中国陝西省の西安医学院の屋上に放置された実験犬の様子です。息絶えている犬もいますが、中国の動物愛護団体「西安救助無私団体」がアップしている映像(下記)では、何匹かの犬がこの状態で動いています。あまりに状況が悲惨であり、この団体の呼びかけから火がついて、中国国内の各メディアで取り上げられました。
屋上の見える位置に住むマンション住人からは「餌をやるのを見たことがない」、「犬を殺す現場が見えた」などの証言があったとのこと。また、西安医学院が持つ動物実験許可は既に有効期限が切れており、しかも犬を実験に使うことは認められていなかったことも報道されています。
大学側は状況説明の文書を公開していますが、これは刑事事件にならなければおかしいでしょう。ニュース番組の中で、救助されて動物病院に収容されている犬たちの映像も紹介されているのが唯一の救いです。
日本語の報道もありました。
- 医科大学の実験に使われた犬、屋上に生きたまま放置(中国)
TechinsightJapan 2015年12月10日(2015年12月14日更新) - 医大が実験に使った動物を屋上で放置 傷負って痙攣する犬=中国
サーチナ 2015年12月7日
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▼中国山東テレビ公式YouTubeより
※動画削除されました。