犬が殺される―動物実験の闇を探る
森映子著
同時代社刊
ISBN 9784886838520/判型4-6/266ページ
PEACEで3月に出版記念講演会&交流会を開催させていただきました『犬が殺される―動物実験の闇を探る』。ジャーナリストの森映子さんが、ときに取材拒否に直面しつつも、日本の動物実験の現状を粘り強く追った渾身のルポルタージュです。企業の圧力によって隠蔽される社会問題を鋭く世に問うた『大東建託の内幕』(三宅勝久著)が話題の同時代社から、3月上旬刊行されました。
現在、PEACEのグッズショップでも頒布中です。消費税なしでお求めいただけますので、ぜひこちらからお買い求めください。(但し送料はお願いをしております。)
また、PEACEからNPO法人市民科学研究室の会報に書評を書かせていただきました。ぜひご覧ください。
また新聞・雑誌にも書評が幾つか載っています。
- FACTA:『犬が殺される』
実態不明「動物実験」を追う労作
2019年5月号 連載 [BOOK Review] by 粥川準二(社会学者) - 闇から闇に葬られる生きもの 動物実験に葛藤はあるか
森映子著「犬が殺される」を読む
佐々木央(47NEWS編集部、共同通信編集委員)
「獣医大学や製薬会社などの動物実験施設の関係者や行政、国会議員への聞き取りから得た貴重な証言。
はたして犠牲になる実験動物はどのような環境で飼育されているのか。
痛みを和らげる処置は受けているのか。安楽死は適切に行われているのか。
その動物実験は必要不可欠なのか。代替法開発はどうなっているのか。
ペットとして譲渡された元実験犬との出会い――。渾身のルポルタージュ!」
📖目次
第1章 獣医大学の実習
第2章 国が把握しない実験施設
第3章 手術後の動物を看護
第4章 痛みは軽減されているのか
第5章 犬を使う農薬毒性試験
第6章 進化する代替法
第7章 倫理面で問題「ヒト動物キメラ研究」
御礼:出版記念講演会&交流会、盛況のうちに終わりました!
土曜日は、『犬が殺されるー動物実験の闇を探る』出版記念講演会&交流会にご参加を誠にありがとうございました!
著者の森さんから、獣医学部の実習などを中心に、貴重な取材の体験談をお話していただきました。また動物愛護法改正についても、登録制は必要だと熱く語ってくださいました。
また、お祝いのことばを述べてくださいました公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長の杉本彩さんも、熱い思いを語ってくださり、感銘を受けました。詳細はEvaさんのFacebookwシェアしましたので、お読みください。本当にありがとうございます。
https://www.facebook.com/everyanimal.eva/posts/1340500499425412
本も60冊売れまして、ご来場くださった方のうち、かなりの割合の方がご購入くださったようです。読み終わりましたら、感想など拡散していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
実験動物たちの世界に、一条の光が差しますように。
ご来場くださいました皆様に感謝申し上げます。
最後になりましたが、お手伝い下さったボランティアの皆さん、本当にありがとうございました! 交流会にお菓子を提供くださった山田浩子さんにも感謝申し上げます。
杉本彩さん、お祝いのことばを熱く語ってくださいました!
同時代社社長の出版に寄せる思いにも感動…
質疑応答でも熱く答える森さん。
交流会は美味しいお菓子で盛り上がりました。遠くから来てくださった皆さまもいらっしゃいました。
ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。
ちなみに動物愛護法改正は、この講演会の時点で3Rの理念強化すら危ういとお伝えしていましたが、やはりその通りになりそうな雲行きです。実験のやりやすさばかり優先し、動物福祉すら顧みない実験関係者たちに激しく憤りを覚えます。
閉ざされた動物実験の闇はこれからも続きます。どうか、本を読んでおかしいと思ったところについて、ぜひ直接研究機関・大学等に疑問をぶつけていただければです。よろしくお願いいたします。
動物たちの現状について知り、ライフスタイルを見直そう! 読んで広める、買ってプレゼントする、感想文やレポートを書く、 図書館に購入をリクエストするなど、本を通じてできるアクションもあります。 動物倫理 トム[…]