マゼランペンギンの歯

上越市立水族博物館うみがたりでペンギンに足を噛まれた入館者が損害賠償を求めて市を提訴

新潟県上越市の市立水族博物館うみがたりでマゼランペンギンに足をかまれケガをした入館者が上越市を相手取り300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたとの報道がありました。
訴状などによると、原告はうみがたりを訪れた際、屋外で展示されていたペンギンに足を強くかまれ、当時足は腫れ上がり、現在も傷跡が残り通院加療中だとしている。(「ペンギンに足かまれたと上越市を提訴 うみがたり3年前の来館者」上越タウンジャーナル 2023年5月17日 )
上越タウンジャーナル

新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」で2020年5月11日、マゼランペンギンに足をかまれてけがをしたとして来…

この裁判の第1回口頭弁論が6月27日に行われたため、傍聴してきました。
しかし民事裁判は、検事が起訴事実について読み上げる刑事事件と違って、傍聴してもよくわからないのが実情でした。 原告側は、ペンギンに噛まれた傷が消えることはないと病院で診断され、少しでも薄くなるように薬を処方してもらっていると述べていました。水族館側(指定管理者の株式会社横浜八景島)から1円も払われていない(現在もかどうかは今一つはっきりしなかったのですが)という感じだったかと思います。
次回は別室で非公開で審議と言っていたので傍聴はできません。
それにしても、ふつうに展示していたら観客がペンギンに足を噛まれることはないですが、餌やりイベントなどだったのだろうか?と思いましたが、なんとマゼランペンギンの展示は人とペンギンの間に仕切りはなかったのだそうです。そんな展示、あり得るか?と大変驚愕しました。人の安全はもちろんですが、動物の安全のためにも、動物と人が接することができないようにするのが基本だと思います。
うみがたりでは、この事故を受けて、ペンギンと人が直接接することができないように改修したそうです。
上越市は、裁判中であるため何も言えないとしています。
マゼランペンギン くちばし 歯舌
マゼランペンギンの嘴と口の中(歯に見えるものは実際には歯ではなく、歯舌というギザギザの突起になります)
関連記事

幽閉された動物たちによる対人事故商業的に野生動物などの動物と直接触れ合わせる行為は、動物福祉の観点から問題があるだけでなく、人にケガをさせたり、そこから病原体を感染させたりすることからも問題があります。このページでは、過去の動物触れ合い[…]

アクションをお願いします

署名にご協力ください日本が最大の消費国 ジャコウネココーヒー「コピ・ルアク」の取り扱い中止を求めるアクション[sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/action[…]

活動分野別コンテンツ

活動報告ブログ

マゼランペンギンの歯
最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE

動物の搾取のない世界を目指して

PEACEの活動は、皆さまからのご寄付・年会費に支えられています。
安定した活動を継続するために、活動の趣旨にご賛同くださる皆さまからのご支援をお待ちしております。

CTR IMG