林兼産業

株主総会で聞いてみた2023④ 黒豚シェアトップの林兼産業、妊娠ストール使っている

6月26日、#林兼産業 の #株主総会 に参加され、#アニマルウェルフェア について質問された方からのレポートです。 林兼産業は、100%出資の子会社 #キリシマドリームファーム で #黒豚 を飼育。日本最大級の黒豚農場で、国産黒豚生産数の約15%を生産しています。 株主総会は、山口県下関市の本社で開催されました。 質問 事業報告書の中に、黒豚農場において #SQF認証 (フードチェーン全体を対象とした食品安全・品質管理の認証規格です)を取得すると書かれていますが、SQF認証ではアニマルウェルフェアが求められていると思います。 アニマルウェルフェアといえば、おととし日本ハムの国内農場で豚に対する虐待行為が告発されており、国内の養豚場で豚がどのように扱われているのかが気になっています。 そこで御社にアニマルウェルフェアについて質問させていただきたいのですが、御社では豚の飼育過程で #妊娠ストール を使っているでしょうか? (ここで議長(取締役社長 中部 哲二氏))が「妊娠ストール?」と疑問を呈す) 妊娠ストールとは母豚が妊娠期間中に方向転換できない檻の中で飼育する方法のことで、ヨーロッパでは虐待的だということで禁止になっています。国内での #日本ハム が虐待の告発を受けて、妊娠ストールを廃止すると発表しました。#伊藤ハム や #丸大食品 も #動物福祉 の観点から妊娠ストールの方針を明確にされています。 そこで御社に妊娠ストールを使用しているかどうかと、妊娠ストールについての会社の方針を伺いたいです。 (ここで回答を検討するのに数十秒の時間があきました) 議長(取締役社長 中部 哲二氏)より回答 妊娠ストールについては現段階ではまだ使用しております。 アニマルウェルフェア含めていろいろご指摘いただき検討はしておりますけれども、まだ具体的なところまでは決まっていないのが現状でございます。今後はやはり日本ハムさんや大手さんのそういう動きがあり国内の養豚業者にもそういう動きが普及してくると思います。当社もできる限り世の中に沿った形での事業運営に努めてまいりたいと思います。 感想 SQF認証は、虐待のあった日本ハムの農場でも取得しています。SQFが求めるアニマルウェルフェアはレベルが低く、「管理者が動物福祉を理解している」とか、そういうふわったとしたものです。 役員席あたりがざわざわしていたので「寝耳に水」の質問だったのかもしれません。「世の中に沿った」という自主性のなさは問題ですが、妊娠ストール廃止の方向に世の中は進んでいるので引き続き廃止を求めていきたいです。 いただいたレポート、以上です。 黒豚というと、なぜか放牧豚のイメージもありますが、騙されないでください。 #GoVegan #動物福祉 #工場畜産 #ビーガンになろう #豚肉 #とんかつ #ポーク

6月26日、林兼産業の株主総会に参加され、アニマルウェルフェアについて質問された方からのレポートをInstagramに掲載しています。

林兼産業は、100%出資の子会社「キリシマドリームファーム」で黒豚を飼育。日本最大級の黒豚農場で、国産黒豚生産数の約15%を生産しています。黒豚というと、なぜか放牧豚のイメージもありますが、騙されないでください。妊娠ストールを使う、工場畜産です。

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動物を利用する企業のトップに直接質問をぶつけることができる株主総会は一つのチャンスです。こちらのページをご参照ください。

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