びわ湖地球市民の森のつどいにおけるふれあい動物園中止の要望

堀井動物園の第3回公判の際、滋賀県庁に立ち寄りました。毎年、県営都市公園「びわこ地球市民の森」で滋賀県等の主催で行われる「びわ湖地球市民の森のつどい」に移動動物園を呼ぶのを止めるよう、担当部署に要望してきました。内容は以下の通りです。

詳細はブログもご覧ください。


2018年11月26日

滋賀県土木交通部都市計画課 御中

びわ湖地球市民の森のつどいにおけるふれあい動物園中止の要望

先般、「びわ湖地球市民の森のつどい」に関する情報公開請求を行いました動物保護団体のPEACEです。

毎年5月に、このイベントが滋賀県等の主催にて執り行われていますが、本来のイベントの趣旨にそぐわないふれあい動物のコーナーを設置されていることに対し、以下のとおり意見、要望を致します。

【要望事項】

「びわ湖地球市民の森のつどい」で実施されている、ふれあい動物園を中止してください。

【理由】

びわ湖地球市民の森のコンセプトは豊かな未来の森づくりであり、びわ湖の自然を地球の問題として考え守って次世代へ繋いでいくというものではなかったでしょうか。

公園では水辺の生態観測もでき、森には野生の動物もいます。

にもかかわらず、毎年、動物本来の生態や習性に全く配慮も知識もない、捕らわれの動物を不適切飼養によって消費するばかりの事業者による移動動物園をアトラクションとして採用されていることに矛盾を感じます。

もともと、びわ湖市民の森にはどれだけの動物が存在し、活動によりどれだけの野鳥や動物が戻ってきたという趣旨のアトラクションであれば理解できますが、移動動物園では家畜や小動物、外来種の動物を囲い、拘束し、ふれあいに使うだけです。このことにどのような意味があるのでしょうか。

特に例年採用されている堀井動物園は、動物種ごとの生態に配慮した飼育を行えないにもかかわらず希少種を好んで集める傾向にある、いわゆる動物のコレクターです。そもそも合法に捕獲・輸入・取引された動物なのか疑問に感ずる動物も飼育されています。このような事業者がエキゾチックアニマルをモノのようにあちこちで展示して回っていることで、野生動物の不適切なペット飼育が誘発され、結果として密輸や密猟につながっていると考えられ、このことは、びわ湖地球市民の森の生態系保全の理念に著しく反します。

2018年度の運営議事録にはこの事実を協議された記録はありませんが、この事実異議を唱える委員は今まで一人も存在しなかったのでしょうか。

資料によると、堀井動物園へはどのアトラクションやブースよりも高額である15万円が支出されています。

本年度イベントについて事前に電話で森づくりセンターへ問い合わせしたところ、「毎年来ているし、公園の隅の目立たない場所で開催するので問題とは考えない」と回答されました。毎年コンセプトにそぐわない移動動物園を目立たない場所で開催し、イベント予算の多くを充て続けている事実を滋賀県民に、また参加している団体に説明できるでしょうか。

採用されている堀井動物園は、滋賀県の動物保護管理センターより、幾度となく動物愛護管理法のもとでの指導を受けており、頻繁に文書指導に至っているだけではなく、現在大津裁判所にて動物愛護法違反(特定動物の無許可飼育)裁判中の事業者です。法律違反の記録は特定動物の無許可飼育にとどまりませんが、ようやくこの件では立件にいたりました。

また、近々では以下のような来場者の事故が発生しています。

2018年2月の「びわ湖地球市民の森のつどい」第一回実行委員会立ち上げ時点ではすでに堀井動物園の問題展示やピエリ守山退去問題について新聞、ニュース等で報道されていました。また、動物の脱走も以前から幾度となくあり、警察が出動する事態もありました。

同じくイベントの主催者である守山市や、野洲市にも悪臭等の苦情が頻繁に寄せられてきました。

このように悪質な管理を続け法令違反を繰り返す事業者にもかかわらず、大勢の人が集まるイベントに信用して採用することについて協議が一切なされないのは、実行委員会の怠慢と言えるのではないのでしょうか。知らなくて採用した、知っていて問題ではないと判断した、何れの場合でも怠慢に該当すると思われます。

イベントの主催者代表となる三日月大造滋賀県知事のもとには、堀井動物園について滋賀県内のみならず、県外、海外からも多数のメールが届いており、この事業者についての認識がないということはあり得ません。

県主催のイベントに長年出展しているといった事実も堀井動物園を助長させ、度重なるセンターの指導を軽視し動物たちの管理を怠る結果に繋がっていると想像します。

2019年度からは再び本来のテーマに立ち返り、堀井動物園や他のふれあい動物園など安易な企画を採用されないよう、ここに要望致します。

以上

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