今日、河野太郎行革担当大臣が、大豆で作られた肉などいわゆる「プラントベース食品」について表示を明確化すると公表したとの報道がありました。
「具体的には、代替肉の商品名を『大豆肉』とか、『ノットミート』とした場合に、『大豆を使用した』とか、『肉不使用』といったことが併記されていれば問題ない」(「河野行革相“代替肉などの表示を明確化”」TBSニュース)とのこと。
消費者庁のサイトを見ると、新たに「プラントベース食品関連情報」のページができ、「プラントベース食品等の表示に関するQ&A」が掲載されていました。これを見ると、原材料が何か(もしくは何でないか)をきちんと示して、消費者に誤認させないことが大事であるということがわかります。
こういう動きがあると、プラントペース食品が、広まってきたのだなあ!と実感します。
欧米では、動物性食品の代替品(植物由来製品)の名称に「ミート」「ミルク」「チーズ」などを用いることについて、動物性食品を売る側の業界からの反発が強く、使えないように法制化する動きまであるので気になっていましたが、日本は動物製品でないことが明らかになっていれば使っても問題ないという妥当な線が示され、ほっとしました。
おそらく、日本で厳密に排除しようとすると、「がんもどき」も名前を変えないといけないのかとなってきますし、大豆製品がもともと広く受け入れられていることもプラスに働いているのではないでしょうか。また、「カニカマ」「こんにゃくゼリー」などの呼称も受け入れられてきた歴史を考えると、ことさらに肉・卵・牛乳だけ使用不可とすることは難しいだろうと感じます。