カナダへの輸出が続いている 航空会社アクション!
官僚も関与する密輸事件が発覚して以降、カンボジアからアメリカへの霊長類の輸出は止まっているそうですが、カナダへ数百頭のカニクイザルが空輸されたことがわかったそうです。
ハイ・フライ(Hi Fly)とブルーバード・ノルディック(Bluebird Nordic)という航空会社2社が空輸にかかわっており、ハイ・フライ社は少なくとも1機の飛行機に絶滅危惧種の動物の絵を描き、従業員が飛行機の前で「野生生物のために団結して密売と戦う」と書かれたプラカードを掲げている写真を公開しています。サルを密林の生息地から誘拐し、繁殖場で生まれたと偽って引き渡しているわけではないと証明できない業界で、これは偽善の極みです。
PETAとアクション・フォー・プライメイツは、 カナダ当局に対し、霊長類の輸入を即時停止するよう求めているとのこと 。 PETAはまた、米国魚類野生生物局の関係者に対し、カンボジアからのサルの輸入は特別な精査の対象となるべきだと他国に通知するよう求めてくれているそうですが、これはぜひお願いしたいところです。日本の当局もアメリカからの情報提供がなければ動きません。
ハイ・フライとブルーバード・ノルディックにも、実験動物の輸送はやめるよう、求めましょう。サンプルレターが下記のページに載っています。
Hi Fly airline publicly says it’s against animal trafficking…
As Canada shrugs its shoulders at apparent brazen violations…
ショック… インドネシアのカニクイザル捕獲映像
インドネシアのカニクイザルのために声を上げるよう呼び掛けている団体、アクション・フォー・プライメイツが野生ザルを捕獲する様子の動画を公開しています。
長年の禁止を経て、2021年、インドネシア政府は野生カニクイザルの捕獲と輸出の再開を許可してしまいました。その年、2,070 頭の捕獲および輸出の割り当ては、CV Primaco と CV Inquatex の 2社に割り当てられました。
2022 年はフロリダに拠点を置く米国企業 Primate Products によって、870 頭の野生のマカクがインドネシアから輸出されたとのことです。
Hundreds of long-tailed macaques captured in the wild in Ind…
UK-based nonprofit Action for Primates (AfP) is calling on a…
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