「ふれあい」の名のもとの動物イジメに気がつこう!

井の頭自然公園のふれあいで倒れたモルモット

全国各地で行われている動物との「ふれあい」。実態としては、一方的な「おさわり」です。動物たちにとっては、たくさんの知らない人たちに触られたり、見られたりすることは、ストレスです。ウサギやモルモットなどの気持ちになって考え、こうしたイベント等には、NO!の声をあげていきましょう。

例えば、モルモットをたくさん繁殖しているのに、ふれあいコーナーにメスだけしかいない動物園。オスはどうなっているのでしょうか? こうした動物園では、これまで、生まれたオスの殺処分を行い、比較的おとなしいメスだけをふれあいに使ってきました。今はどうなっていますか? 聞いてみてください。

また、ヒヨコはすぐ大人のニワトリになりますが、ヒヨコの数だけニワトリが飼われているでしょうか? ヒヨコは全て殺処分もしくは生餌にされているのが現実です。聞いてみて、非現実的な回答をする業者は嘘をついているかもしれません。

「ふれあい」の美談の影にかくされた現実に目を向けていきましょう。

ふれあい移動動物園、どこが問題?

動物をふれあいに使う営業形態のうち、特に移動動物園の問題点をこちらにまとめました。

ふれあい移動動物園の問題点まとめ

※動物ふれあい列車イベント中止の歴史についてはこちら

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個別の施設・企業等の問題

旧・堀井動物園/めっちゃさわれる動物園⇒現・めっちゃおもろい動物園

移動動物園の老舗であった滋賀県の元・堀井動物園は、第一種動物取扱業の登録取消の行政処分を受け、営業できなくなりました。この業者に関する問題点は、まとめページからご覧ください。現在は、元園長の妻の名義で法人をつくり、法律の裏をかく形で、「めっちゃおもろい動物園」として常設施設で営業しています。

まとめページ▼

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堀井動物園 取消し

ミルク動物園

これまでPEACEで取りあげた主な事例

野毛山動物園

感染症・公衆衛生の問題

ふれあい感染事例

動物由来感染症(人獣共通感染症):CDC(アメリカ疾病予防管理センター)や全米州公衆衛生獣医師協会(NASPHV)は、5歳未満の子どもに爬虫類などを触らせてはいけないとガイドラインを定めています▼

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日本では小さいお子さんに動物を1日だけでも、ただ与えていじらせれば情操教育になるという根拠不明の固定観念が広まっていますが(なんらか根拠らしきものがあるのは、家庭での飼育など長期的関与がある場合、もしくは教育的関与がある場合くらいではないで[…]

行政による指導監視の問題

グッドニュース!

こうした問題に、企業も問題意識を持ち始めています。イオン系列、セブンアンドアイ系列のショッピングモールは移動動物園を中止しました。

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10月にイオンモール京都桂川で開催された「めっちゃさわれる動物ひろば」の状況に声を上げてくださった皆さま、大変ありがとうございました。途中で改善されたものもありましたが、下記をはじめとするさまざまな問題が起こりました。ハリネ[…]

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既に大晦日ですが、今年のビッグ&グッドニュースを一つご報告します。今年9月下旬から10月上旬にかけて大阪のアリオ八尾で移動動物園に使われていた、この哀れな堀井動物園のシマウマを覚えていますか。#天王寺動物園 で生まれ[…]

動画で考えるコーナー

関連ページ

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動物のいないサーカスを STOP CIRCUS

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