動物園・水族館

犬吠埼マリンパーク閉館1年に寄せて(声明)

投稿日:2019年1月31日

野生イルカ捕獲問題を解決し、日本にも引退イルカのサンクチュアリ建設を

本日、アニマルライツセンターとともに声明を公表いたしました。

また、今朝、読売新聞千葉版に「犬吠埼マリンパーク閉館1年 譲渡先探し暗礁 自然にかえす手法提案も」という記事が掲載されており、佐藤榮記監督のコメントとして、動物の福祉や権利の観点からサンクチュアリ計画を提案するコメントが掲載されています。


リリース

2019年1月31日

犬吠埼マリンパーク閉館1年に寄せて(声明)
野生イルカ捕獲問題を解決し、日本にも引退イルカのサンクチュアリ建設を

本日、犬吠埼マリンパーク(千葉県銚子市)の閉館から1年を迎えます。取り残されたイルカのハニー、ペンギン、その他の動物たち全て、未だ老朽化した同館の施設に取り残されたままです。そして、これらの動物たちの行く末に責任を持つ者から、未だ何の公表や説明もなされていません。閉館したとはいえ、かつてこれほどまでに閉ざされた水族館の運営があったでしょうか。

ハニーはもともと、海に生きる野生のイルカであり、誰のものでもありませんでした。それを生息環境から奪い、私有財産としてショーで利用することが合法に許されていることがまず問題です。にもかかわらず、そうやって入手したイルカの行く末について、社会に対し何ら説明責任を果たさない経営陣の感覚を遺憾に思います。閉館1年にあたり、私たちは改めて当事者に説明を求めます。

また私たちは、取り残されたハニーのことを、あくまで日本のイルカ問題の一部であると捉えています。ハニーは和歌山県太地町のイルカ追い込み猟によって妊娠した状態で捕獲され、極度に狭いプールで幽閉生活を送っただけではなく、出産した息子との死別も経験しました。ハニーは、イルカショーと繁殖から解放されるべきです。イルカの人工繁殖は子の生存率が非常に低く、これ以上ハニーに死別の悲しみを与えるべきではありません。

また、既に金銭的価値を失ったハニーを、私たちに購入すればよいと言う人もいます。しかし、イルカの生体が「売れる」ということと、そしてその背景にある人間のための娯楽の需要こそが、ハニーから自由と生涯の全てを奪ったのだということに、社会は気がつくべきです。
そして、放置された孤独な囚われのイルカは、ハニーだけではありません。お役御免になったイルカ、ふれあいやショーに向かなかったためにお荷物として放置されているイルカなど、イルカビジネスの陰で苦しむイルカは他にもいます。ハニーをお金を出して購入すれば、他の苦しむイルカの救出をより困難にし、問題の解決を難しくします。

ハニー救出にあたっては、背景にある水族館やイルカ追い込み猟の問題をなおざりにするべきではありません。水族館が追い込み猟からイルカを入手し続け、イルカの商業利用を続ける限り、新たなハニーが生まれ続けるのです。
私たちはハニーが他の水族館に移されれば万々歳であるとは考えません。まして、同じ犬吠埼の地で水族館が再開するなどということは、あってはなりません。千葉県および銚子市も含むすべての関係者に対し、水族館再開反対の意を表明します。
老朽化により閉館する水族館は今後も現れることでしょう。犬吠埼のハニーだけではなく、同じような境遇となったイルカたちを救うため、引退イルカのリハビリ施設及びイルカの保護海域(サンクチュアリ)の創設に日本の関係者も取り組むべきだと、本日改めて、ここに提言します。

PEACE 命の搾取ではなく尊厳を
認定NPO法人アニマルライツセンター

※本日、犬吠埼マリンパーク、日本動物園水族館協会、日本鯨類研究協議会、銚子市に対し質問状を送付いたしました。


追記

千葉日報が声明について取り上げてくださいました。

記事より:

声明は1月31日付でPEACEとNPO法人アニマルライツセンターが発した。イルカの行く末について当事者に説明を求めるとともに、国内の関係者に対し、引退イルカのリハビリ施設や保護海域の創設に取り組むよう求めた。

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