新刊『動物たちの収容所群島』
翻訳家の井上太一さんによる書き下ろし新作『動物たちの収容所群島』が刊行されました。
日本の畜産施設の悲惨な現状を、そこで働いた経験のある方々の証言をもとに綴った画期的な本です。
取り上げられているのは、PETAアジアがこれまで告発してきた日本ハム子会社の養豚場や、KFC、キユーピーなどの取引先、鶏卵大手のイセ食品の農場などです。インターネットで公表されていること以上に現場の実態をより詳しく知ることができ、さらに動物たちがいかに「工業製品」として経済効率のもと虐げられることとなったか、その歴史にも触れられています。
極度に不衛生な環境で体をボロボロにし、命を削りながら、消費者が求める安い畜産物のために苦しめられている動物たち。決して美化することのできない現実を無視してまで、私たちは肉や卵を食べ続けるのでしょうか。
どのようにこの動物搾取社会を変えていくべきなのか、活動の指針としてもぜひ手に取ってお読み下さい。日本でアニマルライツの活動をする上でも必ず読んでほしい本となりました。
帯メッセージは落合恵子さん、安積遊歩さんが寄せていらっしゃいます。
出版社:あけび書房
定価: 1980円(税込)
ISBN:978-4-87154-241-8 c3021
本文写真カラー版
本文の写真が白黒なので、カラー版で見られるように下記のページで公開しました。
▼出版社サイトの紹介ページ
関連ページ
PEACEもこの本に協力をさせていただきました。著者の井上太一さんと連名で送った公開質問書については下記のページを参照ください↓
世界最大の動物擁護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のアジア支部が、日本のハム・ソーセージ大手である「日本ハム」の養豚場で行われている動物虐待を暴露しました。ぜひ動画を見てください。内容は、PETAによる報告の全文和訳を下記に[…]
2021年、PETAアジアが、キユーピー株式会社に卵を出荷している株式会社ミヤポーの養鶏場での悲惨な鶏たちの扱いについて実態を暴露しました。PETAの記事の日本語版は、翻訳家の井上太一さんのブログで読むことができます。鶏たちは羽を広[…]
▼過去の関連記事
クリスマスイブ直前、PETAアジアが、日本のケンタッキーフライドチキンに関する衝撃的な動画を公開しました。内部告発によるもので、首を絞めたあと、まだ生きている鶏を手で解体するところなども映っているショッキングな内容です。見るのはつら[…]
世界最大の動物擁護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のアジア支部が、日本のハム・ソーセージ大手である「日本ハム」の養豚場で行われている動物虐待を暴露しました。ぜひ動画を見てください。内容は、PETAによる報告の全文和訳を下記に[…]
▼株主総会について
株主総会って?営利目的で動物を利用・犠牲にするような事業の経営は、多くが株式会社によってなされています。株式会社とは、株を売って資金を集め、その資金をもとに事業をおこなう形態の法人です。その中でも特に、大手の株式会社は、証券取引[…]
この投稿をInstagramで見る
動物たちの現状について知り、ライフスタイルを見直そう!読んで広める、買ってプレゼントする、感想文やレポートを書く、図書館に購入をリクエストするなど、本を通じてできるアクションもあります。動物倫理トム[…]