3月26日(火)、東武鉄道が開設し、東武鉄道の関連会社が運営する東武動物公園(埼玉県南埼玉郡宮代町)で火災が起き、ボリビアリスザルが9頭も死亡した。全滅だ。
園の公表によれば、17時10分頃、動物園エリア「リスザルの島」の飼育小屋より火災が発生。17時20分頃、スタッフの消火活動により鎮火。その後、警察、消防による立ち入り調査があったそうだが、出火原因は不明と公表されている。出火原因については、関係各所と連携を取り、引き続き調査していくとあるが、本日時点でまだ公表はない。
写真は翌々日の火災現場の様子だが、小屋は焼け落ちたりはせず、原形をとどめているように見える。警察、消防でも原因がわからないものなのだろうか。火元となるものは限られるはずだが。
「なお、この火災により飼育していたボリビアリスザル全9頭が亡くなりました」と付け足しのように書かれていることに驚いたが、このように動物に大きな被害が出ているのに報道がなかったことも驚きだった。(見落としていたら申し訳ないが、少なくとも目立った報道はなかったはずだ。)来園者や従業員に被害がなかったからなのだろうか。(動物の死亡など取るに足らない話?)
閉園時間は、この日17時30分となっており、園内にはまだ人がいる時間帯だった。第一通報者もおそらく来園者である。(ご本人がXでツイートされている)
動物園では動物たちは逃げられない拘禁状態にある。火災に巻き込まれた恐怖や苦しみを思うと、人間が動物たちにしている仕打ちについて、本当に申し訳なく思う。動物園で動物を見て楽しむという愚かな行為から卒業していかなければならない。