水族博物館「うみがたり」イルカの死亡等に関する上越市議会会議録(2)2020年9月以降
上越市議会の会議録から、水族博物館「うみがたり」のイルカの連続死等に関する部分を抜粋しました。会議録(1)の続きで、2020年9月以降の分です。
目次
令和2年9月3日 第5回上越市議会定例会会議録(2日目)
◆18番(石田裕一議員) 18番、会派みらい、石田裕一でございます。会派を代表しまして、通告どおり総括質疑をさせていただきます。質問は2点、4項目についてです。
(中略)
そして、3つ目の質問は、10款5項5目中、水族博物館管理運営費について、令和元年度の2年目も、オープン1年目より集客は減りましたが、順調に集客が見込めたと認識していますが、令和元年度の計画には達成できませんでした。市長の説明で、うみがたりのプロモーション活動を積極的に行ったとしていますが、計画が達成できなかったわけで、その行ってきた具体的な取組についてお聞きします。そして、さらなる魅力向上とブランド化を図ったとしていますが、どのように図ったかについてもお聞きします。
(中略)
◎早川義裕教育長 私からは、議案第86号令和元年度上越市一般会計歳入歳出決算認定に関し、水族博物館うみがたりのプロモーション活動、魅力向上及びブランド化についてのお尋ねにお答えいたします。
水族博物館では、開館以来、引き続き多くの方々に御来館いただけるように、年間を通じたプロモーション活動や施設の魅力向上に取り組んでいるところであります。まず、プロモーションについてでありますが、テレビやインターネット動画サイトでのコマーシャル放映、SNSでの情報発信、旅行雑誌への広告掲載、情報誌やポスターの配布のほか、高田城址公園の観桜会会場や信州環境フェアにおける活魚輸送車を用いた水生生物の出張展示の実施、企業への誘客活動や旅行業者との連携など、市内外に向けた様々な取組を積極的に進めてまいりました。
次に、水族博物館としての魅力向上につきましては、御来館される方々から常に満足していただけるよう、日頃から展示内容の充実に意を用いているところであり、趣向を凝らした常設展示、季節や年中行事をテーマとした企画展のほか、水生生物が発する音をテーマにしたおとがたりや海洋ごみをテーマにしたうみのごみなど、既成概念にとらわれず、独創性にあふれた特別展、これらを展示の3本柱と位置づけ、魅力の発信に努めてまいりました。そのほかにもアオイガイの生態展示など、近隣の海域で捕獲されたり、市内の海岸に漂着したりした珍しい水生生物の展示を行い、来館される方々の関心を大いに集めたところであります。加えて、ナイトミュージアムやバックヤードツアーなど、来館者の多様なニーズに応じた館内プログラムを実施したほか、タッチングプールにおける魚類やヒトデ類などとの触れ合い、給餌を通じたマゼランペンギンとの触れ合い、新たな試みとして実施したイルカとの触れ合いなど、見るだけでなく、生物を身近に感じ、理解を深め、愛着を育むことができるよう五感で体験できる企画にも取り組んでまいりました。
また、昨年10月には、マゼランペンギンの保全に向けた協力協定を締結しているアルゼンチン共和国チュブ州政府から、同種の保全にとって重要な施設であることが認められ、当館がマゼランペンギンの生息域外重要繁殖地として国内で初めて指定を受けたことが施設の価値をさらに高め、他の水族館との差別化を図ることができたものと考えているところでございます。
今後も、うみがたりの魅力を市内外に広く発信するとともに、お越しいただく多くの方々が思い思いに学び、楽しむことができる水族博物館として、展示や企画展等の充実に一層努めてまいります。
私からは以上です。
◆18番(石田裕一議員) それでは、再質問させていただきます。
(中略)
そしてあと、水族博物館に、うみがたりのプロモーション活動と魅力向上、ブランド化の質問ですけども、これ、うちの宮川議員も再三質問させていただいておりますけども、オープン当初、うみがたり公式ダンス、ランラン♪マゼランペンギン、ケロポンズさんがダンスを踊ったプロモーションビデオがあると思うんですけども、それがどこかへ消えてしまったように感じております。こういうせっかく子供たちが喜んで踊るダンスだと思うんですけど、私はちょっと踊れないんですけど、ぜひこういうことも活用したらどうかなと。せっかく作ったのにどこかに消えてしまってはもったいないなと思いますけども、ぜひこれもプロモーションとして活用する考えはないか、お聞かせいただきたいと思います。
うみがたりの魅力発信に向けていろいろ取り組んでいることは理解いたしました。マゼランペンギンがアルゼンチンのチュブ州から生息域外重要繁殖地として指定されたことは、大変名誉なことだと思います。それは理解しておりますが、それだけでいいのか。どうも議案書を見ているとマゼランペンギンのことしかちょっと書いていないような気がしますけども、大変残念な話ですけども、グランドオープンから2年が経過して4頭のイルカが亡くなり、水族博物館の新たな在り方が私は問われていると考えております。ぜひ水族館の全体、さらなる魅力とブランド化を図っていかなければいけないと思いますが、もう一度そういったことも考えていただいて、ぜひ水族博物館が魅力あるものになっていっていただきたいと思いますけども、そのことについて何かお考えがあったらお聞かせください。
(中略)
◎柳澤祐人教育部長 私のほうからは、水族博物館うみがたりに関する御質問にお答えいたします。
御質問の水族博物館うみがたり、さらなる魅力、ブランド化ということでございます。先ほど産業観光交流部長が観光交流ビジョンの答弁をしておりました。それとある意味同じような考え方を持っております。現在、人の移動が制限される社会である現在、その中で今うみがたりといたしましては、様々な魅力の発信、こちらを中心に続けております。今後、人の流れが戻ってきて、そのときにスムーズにその流れに乗れるよう、そして皆様、お客様をお迎えできるよう、プロモーション活動、あるいは魅力向上につながる取組、そして質の向上、さらなるブランド化、そういったものを取り組んでいるということで教育長より答弁させていただきました。指定管理者と共にあらゆる面でそれらの質の向上を図っていきたいと考えております。ただ、うみがたりについては、教育委員会が所管します教育施設でございます。その面から、例えば社会教育のプログラム、市民の方あるいは近隣の方から、具体的にはバックヤードツアーとかナイトミュージアム、夜の水族館の見学、さらには学校の教育のプログラム、学芸員による水生生物のガイド、レクチャー、あるいは学校へ行った出張授業、そういった教育施設としての取組、これは広域的な人の移動をある意味伴わない中でできる我々の独自の取組であります。こういったものもしっかりベースとして取り組みながら、今後のさらなる魅力の向上に資していきたいというふうに考えております。
もう一つ、ペンギンダンスのケロポンズでございます。これは、グランドオープンのときに特別なイベントとして、芸能人をお呼びしてペンギンダンス、オリジナルのダンスを発表したということでございます。そのダンスにつきましては、市内の全ての保育園に踊り方をレクチャーしたDVDを配ったり、実は近隣の市町村にも配っております。それらの取組について弱いんじゃないかというような御指摘でございます。市民や子供たちがこのダンスに取り組むという面について、今後、その取組が弱いとすれば、その効果と活用の方法を指定管理者と共にもう一回協議して、相談して、取り組めるものであれば取り組んでいきたいと思っております。芸能人の方が来て、特別なイベントとして発表していただいて、今現在は、取り組むとすれば、今度は私どもが市民レベルで、マゼランペンギンのまちということを標榜する中でのこのオリジナルダンスの創作ということにつながっておりましたので、それの活用ができれば、指定管理者の中で我々と協議をして、指定管理者の考えをお聞きしながら取り組んでまいりたいと思っております。
令和2年9月8日 文教経済常任委員会記録(1日目)
〔5目水族博物館費 水族博物館管理運営費〕
◆田中聡委員 水族博物館について、本当にオープンからおよそ2年がたって、人の流れですとか飼育の状況、またそれぞれいろんな皆さんから様々な方面からいろんな意見をいただいているところだと思います。今の上越市立の水族博物館ということで、管理を指定管理ということで八景島に任せているところ、市としては教育委員会が水族館を所管するということになっています。水族館オープンして2年がたちます。水族館を考えたときに、教育委員会が管理する以上、生物の生態等を学びとか学習につなげていく、貴重な生物の繁殖であったりとか、いろんな学習的な意味合い等もあると思うんですが、それと併せて多くの皆さんが期待しているのが観光の側面としての水族館、楽しむことを目的とした水族館、そういった見方があります。それらを考えて、令和元年の総括で結構なんですが、教育委員会としてやっていく中で、その思い、いろんな観光の観点もあるかもしれませんが、教育施設ということで1年間運用してきた中でどういったことに気を使われてやられてきたのか、そういったことがどういった評価につながって、これからの活動につなげていくというふうな評価になるのか、そういった取りまとめたもの、取りまとめたお考えがあればぜひ聞かせていただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか。
◎教育総務課長 教育委員会がうみがたりを管理しているということでの1年間の総括という御質問だったかと思います。うみがたりは、登録博物館ということでございまして、今ほど田中委員おっしゃられたように教育施設であるということを私どもとしては正しく認識しなければならないと考えております。したがいまして、水生生物を資料として収集、飼育、展示、教育普及に取り組んでいくというところが基本的な役割であるというふうに感じておりますし、そういったことを通じて命の貴さ、こういったことを伝えていくということになろうかと思います。その中で観光的な側面ももちろんあるわけで、そういったところも市民の皆さんも期待するところもあるかと思いますので、まずは教育施設として正しい認識を持ち、それを伝えていく中で、ひいては直江津地域の活性化の中の一つの施設となっていくことが望ましいんだろうと思っておりますし、その辺のところをしっかり認識した上で、今後も施設の管理運営というのを続けていきたいと思っております。
◆田中聡委員 分かりました。オープンから2年がたち、一時期の混雑もようやく落ち着きを見せ、これからやっと平常運転かな、地に足をつけての平常運転かなというところがありますので、ぜひ健全な運営に努めていただきたいと思っていました。
それで、この話お伺いしたのも、やはり教育委員会として水族博物館のコンセプトがあるのはもちろんなんですけれども、今課長が言われたとおり、やはり観光とか地域振興の面もあります。そういった同じ市役所の庁内でも関連する部署等々、情報交換であったりとか、意見交換であったりとか、水族館を核とした今後の在り方といったようなものの情報交換というのは何か定例的にやられたんでしょうか。そういった水族館だけの意見交換ではなくて、水族館を含めた各種方面との定期的な情報交換というのは令和元年度、そういった取組があったのかどうかというところをまずお聞かせいただきたいと思います。
○上野公悦委員長 観光交流部との連携も含めて、柳澤教育部長、お願いします。
◎教育部長 水族博物館でございます。水族館ではなくて水族博物館でございますので、ミュージアムということで博物館法に基づく施設として管理しております。教育委員会として企画政策部から建設後1年を経て受け継いで、教育施設として管理しているところでございます。この間、立地する場所が直江津地区ということで、さらに観光の一つの大きな目玉施設になるというようなことも含めて、地元の地域づくりを含めたまちづくりの部署、そして観光振興の部署、そして教育委員会、様々な関連する課が、例えば定期的に何か月に1回か集まって何々をしているということはないんですけれども、いろんな事例が起きたり、いろんな検討する内容が出たり、直近で言えば無印良品の進出、そういった大きな出来事に伴って、あの地区で何ができるのか、水族博物館を中心として何ができるのかということも含めて、関係課で寄って知恵を出し合ったり、こうしたほうがいいんじゃないかという意見交換をしたり、連携は密に取って、今現在水族館を核とした直江津地区、ひいては上越市の振興に進んでいるところでございますので、御指摘のようにこれからも関係する部署で情報連絡、共有をしながら、意思疎通をともに取って取り組んでいきたいと考えております。
◆田中聡委員 分かりました。今後も関係する課、部署で連携を取って進めていただきたいというところなんですけど、今回このお話質問したのは、本当教育委員会も、市内の教育に関わる問題ですとか、教育施設に関わる課題等も山積しておりまして、大変皆さん忙しい状況だというふうに認識しております。その中でこの水族博物館というものを管理していく中で、今の教育委員会の体制の中で果たして人員的にも大変なんじゃなかろうかというところがありまして、水族館を管理する部とか局といったものを何か特別に設けて専門的に見ていく、そんなことも市として必要なのではないかなというふうに感じるところがございました。これまで2年間、水族博物館がオープンする中で対応してきて、教育委員会として現在の体制で対応していけるというような状況であったかどうかというところだけ確認させていただきたいと思います。
○上野公悦委員長 今後の問題もありますが、総括的にお願いします。
◎教育部長 確かに様々な課題が山積する教育委員会の業務の中で水族博物館を適切に健全に運営していけるのかと御心配の向き大変ありがとうございます。正直申し上げまして、水族博物館の管理運営というものが我々教育委員会事務局としての仕事から考えると確かに異質な部分はございます。学校教育や社会教育の部分から考えると少し異質な部分はあるとは、それは感じます。ただ、博物館ということで、歴史博物館、それと同じように学芸員がおりまして、そちらの従事の下に運営している施設でございますので、教育委員会として現在の体制で運営していくということに変わりはございません。専門部署がどうかと今のお話でございますが、いずれにしても教育施設として位置づけている中で観光や地域づくりとの協議を進めながら、一緒になってこの施設を運営していく。そもそも今はなき旧水族博物館も教育委員会の所管でございましたので、改めて突然教育委員会にこの水族博物館が移管してきたというわけではございません。過去からの流れをそのまま我々が引き継いだと。むしろ建設するときだけ市長部局にあったと、そこがちょっと今までとは違った形で。したがいまして、過去からもこれからもずっと教育委員会でこちらの施設を管理していくということには変わりはないと思いますので、それを含めて適切な健全な運営をしていきたいと考えております。
◆安田佳世委員 ちょっとここで聞いていいのか分かんないんですけど、課題のところにも今回の鯨類の死亡に関しての検証委員会を立ち上げるという話が出ております。前回といいますか、前のバンドウイルカの死亡のときも、所管が違うと言われてしまえばあれなんですが、こういった検証委員会を立ち上げる際の経費というか、そこにかかる費用というのはここの管理運営費から出されているものなんでしょうか。
◎教育総務課長 基本的にはこの管理運営費の中で支出をするということになります。具体的なかかる経費とすれば、委員への報酬でありますとか、旅費、こういった経費になります。
◆安田佳世委員 決算のことじゃないんであれなんですけど、今回立ち上げた、もう既に立ち上がって検証をされていますけど、そちらについては令和2年度の予算の中で配分をしたという形なんでしょうか。答えていただけるようであればお願いします。
○上野公悦委員長 2年度に入るんですけども、1年生議員ですのでお許しください。お答えください。答えられるところまでで結構です。
◎教育総務課長 令和2年度の対応ということですけれども、当初予算の中ではそういったことは想定していませんで、予算上はなかったんですけれども、予算流用というような形で緊急時の対応なものですから、そういった対応で予算化をいたしまして、執行をさせていただいてございます。
令和2年9月9日 文教経済常任委員会記録(2日目)
△閉会中の継続調査について
○上野公悦委員長 閉会中の継続審査について、理事者は退席しないでそのまま御同席願います。
閉会中の継続調査について皆さんにお諮りいたします。
学校施設の長寿命化計画について、今後も引き続き調査を行うべきであると考えられることから、上越市学校施設長寿命化計画の策定について、さらに水族博物館のイルカについて調査を行うべきであると考えられることから、水族博物館における鯨類の死亡についてを閉会中の継続調査としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
令和2年9月17日 第5回上越市議会定例会会議録(3日目)
◆27番(江口修一議員) 会派創風の江口修一です。(中略)
それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。(中略)
(2)、将来にわたって小木直江津航路を存続すべきと思うが、市はどう考えているか。
大きな2番であります。うみがたりのイルカの死亡についてであります。(1)、上越市立水族博物館鯨類飼育環境検証委員会の委員にはどのような専門家を選任したのか。
(中略)
◎早川義裕教育長 江口議員の一般質問にお答えするに当たり、最初に上越市立水族博物館うみがたりにおけるバンドウイルカ及びシロイルカの死亡事案につきまして、議員の皆様をはじめ、多くの市民の皆様に御心配をおかけしておりますことを改めて深くおわび申し上げます。これらの事案を受けて、現在飼育環境について専門家による検証作業を実施しているところでございます。御質問は、この検証作業を行っている専門家についてであり、その選任理由についてお答えいたします。
上越市立水族博物館鯨類飼育環境検証委員会につきましては、水族博物館において発生した鯨類死亡を受け、その飼育環境について第三者による客観的考察を受けるために設置したものであり、飼育、建築、水質の各方面から現状とこれまでの対応について検証し、死亡に至った要因を明らかにすることを目的としております。この設置目的を踏まえ、会を構成する委員につきましては、鯨類の飼育環境に関して豊富な経験や知見を有する各分野の第一人者とされる専門家を候補とし、最終的に飼育分野3人、建築分野1人、水質分野1人、計5人から委員就任を御承諾いただいたものであります。
具体的に申し上げます。飼育分野には三重大学大学院生物資源学研究科の吉岡基教授、日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科、鈴木美和教授、同じく日本大学生物資源科学部獣医学科の渋谷久教授、建築分野には東京工業大学環境・社会理工学院建築学系の安田幸一教授、最後に水質分野には長岡技術科学大学大学院工学研究科の山口隆司教授の5人であり、先月7日に開催した第1回検証委員会において、委員の互選により委員長には吉岡教授、副委員長には鈴木教授が選ばれたところでございます。
次に、この鯨類飼育環境検証委員会の検証結果への対応についての御質問にお答えいたします。委員会における検証につきましては、本年11月頃までをめどに結果をまとめる予定としており、先月開催した1回目の委員会の結果を踏まえ、2回目の委員会の開催に向けた準備を進めているところであり、現段階において具体的な対応をお示しすることはできませんが、教育委員会といたしましては、施設の設置者として検証結果を真摯に受け止めて適切な対応を図るとともに、今後の鯨類の飼育展示に生かしてまいりたいと考えております。
令和2年12月3日 文教経済常任委員会記録
《 教育委員会 》
(報告)水族博物館における鯨類の死亡を受けたこれまでの対応について
◎教育部長 教育委員会の審査に先立ち、水族博物館における鯨類の死亡を受けたこれまでの対応について御報告いたします。
上越市立水族博物館うみがたりにおけるバンドウイルカ及びシロイルカの死亡事案に係る経過状況等につきましては、7月20日に開催された文教経済常任委員協議会の場において御説明させていただいたところであります。その中で教育委員会の対応といたしまして、水族博物館における鯨類の飼育環境について、第三者による客観的考察を受けるため、専門家による検証委員会を設置して、飼育、建築、水質の各方面から検証を行う旨を説明させていただいたところであり、その後、飼育分野3人、建築分野1人、水質分野1人、合計5人による上越市立水族博物館鯨類飼育環境検証委員会を立ち上げ、8月7日に第1回会議を開催し、11月頃までを目途に検証結果をまとめる予定としておりました。しかしながらこの8月7日の第1回会議において、委員から現地確認を含む状況把握を行っていただいたところ、各専門分野の視点から、さらに検討を深めるための新たな資料提出や、調査、実施の求めがあり、さらには、死亡した鯨類が当館に来る前に飼育されていた施設における飼育状況に関する情報の収集が必要となったことなどから、予定を上回る検証時間を要している状況下にあります。なおこのたび、これらの資料がほぼ整ったことを受け、11月29日に第2回会議を開催したところであり、終日をかけて委員が議論を重ね、また関係者からヒアリングを行うなど、各分野において詳細にわたる検証を行っていただきました。現在この会議の内容を踏まえて、各委員の専門的な検知から検証結果の取りまとめ作業を進めていただいているところであり、今後の予定といたしましては、第3回会議において検証の確定を行い、2月中にはその内容をお示ししたいと考えております。また検証について、教育委員会では施設の設置者としてその結果を受け止め、必要であれば適切な対応を図るとともに、今後の鯨類の飼育展示に生かしてまいりたいと考えているところであります。
報告は以上です。
○上野公悦委員長 ただいま柳澤教育部長から鯨類の死亡の検証状況について報告がありました。最終的には今の御報告どおり第3回目の検証がなって2月中に報告したいということでありますが、これまでの、皆さんから若干の質問を受けたいと思います。
◆田中聡委員 報告なので、本当にお答えいただける範囲で結構なんですが、先般11月29日に行われました第2回の委員会こちら非公開となったもので、新聞報道等では、若干のニュアンスは伝わってきましたが、教育委員会のほうから出席もされていると思います。詳細については言えないということは承知しておりますので、委員会での感想というか、全体の雰囲気だけでも結構なので、ぜひお聞かせいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎教育部長 現在検証最中でございますので、その内容についてまだお答えする段階にはないということを御理解いただきたいと思います。雰囲気ということなんですけれども、当日は午前10時30分から午後5時まで大分長い時間をかけて指定管理者、施設の設計業者、施工業者、そして私ども上越市教育委員会ということで、それぞれがそれぞれの立場で担当していることについて委員の皆さんからヒアリングを受けました。雰囲気といいますか、内容としましては、現実我々が取っている飼育の状況や前の環境についてのありのままのお答えをさせていただいたところでございます。それぞれの分野の委員の皆様からは、今後それぞれのデータに基づく検証と今回のヒアリングの結果を基に、検証の結果というものを出していただくということで、第3回目を今後開催したいというふうに考えております。
◆安田佳世委員 当初11月頃というお話だったので、なかなかどうなっているのかなというところが気になっておりました。今2月に報告が出るということですので、しっかりとまとめていただきたいというところではあるんですけれども、今回2回目である程度の検証がされたということなのですが、今後またこういったことが起きないために今早急に対応が必要なことは特にないというような理解でよろしいでしょうか。
◎教育部長 今後施設に対してあるいは飼育の方法に対して何か対応するべきものがあるかどうか、それも今後、今回の検証の結果ということで受け取ることになっておりますので、その結果を今待っているということでございます。
令和2年12月4日 総務常任委員会記録
○滝沢一成委員長 それは総務常任委員会でやったイルカの話のときに、委員会総意というものを出したけど、それは附帯意見ではなかった。
◆橋爪法一委員 あれは委員長見解。
令和2年12月7日 第6回上越市議会定例会会議録(2日目)
◆24番(渡邉隆議員) 渡邉隆です。通告に従い一般質問をいたします。
1つ目の質問は、水族博物館のイルカ死亡による検証についてであります。水族博物館うみがたりでは、平成30年6月のグランドオープンに向け、その年の4月にバンドウイルカ4頭、シロイルカ2頭の飼育を開始しました。その後オープンして間もない平成30年7月に1頭目のバンドウイルカが死亡、翌年の平成31年3月に2頭目のバンドウイルカが死亡、さらに本年5月に1頭目のシロイルカ、7月に2頭目のシロイルカが死亡するという事態が生じてしまいました。オープンからこの2年間で4頭の鯨類を失ったことを受け、所管する教育委員会では、第三者による客観的考察を受けるため、専門家による検証委員会を設置し、この11月をめどに検証をまとめると当初はしておりました。この項目について、以下3点についてお伺いします。
1点目、この検証委員会を立ち上げ、当初11月をめどに検証をまとめるとしたが、結果はどうだったのか。これについては、今月の3日の文教経済常任委員会、教育委員会の所管で、冒頭に検証をさらに進める必要性があるということから、2月までにまとめるとの見解を示されましたけれども、多くの市民が関心を寄せている問題でもありますので、改めてお聞かせください。
2点目、現在飼育する2頭のイルカについてでありますが、イルカの死亡前の環境の変化といえば、亡くなったことで、イルカの飼育密度だけであると考えます。現状のままで心配はないのか、この点についてお聞きします。
3点目、今回の検証を機にとの表現は、死亡してしまったイルカに対して適切な表現ではありませんけれども、イルカの展示の在り方や上越水族館の個性を再考する考えはないか。例えば飼育頭数日本一を誇るマゼランペンギンの展示をさらに充実させるなどの検討をすべきではないかと考えます。
(中略)
◎早川義裕教育長 渡邉議員の一般質問にお答えいたします。
最初に、水族博物館の鯨類飼育環境の検証に関し、検証結果についてでありますが、上越市立水族博物館うみがたりにおけるバンドウイルカ及びシロイルカの死亡事案につきまして、専門家による鯨類飼育環境検証委員会を設置し、11月頃までを目途に検証結果をまとめる予定としていたところでございます。しかしながら、8月7日に第1回会議を開催し、委員から現地確認を含む状況把握を行っていただいたところ、各専門分野の視点から、さらに検討を深めるための新たな資料提出や調査実施の求めがあり、さらには死亡した鯨類が当館に来る前に飼育されていた施設における飼育状況に関する情報の収集が必要となったことから、予定を上回る検証時間を要している状況下にございます。なお、このたびこれらの資料が整ったことを受けて、先月29日に2回目の会議を開催したところであり、終日をかけて委員が議論を重ね、また関係者からヒアリングを行うなど、各分野において詳細にわたる緻密な検証を行っていただきました。現在この会議の内容を踏まえて、各委員の専門的な見地から検証結果を取りまとめ、作業を進めていただいているところであり、今後の予定といたしましては、3回目の会議において、検証結果を確定し、2月中にはその内容をお示ししたいと考えております。
次に、イルカ飼育の現状についての御質問にお答えいたします。
現在、飼育展示している2頭の個体につきましては、この間議員の皆様をはじめ、多くの市民の皆様に御心配をいただいているところでありますが、現在2頭とも健康上の問題は生じておらず、日々運動や遊びとして、健康管理に欠かせないトレーニングやパフォーマンスを元気に行っており、御来館いただく皆様を愛らしい姿でお迎えしております。なお、指定管理者におきましては、日々の状態の観察はもちろんのこと、特に気温の低下する冬の期間は、体調を崩しやすい時期でもありますことから、体重の増加による体力強化を図るための給餌量、餌の量の調整を行うなど、獣医師やトレーナーが細心の注意を払い、飼育しているところであります。加えて本年においては、定期検査の頻度を増やしているほか、感染症予防のためのビタミン剤投与の開始時期を例年より早めるなど、より一層健康管理に配慮しながら、日々の飼育を行っているところであり、今後も引き続き万全の体制を取ってまいりたいと考えております。
また、飼育、展示環境の見直しの要否につきましては、現在行っている検証の結果によりますことから、その内容を踏まえ、指定管理者とともに適切に対応してまいります。
次に、今後の生物展示の在り方についての御質問にお答えいたします。
イルカの展示につきましては、旧水族博物館時代から市民の皆様に夏の風物詩として親しんでいただいているものであり、現在のうみがたりにおいても、市民の皆様の御期待にお応えして、通年展示が可能な専用プールを設け、当館を代表する展示として位置づけております。こうした経緯を尊重し、このたびの検証結果が明らかになった際には、これらを真摯に受け止めるとともに、今後のイルカの飼育展示に生かしてまいりたいと考えているところであります。水族博物館では、イルカのほかにも約300種の個性あふれる生物を様々な形で展示しており、展示の内容や方法の工夫、改善には、指定管理者が日頃から取り組んでいるところであります。中でも、日本一の飼育数を誇るマゼランペンギンの展示は、水族博物館を代表する展示の一つであることから、これまで長年の飼育や繁殖の実績を基に、種の保全に向けた取組を進めてまいりました。これが奏功し、昨年10月にはマゼランペンギンの保全に向けた協力協定を締結しているアルゼンチン共和国チュブ州政府から、国内で初めてとなるマゼランペンギンの生息域外重要繁殖地として指定を受けました。当館が同種の保全にとって重要な施設であることが認められたことにより、施設の価値のさらなる向上と他の水族館との差別化が図られたところであり、指定管理者におきましても、本年の繁殖期に合わせて、繁殖をテーマとした企画の実施も計画しておりましたが、コロナ禍によって、残念ながら中止を余儀なくされたところであります。今後も生息域外重要繁殖地として、繁殖や保全をテーマとした企画の実施はもとより、飼育や繁殖技術のさらなる向上を図り、マゼランペンギンの保全を進めるとともに、水中での給餌、入館者を対象とした給餌体験、各種イベント等への出張展示、行動特性を生かしたペンギン館長の開館宣言の実施など、当館ならではの展示に取り組み、イルカと並んで当館を代表する展示として、より磨きをかけてまいりたいと考えております。
引き続き、うみがたりの魅力を市内外に広く発信するとともに、お越しいただく多くの方々が思い思いに学び、楽しむことができる水族博物館として、指定管理者とともに展示や企画展等の充実に一層努めてまいります。
私からは以上です。
2018年6月にリニューアルオープンした上越市立水族博物館「うみがたり」で、この2年間の間にイルカが次々死んでいます。当初、指定管理者である株式会社横浜八景島が運営する「横浜・八景島シーパラダイス」からハンドウイルカ4頭(メ[…]
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