犬吠埼マリンパーク立入:イルカのハニーは生きているが水位を下げている理由は明かせない

▼今年8月中旬

▼比較用写真

メインプールの水がなくなっていた犬吠埼マリンパークですが、22日に海匝保健所の立入検査がありました。

その際の水位は、通常の満水位より50センチほど下げてある程度で、メインプールに水は張ってあり、ハニーも生きていた、これまでと同じように泳いでいたと保健所は言っています。泳いでいたというのは、飼育員がいるので、そのほうに近づいたりといった動作をしていたという感じだそうです。

背中に、去年のような傷はない。

しかし、先日、メインプールから水が抜いてあったことについては、経営上の理由なので、保健所から話すことはできないとのことです。経営上というのが、経済面での話なのか、どういう意味なのかはわかりません。使えない厄介者のイルカを泳げないような小さなタンクに追いやって飼い殺しにすること(要するに死んでかまわないということかと思います)は他の水族館でも行われていることだから心配だと言いましたが、理由は明かせないそうです。

サブプールは独立で水が溜められるが、ろ過循環も独立でできるかどうかはわからない(確認していない)そうです。

この水族館のプールは海水を取水しているので、台風などで海が濁ると取水できなくなると聞いています。2017年に水が真緑になっていたのは、台風で取水できない上に、ろ過装置が壊れていたと当時説明を受けた記憶がありますが、現在は壊れてはいないとのこと。

水が抜かれている写真が撮影されたのはちょうど台風が来ていた直後くらいなので、取水できないリスクが生じているはずの頃にわざわざ水を抜いていたということは、ある程度長い期間、水位を上げるつもりがなかったのではないかと考えてしまいますが、立入時には水位は低いものの水が張ってあったので、保健所に危機感は感じられません。

開示資料では図面は全て非開示であり文書では確認できませんがプールの水深は4メートルとのことなので、完全に抜かれていたかどうか写真では確かにわかりません。しかし底のほうに水があったとしてもイルカにとっては水たまり程度であり、ただでさえ狭いプールが更に虐待になってしまいます。

またハニーの売却がどうなるのかについては、行政の感知するところではないというのが現在の県の立場です。

工事の自然公園法上の手続きについて

26日に千葉地裁での裁判傍聴があり、帰りに直接県庁を訪問しました。自然保護課によると、犬吠埼マリンパークから一度工事についての書類は提出されたが、不備があり、再提出を求めているところだとのことでした。

よって、まだ工事は開始できないはずです。

自然公園法の規制に関するパンフレットがあったのでもらってきましたが、「屋根、壁面又は橋等工作物の色彩変更」について、「周囲の自然との調和を著しく乱す色彩の変更でないこと」と書かれており、塗装工事が規制の対象であることは一目瞭然です。

参考

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