【署名のお願い】動物実験用ニホンザルの繁殖・供給廃止

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2025年3月31日、紙の自筆署名の受付を締め切りました
動物実験のためにニホンザルを多数飼育して繁殖し、大学などの研究機関に供給しているナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」の終了を求める署名をNPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と共同で立ち上げました。
署名は、オンラインと自筆署名(署名用紙に記入して郵送)の両方で実施しています。いずれかにご協力ください。⇒現在、オンライン署名のみ受付継続中です。
NBRPのプロジェクトは5年ごとの公募により実施されるため、署名も長期戦となっていますが、どうかよろしくお願いいたします。拡散もお願いいたします。
文部科学省の予算によって20年以上続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。このプロジェクトの終了を求める署名活動を、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と合同で立ち上[…]
署名の内容
文部科学大臣殿
ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」による
動物実験のためのサルの繁殖・供給の廃止を求めます
ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)は、2002年に文部科学省が着手した、動物、植物、微生物といったバイオリソース(生物遺伝資源)、いわゆる研究材料を整備、安定供給させるための一大プロジェクトです。動物では、ニホンザルのほか、マウス、ラット、鳥類、魚類、両生類、虫など様々な種が扱われています(2023年1月現在)。
そのなかの「ニホンザル」のプロジェクトは、当初「母群1,500 ~2,400頭を集め、毎年300頭を実験用に供給する」という繁殖・供給数が目標として掲げられ、母群とするために、過剰繁殖した動物園や野猿公苑から多くのニホンザルが集められました。そして、そこから産まれた子ザルを実験用に提供しつづけています。
科学において動物の使用を避ける方向は、近年ますます強まっており、世界の趨勢は、例えばEUは、2010年に、加盟国に遵守義務のある「実験動物保護指令」において「動物実験の完全代替という最終目的のための重要な一歩」と明記しました。さらに2021年9月15日には、欧州議会が、実験での動物の使用を積極的・段階的に廃止するための行動計画を確立するよう欧州委員会に求める決議を採択しています。すでにオランダのように、2025年までに実験動物に頼らないイノベーションの世界的リーダーになることを宣言している国もあります。日本も、動物の実験使用の廃止を目指すべきです。
特に認知能力も高く、社会性も強い霊長類を動物実験に用いることに対しては国際的にも批判の声が大きく、規制強化の方向性にあるリソースに将来性はありません。そのようなことから、まず第一歩として、「ニホンザル」プロジェクトを終わらせるべきです。
よって、貴殿に対し、下記の事項を要望いたします。
- NBRP「ニホンザル」プロジェクトは、第五期(2022年4月~ 2027年3月)をもって終了させてください。
- 第六期の公募において、ニホンザル以外の動物種に関しても、できる限り採択を減らし、動物実験ではない研究手法の発展につながるプロジェクトをサポートしてください。
文部科学省の予算によって20年以上続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。このプロジェクトの終了を求める署名活動を、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と合同で立ち上[…]
https://www.change.org/stop-NBRPmonkey
署名実施団体
NPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA) https://www.java-animal.org/
PEACE 命の搾取ではなく尊厳を https://animals-peace.net/
署名郵送先 ※自筆署名の郵送での受付は終了しました
ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」関連情報
署名説明とNBRP「ニホンザル」について
文部科学省の予算によって20年以上続けられている、動物実験用ニホンザルを繁殖・供給するナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」。このプロジェクトの終了を求める署名活動を、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)と合同で立ち上[…]
- ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」の廃止を求めるキャンペーン英語版ができました
- ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」:供給数と飼育数推移
- ナショナルバイオリソースプロジェクト:今後のスケジュール
過去の関係機関への要望書・質問書
- ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」文部科学省へ質問書(2020年)
- ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」京都大学霊長類研究所へ質問書(2021年)
※掲載まで今しばらくお待ちください - ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」生理学研究所へ質問書(2021年)
※掲載まで今しばらくお待ちください - ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」第5期へ向けて文科省へ要望(2021年)
- ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」公開質問書全文(2024年)
NBRPニホンザル委託先となっている奄美大島の民間施設での繁殖・供給中止について
- 実験用ニホンザル繁殖施設、予算カットで…まさか全頭殺処分?
- 何が検討されているのかよくわからない実験用ニホンザル繁殖供給プロジェクト、補足
- 小宮山泰子議員の国会質疑で、文科省が初めて実験用ニホンザル繁殖委託先企業がどこか認める!
- 2022年、京都大学の施設にニホンザル50頭が導入された
- NBRPニホンザル、奄美大島の民間施設のサルは京大ヒト行動進化研究センター第2キャンパスへ移送か?
過去の関連イベント・アクション報告
- 2012年 第9回公開シンポジウム 「第3期のニホンザルバイオリソースプロジェクト-さらなる発展をめざして-」
- 2015年 予防衛生協会セミナー「サル類の健康管理-日常観察の重要性-」
- 2024年 国際マカクザル週間オンラインアクション
参考文献
増補改訂版 犬が殺される―動物実験の闇を探るオンラインでご注文できるようになりました。※現在、カートを休止中です。あしからず、ご了承ください。1冊の場合、1800円(税はサービス)+送料300円でご購入できます。メー[…]
海外情報
アメリカでも国立の霊長類研究センターの廃止を求めるアクションがとられています。参考まで、翻訳を掲載しました。
日本では文部科学省の予算によってニホンザルの実験用繁殖・供給プロジェクトが行われていますが、このプロジェクトの関係者が参考にしてきたのは海外の霊長類研究センターです。アメリカには現在も7か所の国立の霊長類研究センター(NPRC)が存[…]
動物実験に使われるサルたちについての記事一覧です。目次実験用ニホンザルを繁殖する国家事業[sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/[…]