【署名のお願い】動物実験用ニホンザルの繁殖・供給廃止
メールアクションとはがきアクションご協力のお願いもしています👇
動物実験のためにニホンザルを多数飼育して繁殖し、大学などの研究機関に供給しているナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」の終了を求める署名をNPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と共同で立ち上げました。
署名は、オンラインと自筆署名(署名用紙に記入して郵送)の両方で実施しています。いずれかにご協力ください。⇒現在、オンライン署名のみ受付継続中です。
NBRPのプロジェクトは5年ごとの公募により実施されるため、署名も長期戦となっていますが、どうかよろしくお願いいたします。拡散もお願いいたします。
文部科学省の予算によって20年以上続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。このプロジェクトの終了を求める署名活動を、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と合同で立ち上[…]
署名の内容
文部科学大臣殿
ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」による
動物実験のためのサルの繁殖・供給の廃止を求めます
ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)は、2002年に文部科学省が着手した、動物、植物、微生物といったバイオリソース(生物遺伝資源)、いわゆる研究材料を整備、安定供給させるための一大プロジェクトです。動物では、ニホンザルのほか、マウス、ラット、鳥類、魚類、両生類、虫など様々な種が扱われています(2023年1月現在)。
そのなかの「ニホンザル」のプロジェクトは、当初「母群1,500 ~2,400頭を集め、毎年300頭を実験用に供給する」という繁殖・供給数が目標として掲げられ、母群とするために、過剰繁殖した動物園や野猿公苑から多くのニホンザルが集められました。そして、そこから産まれた子ザルを実験用に提供しつづけています。
科学において動物の使用を避ける方向は、近年ますます強まっており、世界の趨勢は、例えばEUは、2010年に、加盟国に遵守義務のある「実験動物保護指令」において「動物実験の完全代替という最終目的のための重要な一歩」と明記しました。さらに2021年9月15日には、欧州議会が、実験での動物の使用を積極的・段階的に廃止するための行動計画を確立するよう欧州委員会に求める決議を採択しています。すでにオランダのように、2025年までに実験動物に頼らないイノベーションの世界的リーダーになることを宣言している国もあります。日本も、動物の実験使用の廃止を目指すべきです。
特に認知能力も高く、社会性も強い霊長類を動物実験に用いることに対しては国際的にも批判の声が大きく、規制強化の方向性にあるリソースに将来性はありません。そのようなことから、まず第一歩として、「ニホンザル」プロジェクトを終わらせるべきです。
よって、貴殿に対し、下記の事項を要望いたします。
- NBRP「ニホンザル」プロジェクトは、第五期(2022年4月~ 2027年3月)をもって終了させてください。
- 第六期の公募において、ニホンザル以外の動物種に関しても、できる限り採択を減らし、動物実験ではない研究手法の発展につながるプロジェクトをサポートしてください。
文部科学省の予算によって20年以上続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。このプロジェクトの終了を求める署名活動を、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と合同で立ち上[…]
https://www.change.org/stop-NBRPmonkey

署名実施団体
NPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA) https://www.java-animal.org/
PEACE 命の搾取ではなく尊厳を https://animals-peace.net/
署名郵送先 ※自筆署名の郵送での受付は終了しました
ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」関連情報
署名説明とNBRP「ニホンザル」について
こちらのページで詳しく説明しました。長いですが、ぜひ読んでください。
文部科学省の予算によって20年以上続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。このプロジェクトの終了を求める署名活動を、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と合同で立ち上[…]
サルの飼育数や提供数などの推移は、こちらに掲載しています。
ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」では、毎年、年度末の飼育頭数が公表されてきたが、令和4年(2022)度末以降、公表が行われていなかったため、PEACEではJAVAと連名で関係機関に質問書を送った。その回答と、こ[…]
これまで、文部科学省に働きかけた経緯や、事業を行っている京都大学・生理学研究所に対して問い合わせた内容などは、こちらのページからたどれるようにしています。
NBRP「ニホンザル」廃止アクション動物実験に使うためのニホンザルの繁殖・供給プロジェクトであるナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」廃止へ向けて、現在、2つのアクションのお願いをしています。①オンライン署名[…]
参考文献
増補改訂版 犬が殺される―動物実験の闇を探るオンラインでご注文できるようになりました。※現在、カートを休止中です。あしからず、ご了承ください。1冊の場合、1800円(税はサービス)+送料300円でご購入できます。メー[…]
追記① 廃止アクションその後の動向
文部科学省へのメール・はがきアクションも立ち上げました。
メールアクションとはがきアクションご協力のお願い2002年から続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。文部科学省によるこの国家プロジェクトを終了させるため、PEACEはJA[…]
追記② 海外情報
アメリカでも国立の霊長類研究センターの廃止を求めるアクションがとられています。参考まで、翻訳を掲載しました。
日本では文部科学省の予算によってニホンザルの実験用繁殖・供給プロジェクトが行われていますが、このプロジェクトの関係者が参考にしてきたのは海外の霊長類研究センターです。アメリカには現在も7か所の国立の霊長類研究センター(NPRC)が存[…]
動物実験に使われるサルたちについての記事一覧です。実験用ニホンザルを繁殖する国家事業研究リソースの収集・保存・提供等を行う文部科学省の事業、ナショナルバイオリソースプロジェクトでは、ニホンザルを動物実験用に繁殖して各研究機関に提供す[…]






