立川ルミネで動物取扱業の表示義務違反~動物ふれあいイベント

9月21日(日・祝)に立川ルミネが屋上で1日動物ふれあいイベントを開催しました。茨城県からふれあい業者を呼んでの開催です。連れてこられていた動物は、ヤギ、モルモット、ウサギ、ヒヨコなどで、ポニー乗馬も行われました。

イベントの開催については当会にも苦情が直前に寄せられ、立川ルミネのウェブサイトを確認したところ、表示義務のある動物取扱業者に関する情報が載っていませんでした(下図参照)。イベントが合法であるかどうかを判断する重要な情報です。ウェブサイトも宣伝とみなされますから、記載しないのは、法令に違反しています。タイミング的に終了後になってしまいましたが、東京都の動物愛護相談センターに通報しました。

業者の登録地が茨城県であることは判明していましたが、イベント開催を行った立川ルミネに指導してもらわなければ意味がありません。結果、ルミネ側は、法律は知らないから教えてほしいということだったそうです。動物にストレスを与えるイベントを開催するというのに、動物に関わる法律も知らないというのは一体どういうことなのでしょうか。

以下に寄せられた当日の様子も掲載しましたが、見知らぬ多くの人間に動物が1日中いじられるようなイベントを客寄せのために行うことは本当に止めてほしいと思います。また、業者の本拠地まで行って飼育状況について確かめてみてほしいとお願いしましたが(なぜなら、都内にあった劣悪施設の運営者の息子が経営する移動動物園だからです)、ルミネ立川店からは「貴重なご意見を頂戴しありがとうございました」といった短い定型的な回答が来ているだけです。
立川ルミネ表示義務違反キャプチャ

■当日の様子

以下、うさぎ・モルモットの保護・飼育経験もあるA.Sさんからいただいた情報です。

当日のルミネは下のエレベーターにすでに親子連れで列ができており、いやな予感がしながらあきらめてエスカレータで屋上までのぼりました。ふれあい動物園の最初にあるのがヤギのスペース。薄い幕で日よけがされていますが、おかまいなしにめくって触られてます。黒いヤギは体が小さく、まだ子どもなのでしょうか。白いヤギほど人慣れはしていないようでした。スタンプを集めるとヤギのえさがもらえるらしいですが、食事量とのバランスが気になります。白菜をあげているように見えました。ヤギはあまり人気がなく、監視員はいませんでした。
ルミネ立川店 ミニ動物園ひよこのコーナーには監視員がひとりいました。監視員はスペースの中にいるので、ひよこを踏みそうになりながら、「握らないで」と注意をしていましたが誰も聞いていません。
男の子はとくに乱暴で手加減なく握りしめており、2羽いっぺんにもったり、ミニカーのように「ひゅーどかーん」と走らせるマネをしている子もいました。スペースの外にひよこを持ち出している親子も野放し状態。ここは人手がまったく足りていません。立川ルミネふれあい

10匹もいるとは思えないうさぎとモルモットのコーナーには長蛇の列ができていました。

立川ルミネふれあい

小さなケージで待機しているうさぎやモルモットに隠れるスペースはなく、勝手に触られてました。こちらは監視員が二人いましたが、注意する様子はありませんでした。

立川ルミネふれあい

ポニーは乗る子どもの体重制限30キロ、小学二年生程度です。もっと大きい子がきたら制限するのかと聞いたら 「あ、まぁそうですね。」と歯切れの悪い返事。体重計があるわけでもないですし、怪しいと思いました。

立川ルミネふれあい

(写真:A.Sさん提供)

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