ビーガンという生き方
マーク・ホーソーン[著] 井上太一[訳]
緑風出版/205頁/2200円+税
ISBN-10: 4846119025
ISBN-13: 978-4846119027

最近、ビーガン(ヴィーガン、vegan)という語を、テレビなどでも普通に耳にするようになりました。昨年、この本が出た時点でも既にそう感じていましたが、今年はもっと頻繁に見聞きするようになったと感じます。

30年ほど前に肉食を止め、徐々に動物性食品も止めてビーガンを実践してきた身としてはうれしいところもある反面、「おしゃれ」「健康」「女性に人気」といったイメージ先行に なっているところが気になります。

日本では「完全菜食主義」などと訳されることも多く、 食の問題だと受け止められがちなビーガンについて、本当はどういう思想的背景があるものなのか、わかりやすく丁寧に解説した入門書が本書です。

ビーガンは、動物搾取の産物をできる限り避け、動物たちをそれらの搾取から解放する社会正義のための運動です。肉や牛乳、卵を得るために虐げられている動物たちだけではなく、毛皮や皮革のために犠牲になる動物たち、動物園・水族館などに幽閉される動物たち、そして動物実験の犠牲になる動物たちなどについて、幅広く動物搾取の問題をとらえています。

またこの本では、動物搾取の問題にとどまらず、人間に対して行われる搾取、差別や、環境問題との関わりについてページが割かれており、これらの運動との連帯の重要性についても説かれています。入門書として、栄養やハウツーについても書かれていますので、本書のアドバイスを参考に、ビーガン生活に足を踏み入れてみていただけたらうれしいです。

〔目次〕

第1章 動物の権利
第2章 脱搾取
第3章 人間の権利
第4章 環境
第5章 思いやりある世界
第6章 Q&A
補遺

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(代表 東)

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