OIE採卵鶏の動物福祉規約について団体連名で意見提出

12月19日、農林水産省でOIE連絡協議会の平成30年度第2回が開催されました。

傍聴はできなかったのですが、この日は新たに陸生動物のコードに盛り込まれることになっている「アニマルウェルフェアと採卵鶏生産システム」の章について再検討案が示されるなどしました。 資料は25日に既にサイトにアップされています。

新たな規約作成は2年かけて行われ、最終的に5月の総会で承認されます。去年、各国からの1回目の意見提出に向けて、一度農林水産省へ意見提出をしていますが、今年も改正されたコード案が出てきていますので、それに対し日本政府がアニマルウェルフェア寄りのコメントを提出するよう求める意見書を提出しました。

認定NPO法人アニマルライツセンター、THE HUMANE LEAGUE JAPAN、PEACE 命の搾取ではなく尊厳を、NPO法人動物実験の廃止を求める会、ヘルプアニマルズ、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの6団体連名です。

主なポイントは以下の通りです。特に業界団体からの強い反発が予想される営巣区域と止まり木については、OIE案を維持するよう求めました。

  • 種鶏:本章の対象に含むべきである。ただし、別途章を策定する場合は除かれたままでよい。
  • 砂浴びの区域 及びついばみ行動区域について:砕けやすく乾燥した敷料素材でできた砂浴びの区域を提供することが「望ましい」ではなく、「提供するものとする」とする。 砕けやすく乾燥した敷料素材の提供も同様。外部寄生虫の予防とエンリッチメントに役立つ。
  • 営巣の区域について:「設ける場合は」ではなく「備えられるものとし」と変更されているOIE案について、このままを維持するべき。 産卵のための適切な場所がないと、雌鶏はストレスである。
  • 止まり木について: 「設ける場合は」ではなく「備えられるものとし」と変更されているOIE案について、このままを維持するべき。 止まり木及び止まり木の高さの必要性は十分に科学的に立証されている。

意見書全文と、当日の呆れた業界意見については、とりまとめ団体であるアニマルライツセンターのページをご参照ください。

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