会員投稿コーナー「みんなの活動」に、横浜市立野毛山動物園のふれあいコーナーについてのレポートをアップしました。
野毛山動物園は、同じく横浜市立のズーラシアが開園するにあたり、閉園が取沙汰されていたにもかかわらず、市民の要望もあり存続となった動物園です。現在の施設は全般に新しく、園内の掲示に力を入れるなど努力は感じられる園ですが、戦後建設されてきた旧態依然の市立動物園の形態をそのまま引き継いでいます。
今回のレポートは、その中でも特に問題と思われる小動物のふれあいコーナーについて、会員の方が書いてくださいました。
タイトルにある園内リサイクルとは、ふれあいに使っている小動物を園内のヘビ・猛禽などの生餌・エサとして与える仕組みのことです。ふれあいで弱ってきた動物を「有効利用」しているわけですが、逆に考えれば、生餌として繁殖している小動物をふれあいに出し、子どもたちには事実を言わずに騙して客寄せに使っているとも言えます。
私たちの社会は、そもそも生餌を与えなければならないような野生動物を人間が飼育することの不自然さについて、もっと考えを巡らせ、なくしていく必要があるのではないでしょうか。