも確かです。

でもまさか、ここまで先行き不透明なときに、それなりに金額もする大型の動物を入れるとは誰も思いもしないでしょう。

もう呆れて言葉も出ません。動物愛護行政はあまりに無力です。

実は昨日、2月の動物検疫統計速報値が出たので確認したところ、キリンの輸入が1件あり、滋賀県の動物保護センターに確認したところ、もう堀井動物園の飼育場に入っているとのことでした。

センターはキリンの飼育設備について、前のときから少し改良はしていると言うのですが、8メートル×5メートル程度の運動場と3メートル×5メートル程度の寝室の面積を変えられているわけではありません。子どもで輸入されてきていますが、成長したらどうするのでしょうか。走ることもできません。

しかし、そんな心配をする前にまた死ぬかもしれないという問題もあります。

売るほうも売るほうですが、動物商という商売は、客のところで動物が死ねば次を買ってもらえるのでうれしいそうです。そういう商売に支えられているのが動物園であり水族館です。

センターからは、飼育場とめっちゃさわれる動物園が立退きの危機にある中、動物をどうするのか明確なビジョンがあるのかと繰り返し指導したというのですが、もう完全に舐められているでしょう。

※2018.5.22追記:
ダラス・フォートワース国際空港から来ていることを手掛かりに海外の団体に調べてもらったところ、ダラスで生まれた1歳程度のオスが1頭だけいるが、まだ同じ場所にいるとのことでした。そこでは2015年までの出生記録はなく、ほかのフォートワース生まれの記録もない。おそらく、堀井動物園のキリンは、個人のコレクションから来ているのだろうとのことでした。テキサス州にはそういうところがけっこうあるのだそうです。代金を支払えば購入することができ、動物商を通じて売られたのだろうとのこと。

輸入した動物商は、ライオンのリオンくんを預かっている千葉の某社と思われます。

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