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新日本科学は回答拒否~カンボジアの動物園のゾウに関する質問書

カンボジアの動物園と鹿児島市平川動物公園との動物交換に株式会社新日本科学が関与しているとのことで質問書を出しましたが、回答しかねるとのこと。真っ当な社会貢献であれば、胸を張って回答すればよいと思いますが、それができないというのはどういうことなのでしょうか? 疑問が残る結果となりました。

詳細はブログをご覧ください。


2015年11月6日

株式会社新日本科学 御中

PEACE~命の搾取ではなく尊厳を
代表 東さちこ

カンボジアの動物園のゾウに関する質問書

私たちは、現代社会における動物たちの取扱いの現状に心を痛め、活動する市民グループです。カンボジアの「プノンペンポスト」紙の10月30日付の記事“Animal testers supporting zoo”において、同国カンポット州の動物園、Teuk Chhou Zooのゾウの横に貴社名の看板が出ている写真を拝見し、大変驚愕いたしました。

同動物園のゾウ、キリとセイラについては、そもそも飼育状況がとても悪かったため、同国内のNGOが介入し、状態が改善されていたと聞いています。しかし、鹿児島市平川動物公園との動物交換の検討の対象となってから、動物園側がNGOを追い出し、飼育状態が再び悪化しているとの話が伝わってきていました。そこへ突然、貴社による支援の記事です。

私たちは、自然環境で暮らすことのできる野生動物のサンクチュアリにゾウたちが迎えられることを希望しています。鹿児島ゆかりの日本企業である貴社の名前が出てきたのはどういうことなのか大変懸念を抱いており、本質問書を送付させていただきました。
以下の点について教えていただきたく、よろしくお願い申し上げます。

1) このゾウへの支援を、貴社の連結子会社であるカンボジア現地法人が行っていることは間違いないでしょうか。判断としては子会社独自の判断になるのでしょうか、それとも親会社である貴社の判断でしょうか。

2) この支援の目的は何ですか。平川動物公園へゾウを連れてくることが目的なのでしょうか。貴社及び現地法人にとって何らかのメリットが存在するものですか。

3) 鹿児島市もしくは平川動物公園からの依頼によって、Teuk Chhou Zooに支援することになったのでしょうか。もしくはTeuk Chhou Zoo側からの依頼でしょうか。

※注:これについては、昨年12月19日付けの南日本新聞の記事に、市側から新日本科学へ働きかけたとの記載がありました。

4) そもそも、Teuk Chhou Zooと平川動物公園の動物交換の交渉は、貴社もしくは貴社の子会社が関与して始まったものなのでしょうか。関与しているとすれば、いつからですか。

※注:同上。

5) 貴社は過去にも、中国でショーや漢方薬のためにトラやクマなどの野生動物を繁殖している施設からホワイトタイガーを平川動物公園に連れてくるなど、動物園への関心をお持ちのようですが、関わりを持つ理由は何ですか。

6) Teuk Chhou Zooに対して、金額にしてどれくらいの支援を行っているのですか。また、金銭的支援以外の支援はされていますか。期間はいつまでですか。

7) 支援したお金がどのように使われているか、確認していますか。

8) 貴社名の看板が出た後も相変わらずゾウの状態が悪いことを、記事だけではなくNGOも報告しています。もともと飼育に介入していたNGOを呼び戻すことに尽力していただくことはできないのでしょうか。支援もNGOに対して行ったほうが、企業のイメージアップに貢献すると思います。

9) カンボジアの野生動物サンクチュアリが、キリとセイラを受け入れることができると聞いています。そのような道が残されているにもかかわらず、わざわざ日本に連れてきて動物園の狭い施設に入れることは非人道的と考えますが、サンクチュアリへの移送に関して支援をしていただくことはできないのでしょうか。

10) キリとセイラのことももちろん心配ですが、鹿児島市の財産である動物たちが動物交換によってTeuk Chhou Zooのような劣悪な飼育環境が伝えられる施設に送られることもまた心配です。貴社はこのことについては懸念を持たれていないのでしょうか。現時点で、どのようにお考えですか。

以上、貴社が動物たちに優しい選択をしてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。誠に恐縮ですが、ご回答については、文書にて11月19日までによろしくお願い申し上げます。

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