2か月ほど前に、霞が関のビル街のど真ん中で、トラックに入れられた子牛を見かけました。どうしてこんなところに?と思ったら、農林水産省の建物の中で、1週間、家畜と「ふれあう」企画があったとのこと。
ちょうど片付けの最中だったので、どんな様子だったのか見ることができませんでしたが、農水省のサイトに、その時の様子が掲載されていました。
2月18日~2月22日:「ふれあい牧場の週」
展示の様子(PDF:370KB)
ヒツジ、子ヒツジ、ミニブタ、ウサギもいたようです。このような知らないところに連れてこられて、数多くの知らない人間にかこまれ、触られたり騒がれたりするわけですから、何ともストレスのたまりそうな光景です。
せっかく放牧牧場を紹介する展示などもおこなっていたようなのに、これでは台なしです。
こういったところにお子さんたちをつれていく大人も、こういった企画の問題点に思い至ってほしいなと思います。
そして子どもたちも、子牛に会えるのはうれしいかもしれないけど、子牛はどうしておかあさんと一緒にいないのか、「へんだな?」って気がついてほしいな、と思います。
こたえ:
子牛は、生まれたらすぐ、その場でお母さんから引きはなされます。お母さんに会うことは、一度もありません。お母さんのおっぱいをすうことも、一度もありません。
子牛のお母さんのおっぱいをのんでいるのは、人間です。
人間がお母さんから牛乳を毎日しぼりとっているので、子牛は、お母さんのおっぱいを吸うことができません。
※追記:子牛たちは、神奈川県愛甲郡から、毎日2時間の道のりを連れてこられてきていたそうです。
動物を連れてくるのはストレスだからこのような企画はやめてほしいと、農林水産省にぜひメールをお送りください。メールフォーム
その後の経緯
2014年7月追記:
このふれあい企画は毎年継続されていましたが、上記の翌年の2014年以降中止になっています。(ただし、将来的にも止めるかどうかについては特に回答は得られないままでした)
2014年8月のブログ参照▼
昨年、東京・霞ヶ関で子牛がトラックに乗せられるところを目撃した農林水産省の動物ふれあい企画ですが、今年は公開された予定表にずっと入っていなかったので確認したところ、とりあえず12月までの計画には入っていないとのこと。毎年行われていた[…]