旭山動物園職員による殺人事件に関する市議会での質疑(2026年5月20日)
2026年4月に発覚した旭山動物園の飼育員による妻の殺害事件について、市議会でも質疑が行われた。発言記録から該当部分を抜粋する。(太字・オレンジ字はPEACEによる)
この期に及んで旭山動物園を称えるような内容も多く、市の施設がこのような事件を起こしておきながら市議らに自覚があるのだろうと甚だ疑問だが、動物園の管理に関する重要な質問もされている。ただ、ほぼ報道されており、新しい知見が得られるような内容ではないかもしれない。市の答弁は、捜査中で回答できないというものばかりである。一部は改善したと言っているが、具体的にどのような改善を行ったのかは不明である。
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令和8年度経済建設常任委員会
日時
令和8年5月20日(水曜日) 午前10時
旭山動物園職員の逮捕等に係る対応について、経済部長から報告があった後、駒木 おさみ、能登谷 繁、金谷 美奈子、皆川 ゆきたけ各委員からそれぞれ質疑があった。
発言記録
全文記録・経済建設常任委員会(令和8年5月20日)(PDF形式 426キロバイト)
該当部分抜粋
○江川委員長 〔中略〕次に、(6)旭山動物園職員の逮捕等に係る対応について、理事者から報告願います。
○浅利経済部長 去る4月30日に、旭山動物園に勤務する職員が死体損壊の容疑で逮捕されるという事態が生じたところでございます。
本件に伴いまして、動物園の開園を延期することとなりましたこと、議員各位はもとより多くの方々に大変な御不安と御心配をおかけしておりますことにつきまして、まずは心よりおわびを申し上げたいというふうに思います。
以下、これまでの経過等につきまして御説明をさせていただきたいと思います。
まず、事案対応に係る初動から開園日の延期に至る一連の経過について、御説明を申し上げます。
4月23日の夕方、旭川東警察署から、旭山動物園に勤務する職員への事情聴取を行いたいという電話連絡があり、当該職員が、警察の任意同行に応じるとともに、園内の捜査が行われたところでございます。
翌24日の早い段階で、警察の嫌疑が重大なものであることが判明し、同日の早朝に園長から私のほうが状況報告を受けまして、その後、市長、副市長、関係部局とも情報を共有し、市長等の指示を仰ぎながら対応を継続する中、4月27日には、夏期開園日の2日間延期を決定したところでございます。
開園延期に至った経過でございます。
夏期開園日の延長に至った経緯でございますけれども、警察の捜査への協力に伴う夏期開園準備の遅れ、それから職員の心理的な負担、そして安心して来園いただく受入れ体制の構築が必要な状況でございました。
これらを踏まえまして、夏期開園日を2日間延期する判断をいたしまして、まずは4月27日に市長コメントを発出、そして翌28日の市長臨時記者会見において、5月1日からの夏期開園に至る経過を説明したものでございます。
捜査協力についてです。
警察の捜査に対しましては、これまでに園内施設の実況見分への立会いでありますとか、職員など関係者への事情聴取に対応してきたほか、動物園が保有する映像、物品、資料等の提出にも応じるなど、全面的に協力をしてきたところでございます。
今後につきましても、引き続き警察の捜査に対する全面的な協力を行ってまいります。
続いて、資料を提出させていただいておりますけども、夏期開園後の入園者数についてでございます。
開園後の動物園の状況でございますけれども、開園日当日は、市長及び園長が正門の広場に行って来園された方々のお出迎えを行い、開園を待ちわびた市民の皆様をはじめ、多くの来園者の笑顔が見られたところでございます。
夏期開園後の入園者数につきましては、お手元にあります資料にまとめてございます。

開園日からゴールデンウイーク期間の累計で申し上げますと、昨年が4月26日から5月6日までの11日間で5万9千329人、今年が5月1日から5月6日までの6日間で5万2千179人でありました。
累計といたしましては、昨年よりも7千150人の減でございますが、1日当たりの平均入園者数は、今年が8千697人となりまして、昨年の5千394人と比較しまして約3千300人の増というふうになってございます。
また、繁忙期であります5月1日から6日までにかけての6日間に絞って比較しますと、昨年が4万4千576人でありますので、今年は同期間で前年比7千603人、約17%の増となってございます。
入園者増となった要因といたしましては、連休の並びがよかったことに加えまして、昨年と比較し天候に恵まれたことなどによりまして、多くの来園者に来ていただいたものと認識をしております。
一方で、夏期開園の時期につきましては、開園が早過ぎたのではないかといった御意見も頂戴しているところでございます。こうした御意見につきましても真摯に受け止め、引き続き、警察の捜査への協力と、丁寧な情報提供に努めてまいりたいと考えてございます。
また、これまでに動物園職員やスタッフに対しまして、来園者の方々から直接あるいはSNSやメールなどによりまして、旭山動物園を応援したいという数多くの励ましのお声もいただいておりまして、こうした声を励みに、徐々に通常の運営体制に移行できるように取組を進めているところでございます。
最後に、今後の対応でございますが、繰り返しとなりますけれども、今後も、警察の捜査に対する全面的な協力を行うとともに、変わらぬ動物たちの魅力の発信に努めてまいります。
なお、捜査協力による臨時閉園でありますとか、一部のエリアの封鎖なども想定されますことから、来園者または来園を予定されている皆様に対しても、これまで同様丁寧な情報提供を行うとともに、安心して来園いただけるよう対応してまいります。
以上でございます。
○江川委員長 ただいまの報告につきまして、特に御発言ございますか。
○駒木委員 公明党の駒木おさみです。ただいま部長から御報告ありましたように、旭山動物園職員の逮捕等に係る対応について、3点ほど質疑をさせていただきたいと思います。
今回の事案は、市民の皆様の信頼を大きく揺るがす極めて重大な問題であります。
事件発覚後の中で、その不安の中にあっても旭山動物園の動物たちを守り、また、来園者を迎えるために、現場で懸命に汗を流してこられた職員やスタッフの皆様の心に寄り添いたい、そういった思いで私たち公明党議員団としても、夏期開園日、2日延期になりましたが、この日を待ちわびて行きました。
マヌルネコの絵が描かれた年間パスポートも購入し、今年何度も足を運んでいきたいなというふうに思っております。
その後も、ゴールデンウイークの連休中も、中学生の息子、また家族と足を運ばせていただきましたが、そのゴールデンウイークの最中でも夏期開園日を待ち望まれていた市民の多くの皆様と全国の皆様、多くの人であふれていた、その姿を見たとき、私も本当に感動と安堵した気持ちになりました。
そして、先日、旭山動物園のホームページに中田園長からのメッセージが掲載されましたが、その中で、今回の事態に対する深いおわびとともに、動物たちの元気な姿を発信し、動物園本来の役割を果たしていくこと、そして、信頼回復に努めていくという、誠実な決意が示されておりました。 中田園長のメッセージに込められた並々ならぬ覚悟と、旭山動物園を包み込む市民の皆様の温かい思いを厳粛に受け止め、順次質問に入らせていただきます。
夏期開園後の園内及び職員スタッフの皆様の様子、さらには、来園者の状況についてお伺いします。 捜査が継続する異例の事態の中で、夏期開園が延期となり、現場を預かるスタッフの皆様の精神的な不安は想像を絶するものがあったと推察いたします。
実際に開園を迎えて、多くの来園者の皆様が、いつもと変わらない温かい雰囲気の中で楽しまれている姿、また、多くの子どもたちの笑顔に接したとき、現場の皆様のお気持ち、また、来園者の受け止めはどのようなものであったのでしょうか、改めてお伺いします。
○中田旭山動物園長 先ほど部長より報告させていただきましたとおり、夏期開園後、ゴールデンウイーク期間中は、比較的天候に恵まれ、多くの来園者に動物園にお越しいただくことができました。
例年と異なり、捜査が継続する中で、それに支障が生じないよう、対策を講じる必要がありましたが、実際に開園し、多くの方々が動物を間近にして興味深く観察するまなざし、子どもたちの満面の笑顔などに接することで、園としても、徐々に通常の体制で来園者をお迎えできるようになったと感じているところでございます。
○駒木委員 園長から、捜査の支障とならない対策に苦慮される中、子どもたちの満面の笑顔に接することで、救われる思いで通常の体制を取り戻していかれたという御答弁をいただきました。
現場の皆様のこれまでの御奮闘に心から敬意を表します。 一連の報道や警察の捜査なども、一定の経過をたどり、園内が少しずつ日常を取り戻しつつある今、全国から届いている多くの支援の励ましの声は、現場の皆様の御努力に対する信頼のあかしであります。
先ほど触れました中田園長のメッセージのとおり、旭山動物園が動物たちの本来の姿を発信し、旭山動物園の役割を果たしていくことが何より重要であり、それが旭川市民の皆様や全国の、全世界のファンの皆様への一番の安心につながると考えています。
新しいシーズンを迎え、リニューアルしましたマヌルネコ舎や、子どもたちが体感できるコンセプト遊具、障害の有無にかかわらずみんなで遊べるインクルーシブ遊具など、すばらしい見どころが整備されました。 これらを活用し、旭山動物園が未来へ向けて力強く歩んでいる姿を今シーズンはどのように発信されていかれるのか、旭山動物園が未来に向かって力強く歩んでいるということを広く知っていただくために、今後の飼育ガイドや広報宣伝、イベント、具体的な方策、取組の予定など、お示しいただきたいと思います。
その中で感じるのは、これまであさひやま・キッズ・Zooとか、夜の開園とか、そういったことも、例年、楽しみにされている多くの方がいらっしゃいます。今年においても、どうか継続して進めてほしいという声もございますので、そういったことも含めて、お示しいただけたらと思います。
○中田旭山動物園長 当園職員が重大な容疑で逮捕され、捜査がまだ継続しているという状況には変わりはありませんが、当園として、動物たちの元気な姿を発信し、園本来の役割を果たしていくことが重要であると考えております。
特に今シーズンはマヌルネコ舎をリニューアルオープンし、斜面を利用した岩棚や芝生ゾーンを設置して、マヌルネコらしい動きや特性を御覧いただける施設を整備いたしました。
また、園内2か所には、新しい遊具施設としてレッサーパンダの吊り橋や、ヤギの平均台など、いろいろな動物の能力を体感できるコンセプト遊具のほか、障害の有無や年齢性別にかかわらずみんなで遊べるインクルーシブ遊具を整備したところであり、こうした見どころを、園内はもとより公式ホームページやSNS等を活用しながら、積極的に発信してまいろうかと思っております。
○駒木委員 今、園長から新施設の見どころを公式ホームページやSNSを通じて積極的に発信し、旭山動物園本来の役割を果たしていくということを改めて、前向きな決意を伺いました。
この間も、多くの動画やSNSに動画を頻回に上げてくださって、多くの人がそれを見て、旭山動物園の元気な姿を見て、来園できなくても、安心された方も多くいらっしゃったのではないかと思います。
最後に、遠足や修学旅行など、団体利用への影響の見通しについてお伺いします。
先日、市内の保育園の方から、園児を旭山動物園に連れていったところ、本当に喜んでいて、時間がたっても帰りたくないという子どもが多くいらっしゃったという、大変ありがたいお話を伺いました。
このときに、保育園の方が旭山動物園の今回の事案を受けて行こうか迷った中で、決断をして旭山動物園に行かれましたが、迷っていた自分が本当に恥ずかしかったという、その子どもたちにこの旭山動物園を見せてよかったというふうに思って、その場にいた自分のその小さい気持ちに猛省したっていうような、ちょっと複雑な心境も伺いました。
そういったエピソードも受けながら、全国にこういった方も多くいらっしゃると思います。 子どもたちにとっては、これまでどおり、旭山動物園は変わらず、最高の場所であります。一方で、今のエピソードとは真逆に、大切な子どもたちを送り出す親御さんや学校関係者の皆様の中には、一連の報道を受けて、心配や不安を抱えながら見守られている方もいらっしゃるのが現実であります。
報道直後には一部のキャンセルも見られたとのことでありますが、現時点での団体申込みの動向や、これからのピークを迎えるシーズンへの影響の見通しについてお伺いします。
○浅利経済部長 おっしゃっていただいたとおり、この事案が報道された当初につきましては、遠足などの団体申込みのキャンセルなどが一定限見られたところでございますが、現時点ではキャンセルが増えたり、あるいは団体申込みが目立って減っているというような状況はないというふうに報告を受けているところでございます。
ただそのような中、このような重大な事案が起きたということで、予断を許さないというふうには思っておりますが、先日も親子の遠足で多くのお子さんにお越しいただきましたし、今、園長からも答弁させていただきましたけども、新しい遊具でありますとか施設、さらには芝生の上で、お子さんたちが元気に走り回る姿が見られたということで、平常の旭山動物園に少しずつ近づきつつあるのではないかなと思っておりまして、今後につきましても園の運営に努めてまいりたいというふうに考えております。
現代は、いわゆる変革の時代というふうに言われておりますけれども、それとは逆に、変わらないものに対する価値が、私自身あるものだと思っております。
旭山動物園がこれまで一貫して発信してきたことでありますとか、動物たちの行動の魅力、これは変わらないものでございまして、それらを求めて多くの来園者が旭山動物園に来ていただいているというふうにも思っております。
したがいまして、今後におきましても、旭山動物園の変わらぬ魅力を発信し続けることで、大人も子どももこれまでと変わらぬ笑顔になっていただける動物園であり続けるよう、関係職員一同、これまでに増して努力をしてまいる所存でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○駒木委員 直後にはキャンセルがあったものの、現時点では目立った減少はなく、親子遠足などで多くの子どもたちが元気に走り回ってくれているというお話を部長から伺い、本当に安堵いたしました。
今回の事案を経てなお、多くの笑顔が園内にあふれているという事実は、不安を抱えながらも現場を守り抜いてくれた職員の皆様の情熱と、そして何より、私たち、旭山動物園を傷つけたくないという、自分たちの手で支えたいと願ってくださった旭川市民の皆様、全国、全世界の多くの皆様が、今の旭山動物園を支えているのだということを強く感じております。
中田園長から発信されたメッセージのとおり、動物たちの元気な姿を発信し、本来の役割を果たしていくことこそが、信頼回復への唯一の道であると思います。 先ほど答弁にありましたように、積極的な情報発信、そして、安定した園の運営を通じて、旭川市民の皆様の温かいお気持ちに応え続けていくことを強く望みます。
市民の皆様が再び心の底から誇れる旭山動物園と、笑顔で胸を張れる日を共につくり上げていくことを期待しています。
私も旭山動物園に行きまして、変わらないもの、部長の御答弁にもありましたけども、息子の成長とともに見方も全然違うなと思うのと、息子が小さいときにあんまりこんなにゆっくり見ることなかったなあと思って、今成長して、十代になって見ていくと、改めて動物の魅力っていう、「伝えるのは、命」っていうのを改めて、息子だけじゃないですね、私も年を重ねて、感じるものが全く変わるなと思って、そういう意味ではやっぱり何度行っても伝わってくるものって違うなあと思って、また再び今年何度も足を運んでいきたいなと思います。心から応援をしていきたいと思います。
私の質疑は以上になります。ありがとうございます。
○江川委員長 ほかに御発言ございますか。
○能登谷委員 旭山動物園職員の逮捕等に係る状況について、私のほうからもお聞きしたいと思います。 まず、今回の事件で非業の死を遂げ、亡くなられた方の御冥福をお祈りしたいと思います。
また、その遺族の方にもお悔やみを申し上げます。
最初に、動物園の位置づけについて確認いたします。
動物園は単なる観光施設ではなく、博物館法に基づく社会教育施設です。
旭山動物園では、命の大切さを教えることが主要なテーマになっています。
その命の大切さを教える社会教育施設において、職員がこのような事件を起こすこと、ましてや遺体損壊の現場になってしまったことは、重大な事態であると考えます。これらについての市の認識を伺いたいと思います。
○浅利経済部長 旭山動物園につきましては、本市の重要な観光資源の一つとして多くの方に親しまれてきた施設でございますが、御指摘のとおり、令和6年2月に博物館法に規定される登録博物館として登録されまして、「伝えるのは、命」を一貫したテーマに掲げてこれまで運営に努めてきたところでございます。
こうした中で、動物園に勤務する職員が重大な容疑で逮捕されるといった事態につきましては、市民の皆さんと一緒に育ててきた旭山ブランドを傷つけることになりましたし、警察の捜査への協力などによりまして、当初予定をしていた開園日を2日間延期するという結果にもなりましたことにつきましては、市としても重く受け止めているところでございます。
○能登谷委員 施設の管理についても伺います。 報道で知った限りでは、今回の事件は動物園の職員が夜間に施設に入り、しかも焼却施設を稼働させたということになっています。動物園の職員は、夜間や休日も含めて、敷地内や建物に自由に出入りできるということなのでしょうか。施設管理はどのようにされていたのか、具体的に伺いたいと思います。
○浅利経済部長 御質問について、事件に関わる部分につきましては捜査中の事案でもありまして、答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、基本的に動物園に勤務する職員が夜間等に敷地内や執務する事務所に入るための鍵は、常駐している警備員が管理を行っている状況でございます。
○能登谷委員 鍵の管理は常駐している警備員が行っているということで、答弁がありました。 それでは、職員の労務管理について伺います。 当該職員の勤務実態はどうだったのか、特に時間外や休日出勤の管理はどうだったかお示しいただきたいと思います。夜間の出入りが常態化していたのか、それは当該職員だけなのか、みんな同じ実態なのか、お聞かせいただきたいと思います。
○浅利経済部長 当該職員に限定した時間外実績等につきまして答弁は差し控えさせていただきたいと思いますけれども、昨年度の旭山動物園全体の時間外勤務量は6千927時間、1人当たりで申し上げますと年間216時間、これを1月当たりにしますと平均は18時間ということになりまして、私ども経済部全体の平均と大きな差異は見られないというような状況でございます。
年中営業している動物園ということもあり、週休日が変則的な園の職員においても、休日勤務でありますとか夜間帯の勤務が常態化しているということはないものと認識をしております。
また、動物園特有なことでございますけども、ある動物が生まれそうだとか、あるいは亡くなりそうだとか、そういった場合につきましては、極力事前に所属長である園長が命令を行っているということになりますけども、事前に命令が受けられないような場合につきましては、当時の業務終了後にその内容と勤務終了時間を直ちに報告するような対応を行っているところでございます。
○能登谷委員 そうなりますと、当該職員は犯行目的のために時間外勤務を装い、警備員の管理を突破して、施設に侵入したということになるんでしょうか。
○浅利経済部長 少なくとも、時間外の命令は当日は行っていないというふうに聞いているところでございます。
○能登谷委員 続いて、焼却炉の管理についても伺いたいと思います。 当該職員は、動物園の焼却炉を遺体損壊の現場にしたという疑いで逮捕されています。動物園の焼却炉は、公害防止条例の届出や、それからダイオキシン類対策特別措置法の届出も必要な施設ですが、焼却炉の管理基準や法的根拠をまずお示しいただきたいと思います。
○浅利経済部長 一般に焼却炉につきましては、その能力や規模等に応じまして、廃棄物処理法でありますとか大気汚染防止法のほか、御指摘の旭川市公害防止条例でありますとか、ダイオキシン類対策特別措置法に基づく許可あるいは届出が必要なものになってございます。
動物園の焼却炉につきましては、所定の届出を行った上で、例えば適正に燃焼できる機能が保持されているかどうか、あるいは燃焼ガスの排出方法の管理でありますとか、ばいじんや焼却灰の処理などについて、関係法令に基づきまして、実施することが必要となるものと考えてございます。
なお、園において焼却灰、ばい煙については、委託によりまして年1回測定を行っているところでございまして、直近では今年の3月2日に環境部に対して報告を行っているところでございます。
○能登谷委員 この焼却炉の場合、摂氏800度以上の高温状態で焼却する施設であって、燃焼に必要な空気の通風や、外気との遮断などが義務づけられていると思います。いわゆる危険施設であると考えられます。このような危険施設に、誰でも自由に入れる、自由に焼却炉を使うことは通常できないのではないかと考えますが、これはどのように管理されていたのでしょうか。 焼却炉の出入りの鍵の管理、稼働させるための運転などはどのように行っていたのか、お示しいただきたいと思います。
○浅利経済部長 焼却炉につきましては、基本的には園内で動物が死亡した際にその死因の解明をするために解剖を行い、その解剖を行った後の動物の火葬をするためを主な目的として設置をしているものでございます。 これまで動物の火葬に際しましては、責任者が立会いの下、複数の職員で焼却炉を稼働させて火葬するということはございましたけれども、日常的な鍵の管理の部分につきましては、現在捜査に関わりうる状況でございますので、お答えにつきましては控えさせていただきたいというふうに思います。
○能登谷委員 当日の鍵はともかくね、それは捜査に関係あるかもしれませんが、しかし日常的に鍵をどのように管理していたのかというのは、捜査とは関係ないのではないでしょうか。 むしろしっかり管理していたことを示したほうが、動物園の名誉が守られるのではないでしょうか。 –
○浅利経済部長 繰り返しになりますけども、捜査上の関係がございますのでお答えできませんが、お答えできるような状況になりましたら、こういった部分につきましてはお答えをさせていただきたいというふうに思っております。
○能登谷委員 なぜそういうことを言うかというとですね、元の関係者から、焼却炉にはもともと鍵はかかっていなかったと、出入り自由になっていたという声が聞こえています。そうであれば捜査上の都合ではなく、動物園の管理がずさんだったことを隠すために、答えたくないのではないでしょうか。日常的に鍵がかかっていたのかどうか、はっきりお答えいただきたいと思います。
○浅利経済部長 繰り返しになりますけども、現在の段階では捜査上に関係するものですからお答えすることはできませんが、先ほど申し上げたとおり、お話ができるような状況になった際にはお話をさせていただきたいというふうに思います。
○能登谷委員 ぜひ、そこははっきりさせていただきたいと思います。 先ほどの答弁では、焼却炉の運転は関係法令に基づき実施すると、年1回測定を行って環境部へ報告を行っているということでした。法令では年1回以上になっていますけれども、1回でもいいということなんでしょうね。 それでは焼却炉の運転を管理する上で、焼却帳簿が必要だと思いますが、焼却帳簿はどのように運用されていたでしょうか、お答えください。
○浅利経済部長 法令に基づく焼却帳簿につきましては、産業廃棄物については必要となるものでございますけれども、動物園で扱う一般廃棄物については必ずしも必要がないものと認識しておりまして、現状、動物の死亡に際して獣医師による解剖記録の作成は行っておりますけれども、焼却に関する記録等については持ち合わせていないところでございます。
○能登谷委員 帳簿がないという答弁でした。 確かに、産業廃棄物には定めがあって、一般廃棄物には定めがないというのは事実だと思うんですね。ただそれは産廃と一廃では焼却するものが違う。なので、産廃には義務的に定めがあるけど一般廃棄物ではないということなんだと思うんですね。
ただそれは、普通は管理者の責任で対応すべきことではないでしょうか。 ダイオキシン特措法では、年に1回の焼却灰、ばい煙について報告しますが、そのときに問題になった場合、帳簿がなければ検証することもできないのではないでしょうか。
それらがなくても、危険施設の管理として、いつ、何をどれだけ焼却したのか、帳簿などで管理するのが当たり前のことではないでしょうか。
○浅利経済部長 これまでは帳簿による管理を行っていないというような状況でございます。
○能登谷委員 最後にしますが、冒頭述べたとおり、命の大切さを教える社会教育施設において、このような重大な事態に至ったことは、真摯に受け止めて、すぐにでも対策を講じる課題があるのではないかと私は感じます。
もし仮に動物園の施設管理、特に焼却炉の管理がずさんだったために、遺体損壊の現場になる隙、余地を与えていたということになれば、重大な問題だと言わねばなりません。
それらについての課題認識や、今後の改善点についてどのように考えるのか、市の見解を伺いたい。
○浅利経済部長 市といたしましては、まずは、今後も捜査に協力をしながら事件の全容解明を待つということになりますけれども、旭山動物園が今後もまちの財産として存続していくためにも、適正な施設管理運営がされることが重要であるというふうに考えてございます。
御指摘のような点も含めまして、捜査に協力する中で把握した課題につきましては、改善に向けてしっかりと取り組んでまいりますし、一部そういったものについては既に改善をしている状況でもございますので、御理解いただければと思います。
○江川委員長 ほかに御発言ございますか。
○金谷委員 まず、このたび被害をお受けになり、当事者及び遺族の方々に対して、会派として、心からお悔やみを申し上げたいと思います。 それでは、3項目ほどお聞かせいただきたいと思います。
るる聞きたいことはあります。しかし、現在捜査中ということもあり、答弁に限界があると思いますので、あえて、何点かのみお聞かせください。
まず、オープン前の市民からの声はどのようなものが市に入っていたのでしょうか。
また、オープンした後、現場で、御来場者、市民または観光客様々いらっしゃると思いますが、報告の中で部長からは、スタッフに応援をするという声が入っていたという一言入っておりましたけれども、もう少し、現場での様々な声についてお聞かせください。
○浅利経済部長 市民など来園者あるいは来園を予定された方々からの御意見等の御質問でございますけれども、まずはポジティブなお話といたしましては、職員の皆さん頑張ってほしいと。今回の事案については、動物は関係ないんじゃないかと。
あるいは動物たちに責任はないと。そういうような応援の言葉がほぼ全体の9割ぐらいを占めるような状況でございました。
ただそのような中で、今回2日間、開園を延期したということでございますが、そもそもそれを知らずに、29日からオープンするんでしょうかというような問合せでありますとか、こういうような状況の中で、まだ開園するのは早いんではないかというような、ネガティブな御意見も頂戴しているところでございまして、動物園あるいは経済部のほうにそのような連絡が入っていたという状況でございますが、現状としては、そういったお話は大分少なくなってきておりまして、平常に戻りつつあるものだというふうに認識をしております。
○金谷委員 オープン後の現場の声は、答弁がなかったかなと思います。 ゴールデンウイーク中の来場の状況は、今御説明いただいて、数字として堅調であった理由は、天候に恵まれたからというお話でありました。
私に入っている市民からの声としましては、このような事件を受けて、何とか動物園を応援していきたい、そういった声で、ふだんは行かないんだけれども、初日から行きましたと、これから行きますと、そういう声が多く入っておりますので、そういった数も、この増えた要因と私は考えております。 それでは、ゴールデンウイーク後、現在まで、来場の数は堅調であるのか、状況について御説明ください。
○浅利経済部長 ゴールデンウイーク後の来園者数の推移でございますけれども、現状としてはいわゆる大きな変化はないということで、これまで同様に、来園者を積み重ねている状況でございます。 先ほども申し上げたとおり、開園延期の際、あるいは事案当初の報道等の影響などによりまして、一部開園当初には団体の部分でのキャンセルというものが入っていたというような状況がございますが、現在は平常に戻りつつあるというような状況の中で、大きな変化はございません。
○金谷委員 最後になります。 これまで市民の方とお会いする中で、今回の事件を受けて不安の声が入ってきております。
どういう内容かと申しますと、実際にこれまで動物園に親子で来園された、その中で、鳥の実態の御説明を聞いていたと。
それがニュースで映像として映っている、いわゆる加害者の方のお顔であったということなんですね。
これについては、お子さんを含めて、非常に大きな不安を持っているというお話も頂戴しております。
応援の声は9割、そして、まだ早いのではないかという声や、少なかったけれども、そういったこともあると思います。
キャンセルも、やはり小さいお子さんを連れていくには、この事件が重く、行くことができないという声もあるわけですよね。
ですので、この後、様々、捜査中ということで答えられないということが多いのは分かりますが、この総括をしっかり、この事件の起きた経過、理由、さっきの能登谷委員の質疑もありましたけれども、そういったところを検証をした上で、また信頼回復をしなければいけません。
市民のこういった不安のお気持ちもしっかりと頭に入れて、改善をしていっていただきたいと思いますので、それについてお答えを聞きまして、私の質疑を終了したいと思います。
○浅利経済部長 今回もともと想定はしてございませんでしたが、職員が重大な容疑で逮捕されるというような事態を招いたことにつきましては、やはり市として重く受け止めなければならないですし、先ほど申し上げたとおり、これまで築き上げてきた旭山ブランドが揺るぎかねないような事態だというふうな認識を持っているところでございます。
そういった中で、当然ながら園内の管理を含めまして再度見直しを行う中で、きちっとお客様方にお迎えができるような体制、安心していただけるような体制の構築を行うことがやはり重要であるというふうに考えておりますので、そういった部分についての改善等につきましても今後も進めてまいりたいというふうにも思っています。
ただ、これまで旭山動物園が一貫して発信してきたことというものはぶれることなく、今後も発信をしていく必要があるというふうにも考えておりますし、旭山動物園が与える地域経済等に対する影響の大きさというものも十分私ども承知をしているところでございますので、そういった部分も含めまして、今後も旭川のキラーコンテンツであり続けるように、動物園の園内管理、そして、動物園の魅力の発信、この二本立てを改めて職員一丸となって行ってまいりたいというふうに考えてございます。
○江川委員長 ほかに御発言ございますか。
○皆川委員 公明党、皆川です。 今、各委員から質疑ございました。
今回の件は、市民の皆様、そして旭山動物園を愛してくださっている多くの方々に、大きな衝撃と不安を与えた、大変重大な事案であるというふうに、私自身も重く受け止めているところでございます。
特に子どもたちや家族連れ、また観光などで旭山動物園を楽しみに訪れている皆様にとっても、不安や戸惑いを感じる出来事であったのかなというふうに思います。
また一方で、日々懸命に動物園の運営を支えていただいている現場の職員の皆さんも、非常に複雑な思いの中でおられるのではないかというふうに感じております。 現在警察による捜査中ということでもありますので、その点も踏まえながら、本日は施設管理、また市民の不安への対応、そして信頼回復の観点から、何点かちょっと確認させていただきたいと思いますが、先ほど来ずっとありました、まず市民や来園者から、現在どのような声が寄せられているのか改めて伺います。また、旭山動物園として今回の件による影響をどのように受け止めているのか、お伺いしたいと思います。
○中田旭山動物園長 先ほど部長から報告させていただきましたが、当園職員が警察の任意聴取を受けその後逮捕されるという重大な事案が発生し、市民の皆様をはじめ、全国の旭山動物園を応援していただいている皆様に多大な御不安、御心配をおかけしておりますことに、施設の責任者という立場からも重ねておわびを申し上げます。
事案発生後、当初予定していた開園日を後ろ倒しにさせていただくことになりましたが、この間、園にはSNSなどを通じて開園を心待ちにされている方々から大変多くの温かいメッセージを頂戴したところでございます。
また、5月1日に開園した後には、お子様も含めて大変多くの来園者の方と、動物に関わるやり取りをいつもどおり交わすことができ、まずは開園できて本当によかったなと感じております。
今回の件による影響は、事態の重大性を踏まえると、決して少なくないものと考えておりますが、命の大切さを伝える動物園としてぶれることなく、今後も、スタッフ一丸となって園の運営に努めてまいりたいと思います。
○皆川委員 今後、例えば修学旅行だったり、観光への影響について、やっぱり不安視する声っていうのも出てくると思います。
その中で、本市としてどのように安心感の回復につなげていこうと考えているのか伺いたいと思います。 また、旭山動物園は、長年多くの方々に愛されて、旭川の誇りとして歩んできた施設でもあります。今回傷ついた信頼を回復していくために、市としての決意を伺いたいと思います。
○浅利経済部長 園長も答弁させていただきましたとおり、今回の件の影響は少なくないと考えてございますけれども、2日遅れで開園したゴールデンウイークでございましたけども、入園者数に大きな減少が見られなかったということで、我々も、まずはほっとしているところでございますが、一朝一夕とはいかないものの、今後も着実に園を運営すること、さらには動物の生き生きとした姿を発信していくこと、こういったことに努めることで、安心感でありますとか、公共施設としての信頼、こういったものの回復につなげてまいりたいというふうに考えてございます。
○皆川委員 私もやっぱりこの市民の皆さんから、旭山動物園、本当に頑張ってほしいっていう、そういう声を数多くいただいております。
一方で、今回は市の施設内で発生した事案である以上、市として重く検証していく必要があると考えます。
その上で、焼却炉を含めたバックヤード施設の管理体制について、改めてどのような検証を行っていくのか、また、市民の不安の払拭という意味でも、再発防止策についてはできるものから速やかに対応していく必要があると考えますが、市としてどのように取り組んでいこうと考えているのか伺いたいと思います。
○浅利経済部長 事件に関わる部分につきましては、捜査中の事案でもございますので答弁は差し控えさせていただきたいというふうに思いますが、施設全体といたしまして、不適切な利用がされないような管理の在り方、具体的な手法については検討する必要があるものと認識をしております。
今回の事案につきましては、外部の方が入ってということではなく、職員がという、ちょっと我々としては想定を超えたような事案ではございましたけれども、実際起きたことでございますので、今回の反省点を生かして、一部既にもう改善を実行していることはございますけれども、改めて、今回の事案を通じて園全体を見渡しながら、改善すべき点は改善していきたいというふうに考えてございます。
○皆川委員 一部ということで、職員の入退庁記録ですね、そういうことに関しては実行しているということでありました。さらなる再発防止策という部分で、対応していっていただきたいなというふうに考えております。
安全な動物園運営を続けていくためには、設備面だけではなくて、現場職員が安心して相談や報告ができる組織体制が重要であるというふうに考えます。
今回、市の職員による重大事件であったことも踏まえ、職員が悩みやストレスを抱えた際の相談体制や組織的なフォロー体制について、改めて検証すべき点もあると考えます。
特に現場で働く職員の皆さんが孤立することなく安心して声を上げられる環境づくりも大切ではないかと思いますが、現在の取組と今後の考えについて伺いたいと思います。
○浅利経済部長 委員御指摘のとおり、事態の重大性あるいは特殊性から職員の心理的な負担への配慮は十分に考慮すべきものと認識をしております。
今回、全面的に捜査協力をさせていただいているところでございますが、その捜査協力自体も、職員にとってみればふだん受け慣れていないようなことでもありますし、事情などを聞かれるということもありまして、そういった部分でもストレスを感じ、事件だけではなく、そのあとの捜査の部分についても負担がかかるものではないかなというふうに思いますし、園長自身も、4月1日に園長になって、その後間もなくこの事案が起きたということで、かなり負担になっているんではないかなというふうに、上司の私としても気にかけているところでございます。
こういった園の職員、あるいは関係されている方々に対しましては、これまでも総務部の職員健康管理室の協力を仰ぎながら、現地における保健師の面談、カウンセリング、そういったことの実施でありますとか、希望者との電話相談などについても総務部の協力をいただきながら実施をしてまいりましたけれども、今後もスタッフが一人で悩みを持つこと、あるいはストレスを抱えないようにする、こういった目配りをしながら適宜相談等に応じられる職場づくりというものを、きちっと取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
○皆川委員 部長からも様々答弁いただきました。 今回の件、本当に大変重く受け止める必要があると思っております。
一方で、旭山動物園は、長年、多くの子どもたちや家族、そして全国の皆様に愛されてきた、旭川の大切な財産でもあります。
だからこそ今回の事案をしっかり検証して、市民や来園者からの信頼回復、そして再発防止につなげて、今後も安心して訪れていただける動物園運営につなげていただくことを強く求めまして、私の質疑を終わりたいと思います。
○江川委員長 ほかに御発言ございますか。
(「なし」の声あり)
○江川委員長 なければ、ただいまの報告に関わり出席している理事者につきましては退席していただいて結構です。
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