びわ湖地球市民の森のつどい 移動動物園中止の要望をしました

堀井動物園の第3回公判の際、滋賀県庁に立ち寄りました。

県営都市公園「びわこ地球市民の森」で、毎年5月に滋賀県等の主催で行われる「びわ湖地球市民の森のつどい」に移動動物園を呼ぶのを止めるよう、担当部署(土木交通部都市計画課)に要望してきました。

このイベントについて驚いたのは、民間の寄付も若干入っているものの、主に市と県からの税金で開催されるイベントであるにもかかわらず、移動動物園事業者に堀井動物園が選ばれていることです。

今年、このことがわかった時点で、同園園長が既に動物愛護法違反で書類送検されていることや、悪臭等の苦情、動物の逸走といった迷惑事案が多数発生していること、県の動物保護管理センターが指導を繰り返している事業者であること、動物の入手も含め、これまで違法行為を多数お目こぼしされてきていること等を主催者側に伝えても、真剣に受け止める気配がなかったことも驚きました。

特に会場となっている県営都市公園「びわ湖地球市民の森」の指定管理者の態度は苦情を受け付ける態度ではなく、会場の隅で開催するからいいだろう、チラシにはキリン等の絵が入っているが、そういう動物を呼ぶわけではないからいいだろうという対応でした。公園の掲げる自然保護の理念について理解をしているのでしょうか?

主催は、滋賀県、守山市、シダックスハウスグループ(指定管理者)、そして県や市だけではなく地元の民間組織等からもメンバーが出ている「びわこ地球市民の森のつどい2018実行委員会」でした。

なので、これまで堀井動物園に対して指導監視を繰り返してきた動物保護管理センターを所管する滋賀県の生活衛生課や、悪臭の苦情等を受け付けてきた守山市の環境政策課にも、自治体が主催するイベントで、苦情や問題の多い事業者を使うことを止めさせられないのかと言いましたが、伝えることしかできないとのことで、その結果がどうなったかもわからないまま、開催されてしまいました。

県や市が主催するイベントなのだら、さすがに問題を伝えれば中止するだろうと甘く考えていたこともありますが、前日に、本当に堀井動物園の移動動物園が開催されてしまうなどということが本当にありうるのか確認しようとしたところ、時間がないというぞんざいな対応で、何も問題だと受け止めていない様子なのは驚きました。

この件については、税金が堀井動物園に支払われているという点で非常に問題だと思いましたので、情報公開請求をしました。

そしてわかったことは、堀井動物園には15万円もの委託料が支払われているにもかかわらず、ほかの出演者等には2万円しか支払われていないことです(下図。クリックで予算全体を見ることができます)。あまりにアンバランスであり、なぜ堀井動物園がこのように優遇されるのか疑念がわいてきます。

さらに驚いたことには、初回の実行委員会の開催は、2月7日。既にピエリ守山から撤退を求められていることが報道された後です。にもかかわらず、業者選定について問題点を話し合った気配がありません。問題点を認識していた人間は一人もいなかったのでしょうか。守山市に実際に行って、堀井動物園の名前を出せば、誰もが悪臭について口にするというのに? 

これまでも呼んでいたからという話もありましたが、そもそもなぜ呼ぶことになったのかが疑問です。

動物の扱いや遵法意識について、もっと要求レベルを上げてほしいものだと思います。

来年については、指定管理者の再選定中でまだ決まっていないということで、開催されるかどうかについても全くの白紙とのことでした。開催されることになったときには、委員にも要望書を配布し、中止を検討するように求めました。

#シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社

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