2019年、学位取得のために動物実験を行うよう迫られる3人の若者たちの苦悩に焦点を当てたドキュメンタリーが公開されました。
英国アカデミー賞(BAFTA賞)受賞監督であるアレックス・ロックウッドによるショート・ドキュメンタリーで、タイトルは『Test Subjects』。
日本語では、被験者たち、実験台にされるものたちという意味です。
動物実験における動物たちのことでもありますが、この映画では、動物実験という科学界の定石の手段を受け入れるかどうかという課題を試された学生自身のことであるように感じます。
登場するのは3人の若い女性たち。かつて博士課程に在籍していた3人それぞれが、学術界の期待と葛藤した日々を振り返り、語ります。彼女たちが下した極めて個人的な決断は、やがて彼女たちの人生やキャリアの進路を大きく変えることになります。
公開時に広く見てほしいと思いましたが、いかんせん英語でした。しかし、このたび、このドキュメンタリーの製作総指揮を務めたPETAが、日本語字幕版を公開しました。
学位をとるためだけに多くの動物実験が行われているのは、日本も同じです。それを受け入れないとキャリアを築けない同調圧力があることも、このドキュメンタリーで描かれたのと同じでしょう。動物実験を考えるときに避けられない問題だと思いますので、ぜひ見てほしいと思います。
映画公式サイト
Test Subjects



