大分の保健所のヒヨコふれあいは何と譲渡先が決まっていました

「『フワフワしている』ヒヨコに大はしゃぎ 大分の幼稚園 触れ合いイベント」という西日本新聞の記事がYahoo!ニュースに載っていました。(同じ記事が、なぜか西日本新聞のサイトでは「動物と触れ合い 園児ら『命』実感 日田、愛護週間にちなみ」というタイトルになっています)

開かれたのは県西部保健所主催の「動物愛護なかよし教室」で、子犬3匹とヒヨコ20匹を地元の幼稚園に連れて行き、触らせたり聴診器で心音を聞かせたりするイベント。動物愛護週間(20~26日)にちなんだものだそうです。

そして写真は、ヒヨコの入ったタライに手を入れる園児たち。

「ああ、これはまたオスのヒヨコで即日殺処分なのだろうな、動物愛護イベントなのに」と思い、主催の保健所に聞いてみたところ……

なんと、ヒヨコは皆メスで終了後のもらい手が決まっており、卵を産むためにもらわれていったとのことでした。びっくりです。

毎年、開催前にもらってくれる先を探しておくのだそうです。今年はもらい手があったので10羽から20羽にふやしたとのことでした。

茶色い羽が生え始めているなと思ったら、品種はボリスブラウンで、メスなのでちょっと高くて1羽280円。

280円×20羽で予算は5,600円ですね。(汗)

いわば1日で使い捨てで一部の県民が得をするというのもどうなのかと思いますし、わざわざふれあいでストレスを与えなくてもとは思いますが、都市部のイベントや大量のヒヨコでふれあいをやっている業者などには到底できない技かとは思います。(業者は他の動物の餌にしているんですけどね)

3匹の子犬については、里親募集中の譲渡対象犬なのかと思いきや、すでに譲渡先が決まっている子犬を新しい飼い主さんに許可を得て連れて行ったそうです。

いろいろビックリしましたのでご報告です。

ふれあい動物業者にお金を出しているところよりは良心的イベントですが、最近の他県での生体を使わない動物教室のことなどもご存知でしたので、また今後知恵を絞ってほしいな…と思いました。


▲写真はイメージです

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