ことの発端は昨年8月、アニマル・ジャスティスがオンタリオ州ロンドンのセント・ジョゼフズ病院の研究室で、犬たちが何時間にも及ぶ心停止実験を受けていた様子などを衝撃的な映像と記事で公開したことでした。
Whistleblowers expose cruel heart attack experiments on dogs…
2人の勇敢な内部告発者がおり、ケージで同居する「シュガー」が実験で殺された後、悲しみに暮れ、孤独になった、優しい子犬「ソルト」の痛ましい詳細を語りました。
ソルトは絶え間なく鳴き続け、水入れに顔を何度も浸すなど、明らかに精神的な苦痛の兆候を示していました。内部告発者たちはソルトを慰めようとしましたが、約2か月後、ソルトも殺され、ほかの犬たちと一緒に容器に詰め込まれ、処分されました。
こうした数々の動物たちの苦痛が公開されたのち、セント・ジョセフズ病院は犬を使った動物実験を中止し、生き残った犬たちを一般家庭に譲り渡すと発表しました。
アニマル・ジャスティスは、今回成立した法律を「ソルト法」と呼んでいます。
法案は5月14日に可決しましたが、まだ施行はされていません。国王裁可(Royal Assent; 州法では各州において副総督(Lieutenant Governor)が国王の代理として裁可を行うとのこと)を経て、正式に法律として成立します。
この法律に違反した個人は、最高26万ドルの罰金と最高2年の拘禁刑に処せられる可能性があり、企業は最高100万ドルの罰金を科される可能性があります。
「ソルト法」を含む法案第75号を見ると、犬と猫の研究目的の繁殖も禁止されています。
画期的な法律ができたことを、心より歓迎します。
第75号法案本文より
犬の動物実験廃止の署名が行われています
アメリカではちょうど今、動物実験のために犬を繁殖してきたリッジランファームズ社から1500頭のビーグル犬をレスキューするためのアクションが日々話題になっています。リッジランファームズでは数多くの動物福祉上の違反が指摘されてきており、既に今年7月1日付けで州の繁殖ライセンスを返上することになっていますが、まだ営業ができるため、犬たちが動物実験に渡らないよう、活動が続けられています。
ブルーマウンズ 、ウィスコンシン州、5月4日 (AP) ー 最近抗議活動が行われていた米中西部五大湖地方ウィスコンシン…
311 state violations. Surgeries without anesthesia on consci…
リッジランファームズは、日本の農林水産大臣が指定する試験研究用の犬猫の生産施設リストに載っているため、日本にも実験犬を輸出してきたはずです。エンヴィーゴに続いてリッジランファームズでも大きな生産施設が廃止に追い込まれていることに、時代の大きな流れを感じます。
日本ではまだ強い世論をつくりだせていないのが歯がゆいところですが、海外の動きは必ず日本にも到達します。
ヒューメイン・ワールド・オブ・アニマルズ(HWA、旧HSUSとHSI)が犬の動物実験の廃止を求める署名を集めているので、ぜひ協力してください。アメリカ政府だけではなく、世界各国の政府への要請となっています。(英語。氏名と国、メールアドレスで署名できます。)






