羽村市動物公園のふれあいコーナーを見て

会員 匿名希望

ふれあいコーナーにはヒヨコとモルモットがいました。
ヒヨコやモルモットは親が子どもに渡したり返したりしていた家族が多かったです。
私も色々な動物ふれあいコーナーを見ていますが、ここでは抱き方とかを教えている親子もいました。ですが、まだ動物に対して適切な持ち方が出来ていない子どもの写真を撮っていたり、撫でるとは言い難い触り方をしていたりする子どももいて、それを注意する親や従業員はいませんでした。

ふれあいコーナーを担当している従業員は約2名。ふれあいをさせている最中にふれあい方の説明をしていましたが、皆ふれあいに集中しているので聞いている人はいませんでした。他の担当の方はとりあえずいるというだけで、特に注意や説明をしているわけではありません。
祝日に行ったからなのか、ふれあいコーナーはかなりの人がいたけれど、それにしては担当している従業員は少なすぎると思いました。

羽村市動物公園ふれあい

モルモットは頭に色がついていてグループ判別ができるようになっており、4、5グループあり、交代で使っていました。
ふれあいが終わると1匹1匹健康チェックをし、飼育部屋に返しています。
飼育部屋はガラス張りで外から見学ができます。乾燥牧草が中央に大量にあり、部屋自体もそれなりに広くとってありました。産まれた子どもは親と一緒に衣装ケースで大量のモルモットとは別にしており、親子の衣装ケースは5組くらい(1組1ケース)いました。
餌はキャベツやカボチャ、イチゴやトマト、レンコン等で傷みかかった物など、いろいろな物を与えていました。

大群の中には脱毛をしている個体が1匹。餌が配られている時も餌の方へは行かず、群れから外れている状態で、その他1個体も餌には行かずに留まっている個体がいました。私が見た時は健康チェックしている人からは見えない場所にいて、餌を与える人は全個体を見渡している感じがしなかったので気づいていないようでした。

羽村市動物公園ふれあい

ここのふれあいコーナーは他よりは良い方だとは思いますが、ふれあい自体が多かれ少なかれ動物へのストレスはあるわけで、担当者が少ないことで見渡せないこと・説明は触らせる前にするべきだと思います。

ふれあい動物は、ただ単に触れ合うだけではなく、正しい抱き方や命ある生き物であること、その動物の習性などを教える等をして集客の為だけではなく、生命教育の一環として来場者に認識させてから触れ合いコーナーをするべきだと思います。

(2013.5.14 up)

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