アカミミガメ等の今後の規制に関連してくる提言が公表されましたが、具体的にはまだこれから検討です

先日、ミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニを特定外来生物に指定することがまるで決まったかのような報道が相次ぎ、外来生物対策のあり方検討会」の進行状況についてこちらでご報告しました。

その後、第5回が8月3日に開かれ、最終的に取りまとめられた提言書が環境省のサイトで公開されました。

この最終版を見ると、該当部分は下記のように修正されており、確かに「アカミミガメやアメリカザリガニのように」ということが明示されましたが、具体的にどういう規制とするか、決まっていない状況であることに変わりはありません。

15ページ
3.外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置

(1) 特定外来生物等の効果的な指定
<中略>
○アカミミガメやアメリカザリガニのように、我が国の生態系等に大きな影響を及ぼしているにもかかわらず、飼養等を規制することによって、大量に遺棄される等の深刻な弊害が想定される侵略的外来種については、そうした弊害をできるだけ軽減させる形で、生態系等に係る被害の防止に資する規制の仕組みの構築や各種対策を進める必要がある。

第5回は傍聴することができなかったのですが、先日来の報道について委員から質問もあり、現行の規制の特定外来生物に指定するわけではないという説明があったとのことです。(議事録は1か月以内くらいには公表されます)

環境省によると、この提言を受け、これから中央環境審議会で、更にどのようにしていくのかを検討するそうです。中央環境審議会の部会になるのか、小委員会になるのか、どこで検討するのかはまだ決まっていないそうですが、近々に検討が始まる予定です。おそらくそこでは、アカミミガメ等を想定した新しい規制の枠組みについて、審議がなされるのではないかと思います。まだ環境省は明言は避けている感じではありますが。

これからの流れとしては、中央環境審議会で検討必要があれば法改正政省令整備種の指定となっていくはずなので、アカミミガメ等についての新しい規制といっても、まだまだ先になります。パブリックコメントも何回か行われることになると思います。

前回の記事で少し間違えていたところがあったので、修正しました。この提言を取りまとめた「外来生物対策のあり方検討会」は、中央環境審議会の部会の下に置かれた検討会ではなく、独立の検討会として設置されたものだそうです。

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