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大阪万博、猫の同伴は不可となりました! ただしバギーに載せた犬はOKに?

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本当に開催するつもりなのだろうかと大きな疑問がある2025年大阪・関西万博ですが、産経新聞が昨日、「<独自>万博同伴ペットはイヌ限定、5月中旬~6月のみ バギー使用で逃走防ぐ」との記事を出しました。まだ公式サイトでは公表されていませんが、ペット同伴ルールの概要が明らかになったそうです。

猫2匹と暮らす松井一郎・大阪市長の発案とのことで、万博がペット同伴OKになると報道されたときは猫も想定されていました。いったい何を考えているのだろうか、本当に止めてほしい!と思い、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会会長あてに中止を求める意見を送りました。

ペット同伴での来場を認めるのは万博で初めてとのことですが、それっていいことなのでしょうか。条件は以下の通りと報道されています。

  • 来場可能なペットはイヌに限定
  • 来場は事前予約制
  • 場内の移動にはペット用バギーを使うなど逃走防止の措置を求める
  • 会期中の令和7年5月中旬から6月とすることを想定
  • 一部パビリオンの訪問も可能とする、それぞれの施設の管理者の意向により決定する

日本国際博覧会協会は、獣医師会や学識経験者らによる委員会を設置して検討していたそうですが、結局、動物不可とすることはできなかったようです。条件は厳しくなったので、大型犬は無理になったかと思いますが、5月や6月だって、もうかなり暑い日があります。小型犬を遠方から連れてくるようなことは絶対にやめてほしいですし、会場で無理をしたり放したりしないでほしいものです。

今残っている課題は動物アレルギーのある人や動物が苦手な人への配慮だそうです。

動物福祉についても検討したそうですが、失敗した動物実験で生まれた奇形を思わせるミャクミャクとかいう公式キャラクターを見ても、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマがどうもゆがんでしまっているように感じて仕方ありません。

要望~2025年日本国際博覧会での動物同伴は不可としてください

(2023年3月14日要望)

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
会長 十倉 雅和 殿

突然お便り差し上げまして申し訳ありません、動物保護団体のPEACEと申します。
先日来、2025年大阪・関西万博の会場に犬猫同伴可とする案が出ていることを報道で拝見しております。
犬や猫にも関心をお寄せくださっていることはうれしく思いつつも、万博というイベントは人間のために開催されるものであり、犬や猫が行って楽しい場所でないことは明らかであり、大きな懸念を抱いております。

混雑や見知らぬ場所に対する心理的負担や、長距離移動による肉体的負担などを犬猫に負わせるだけになることは目に見えており、犬猫連れを可として推し進めることは止めていただきたく、要望いたします。

特に猫は見知らぬ場所へ行くことを好む動物ではありません。
まさかとは思っておりますが、もしハーネス等つけて歩かせることを考えているのでしたら、絶対に止めていただきたいです。
ハーネスから抜けて逸走する恐れがあり、貴団体がハーネスにお墨付きを与えるようなことは避けていただきたいです。
もし逃げた場合の捕獲も、困難を極める場合が多々生じると予想されます。
脱走となれば、飼い主はせっかく来場したイベントを楽しめなくなります。それを知った他の来場者も同様です。

パニックになった犬や猫が来場者に怪我を負わせる、もしくは逆に人ごみで犬猫が蹴られるなどの危害を加えられる可能性も懸念します。

会場へは自家用車乗り入れ不可となっていると報道にありましたが、それであればなお一層のこと、犬猫連れは現実的ではありません。
多くの飼い主が動物病院へ行く際などの犬猫の移動には車を利用しており、わざわざ公共交通機関に犬や猫を乗せたいとは感じません。

会場でペットの健康診断を行うといった案があるという報道もありましたが、これもなぜわざわざ万博に行って行わなければならないのか疑問です。
獣医師会と連携し、飼い主が万博に行く際に、かかりつけの動物病院に犬や猫を預けて健康診断を行えば割安になるなどのサービスがあるほうが、まだ犬や猫への負担が少ないのではないかと思います。

ペット同伴可という案は、当会会員その他の方々等からも止めさせるべきであるとの意見が寄せられており、動物を大切に飼育している層からは特に支持が得られにくいと感じます。
犬や猫は飼い主を満足させるための道具ではありません。ましてイベントの客寄せのために、負担をかけてまで利用してほしくありません。
動物虐待万博とならないよう、動物同伴は不可としていただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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