現在、東京都国立市立の小学校でうさぎの飼育をしているのは、第一小学校と第二小学校の2校です。
第二小については、新規のうさぎ小屋の建設が中止になったことをお伝えしましたが、もう1校の第一小のうさぎたちについて、先週、屋外飼育の様子がSNSで広まり、多くの方々から心配の声が挙がりました。
その経緯について、若干事実と異なることが報道されましたので、実際にうさぎを見に行った、最初の発信者であるスモールアニマルレスキュー(SAR)からのレポートを公開いたします。事実を知っていただきたいので、当初どのような様子であったかについてもPDFで公開しました。
以下、寄稿を受けたレポートです。
ページの最後に、第二小の小屋建設中止についての補足のお知らせも掲載しました。
注目を集める学校うさぎ
改善を求める発信者に取材をしないスポニチアネックス偏向報道

肝心の発信者に取材なしで報道するスポニチ
夏の暑さが厳しさを増す中、東京都の国立市立国立第一小学校(以下、第一小)の屋外飼育で猛暑に苦しみ呼吸の荒いうさぎの様子がSNSで拡散され、学校は急速な対応を迫られました。SNSの発信元は有志のボランティアで構成された、小動物の飼育改善と啓発を行うスモールアニマルレスキュー(SAR)のメンバーです。
メンバーが第一小に赴いて、酷暑で死の危険にさらされ苦しんでいるうさぎや不衛生な小屋の様子を視察し、それぞれのアカウントから投稿しました。投稿は予想外の反響を集め、共感するものがほとんどでした。
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その後、うさぎたちは室内に移されましたが、その経緯を「屋外飼育、猛暑で批判殺到」として、スポニチアネックスが取り上げ、記事になりました。
しかし、スポニチは第一小のみに取材をし、発信元である私たちには取材をしていないうえ、現状を訴えている投稿すら記事に入れていません。そして「一部SNSにて誤った情報が流れている」という記述まであり、これではまるで私たちがデマを流したかのように受け取られてしまいます。
私たちの発信が真実であることを示すために、国立市立国立第一小学校、国立市教育委員会、東京都動物愛護相談センター多摩支所に提出した現地視察レポートを公開します。
スポニチアネックスの記事にはSARの記録や認識と一致しない部分も見受けられます。例えば、記事中に「批判を受けて22日午前に屋外から室内に移した」とありますが、実際は22日の午前中にはうさぎたちはまだ屋外いました。
室内に入ったのは22日の午後になってケージが届いてからです。この時点ではうさぎたちはまだ1匹ずつ室内に入れるとされ、夜にはエアコンを切る可能性もあり、それについてもSNSに投稿していました。
そしてうさぎの様子を知らせる「一小プチニュース」が第一小のホームページにアップされました。写真から2匹が入っているのはケージで、まだサークルではないことがわかります。
現状を訴えた側に取材をしない一方的な記事は、事実確認がとれていないだけでなく、連携を結び始めた学校と有志ボランティアとの間に亀裂を生じさせかねません。私たちは一切の誇張なく常に事実の発信を行い、現状に対応しています。

届いた声、学校飼育の今後
そして7月24日、以下のことが確認できました。
- サークルが届いたら2匹を同じサークルで飼育する。それまでは2匹がなるべく一緒にいられるよう工夫をしている
- 24時間適正温度で管理された室内飼育を継続し、もう屋外に出すことはない
- 耐震工事中だが、別の校舎なので騒音や停電の心配はない
- 適切な家庭への譲渡も視野にいれている
うさぎたちのために早急に対応し、改善してくださった校長、先生方、そして教育委員会に感謝いたします。これも声をあげてくださったみなさまのおかげです。
ココアとラテの2匹はいつも寄り添っているとても結びつきの強いペア(ボンデッドペア)です。室内に入っても、ケージ飼育では狭さや圧迫感でストレスがかかること、そして別々のケージに入れられることが何よりも心配でした。
だたし、不具合によるエアコンの停止や、教員の異動の際に確実に引継ぎができるかなどの懸念が残ります。これまで対応してきた学校すべてが飼育に関する引継ぎが適切に行われていなかったからです。この先、教員が異動になっても引き継がれるか、現状から悪化しないか、今後も注視が必要です。
また、このレポートは私たち発信者に取材をしないまま報道をしたスポニチアネックスに対するものなので、どうか第一小や教育委員会への電話や意見はお控えいただくようお願いいたします。今後もSARは学校と連携をとってまいりますので、見守っていただけますと幸いです。
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今や学校にうさぎやモルモットなど、動物がいる事自体、受け入れられない時代になりました。もしも学校に不適切な飼育に苦しむ生き物がいたら、鶏やカメなども含め、ぜひ学校や教育委員会、愛護センターに意見を届けてください。声をあげることは決して無駄ではありません。
スモールアニマルレスキュー(SAR)

補足のお知らせ:国立第二小学校のうさぎ小屋新設は中止になっています
今回、うさぎの扱いが問題になったのは、第一小学校です。
以前、PEACEからも中止のためのご協力をお願いしました新規うさぎ小屋建設計画があったのは、国立市立第二小学校で、今回の学校とは別の学校です。
SNS等でご報告しましたとおり、第二小のうさぎ小屋建設は、中止となりました。これも皆さまが声をあげてくださったおかげです。本当にありがとうございました。良い方向に向かっていると思います。
また、スモールアニマルレスキューが実施していた国立第二小学校と国立市教育委員会に対する署名は、本年5月12日付で郵送にて提出されたとのことです。中止決定に対するお礼と、署名でも挙げられていた下記2点(赤字部分)に関する要望書も一緒に提出されています。
第二小について署名で要望したこと
●屋外うさぎ小屋の新築を中止してください⇒実現したので、その御礼
●学校のうさぎの飼育を廃止してください
●現在飼育されている2匹のうさぎを、厳正な審査の上、適切な家庭に譲渡してください

これまでの経緯
国立第二小学校のうさぎ小屋新築は中止となりました! ご協力・拡散をありがとうございました。詳しくはスモールアニマルレスキューからのお知らせをご覧ください⇒https://c.org/hzX9GCKVNF以下の記事は、呼びかけ当時のまま残[…]
国立第二小学校のうさぎ小屋新築は中止となりました! ご協力・拡散をありがとうございました。詳しくはスモールアニマルレスキューからのお知らせをご覧ください⇒https://c.org/hzX9GCKVNF以下の記事は、呼びかけ当時のまま残[…]
うさぎやモルモットの適正飼育の啓発と、学校うさぎの廃止をもとめ活動する「スモール アニマル レスキュー」にPEACEのメンバーも参加しています。学校飼育の現場で実際に起きていることをもとに、レポートを寄稿してもらいました。ぜひ皆さまの地[…]




