うみかぜ公園周辺~釣り糸が足に絡まり、傷つく鳩たち。横須賀市に釣り禁止等を要望しました

動画

横須賀市内で働いているPEACEの会員から、「うみかぜ公園」やその周辺で、釣り糸が足に絡まった鳩が多数見られるとの相談が寄せられました。すでにテレビ局にも動画提供しており、TBSテレビの「Nスタ」で取り上げられるとのことでした。

番組では、8年くらい前から足に糸が巻きついたハトを見るようになったという地元からの情報や、散歩していた犬の足に針がついたままの釣り糸が絡まってしまったと話すご近所の男性のコメントなどが流れました。

釣りスポットは、「うみかぜ公園」の隣りにある「nojimaモール」の裏側の海沿いの土地になります。管理しているのは横須賀市で、公共の土地です。問い合わせると、釣りは特に禁止ということはなく、巡回や清掃も不定期にしているということですが、鳩の足から釣り糸を外すために通っている会員によると、行けば必ず釣り糸は放置されているそうです。

釣りスポット隣の「うみかぜ公園」にもゴミ箱がなく、捨てる場所がないことも放置の原因ではないかと思い、問い合わせたところ、「ゴミ箱を設置すると、かえってゴミのマナーが悪くなるため設置していない」とのことでした。確かにそれも何となく状況が目に浮かび、悩ましさはわかります。マナーの悪い人が、いかに多いかということですね…

しかし、釣り糸が足に絡まった鳩は、歩くのが困難になるだけではなく、大きく腫れてしまったり、指が切断されてしまったりしています。




とても痛ましいですが、現地に表示されている掲示だと、実際に被害が起きていることがわかりづらいです。海中でも被害は間違いなく出ていると思いますが、現実に、陸でも、もう目の前で被害が起きています。

会員が釣り糸を外した、足が腫れた鳩は、再度、釣り糸が両足に絡まっていたそうです。根本的な対策がなされなければ、このままエンドレスに続くことがはっきりしています。

そこで本日、横須賀市長宛に対策を求める要望書を送付しました。釣り禁止が最も効果が出る対策です。次善の策として、掲示や巡回監視、清掃などを求めました。ポスターは、サンプルとして、「このように被害がはっきりわかるものを掲示してください」という意味でつくりました。

そもそも多様な生きものが生きる自然環境がなければできないレジャーなのに、自然にかえらず(もしくは自然にかえるのに時間がかかり、)ターゲット以外の生きものを殺し続ける道具を自然界に残さず行うことは不可能な趣味、釣り。最低限のマナーを守らない人たちに、市が土地利用の便宜を図る必要はないと思います。

ぜひ市へご意見をお願いいたします。

意見送付先

メールアドレス:goiken@city.yokosuka.kanagawa.jp

住所:
〒238-8550 神奈川県横須賀市小川町11
横須賀市長 上地克明 様

コールセンター番号やFAX番号はこちらのページをごらんください。

その後の経緯

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写真:捨てられたゴミや釣り糸

釣りゴミ問題は、この場所だけではなく全国的な問題です。このページの写真は、釣りの問題について啓発するための活動であれば、ご自由にお使いください。クリックすると、解像度の高い画像が表示されます。
日別の記録はこちらをご覧ください

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美しい風景も、魚の棲む環境も、釣り人が残すゴミで台無しです

追加情報

補足① 野生動物救護について

「うみかぜ公園」に対策を求めると、「神奈川県が傷病鳥獣保護をしているから、そちらに」と回そうとします。しかし、神奈川県自然環境保全センターの傷病鳥獣保護は、ドバトは対象外です。また、仮に他の野鳥でも、出動して保護してくれるわけではありません。釣り禁止にしないのであれば、市が捕獲して釣り糸を外すところまでやってほしいです。

補足② 鳥獣保護法について

足から糸を外すために、いったん鳩を捕まえてから放しますが、この作業に法的な問題はないと市の担当課に確認済みです。

補足③ 漁業権について

ときどき釣り人への漁業者からの威圧(?)もあると聞いたので、漁業権についても神奈川県の環境農政局農政部水産課に確認しましたが、漁業権が設定されている場所ではあるが、対象となるのがアサリ・アワビ・サザエ・トコブシなどの貝類、ワカメ・ヒジキ・アカモクなどの海藻類、タコ・イセエビ・ナマコなどの水産生物とのことで、魚は対象ではないので、釣りができないわけではないとの回答でした。

参考:横須賀市への要望書

2021年8月2日

横須賀市長 上地克明殿

うみかぜ公園近隣の釣り糸対策に関する要望書

 横須賀市の管理する「うみかぜ公園」近隣の海辺の土地で、釣りが行われています。担当課より、釣りは禁止されていない場所だと聞いていますが、釣り人のマナーが悪く、釣り糸等のゴミが散乱しています。
その中でも釣り糸は、周辺で多くの鳩に被害を与えており、釣り糸が足に絡まって歩行が困難になっている、足が大きく腫れてしまっている、指が切断されてしまっているなど、痛ましい状態の鳩が多く見られます。中には、片足の指すべてを失っている鳩もいます。
すでにテレビ番組(6月28日TBSテレビ「Nスタ」)でも取り上げられていますが、散歩していた犬の足に、針がついた釣り糸が絡まってしまったとの証言もありました。釣り針が付いたまま捨てられている釣り糸もあり、人をケガさせる可能性もあります。また、鳩だけではなく、海中では、多くの生物に被害が及ぶことでしょう。市の設置した看板でも、海洋プラスチック問題について触れられています。

ドバトについては、神奈川県自然環境保全センターの傷病鳥獣保護の対象になっておらず、当会会員が捕獲し、釣り糸をとり、その場で放す作業をしていますが、中には治療が必要な場合もあります。このまま釣り糸の放置が続くのであれば、終わりが見えません。事後の対策より、被害の予防が肝要と考えます。

つきましては、市として、うみかぜ公園周辺について釣り禁止の措置をとるなど、釣り糸被害対策をとっていただきたく、以下の点について要望いたします。

要望事項

●うみかぜ公園周辺を釣り禁止にしてください
同封した写真のとおり、釣り糸だけではなく、その他のゴミも散乱しています。この場所を釣り禁止にすることが最も効果があります。そもそも釣りは娯楽に過ぎず、市の管理する土地を使用させて便宜を図る必要はありません。また、漁協権の
根本的解決を図っていただきたく、よろしくお願い申し上げます。

●釣り糸放置対策として、看板の設置や巡回指導を
釣り禁止措置まで時間がかかる場合、鳩に実害が出ていることをわかりやすく伝える「釣り糸を捨てないで」の看板・ポスターの設置や、現地の巡回指導・監視などの対策をお願いいたします。
現在も現地には、「ゴミ捨て禁止」の看板がありますが、理由が一目でわからず、また大きさも小さく、伝わっていないのではないかと思います。当会として掲示していただきたい内容の見本を添付いたしますので、ぜひわかりやすいものの設置をお願いします。現地の写真等をDVDにて添付いたしますので、使っていただければ幸いです。

●釣り糸等のゴミ清掃を強化してください
現在も清掃等は行われているとのことでしたが、頻度が足りないか、釣り糸の見落としがあるのではないかと思います。現地に通っている会員が行った際には、必ず釣り糸が捨ててあるそうです。ゴミ清掃についても、強化してください。

●釣り糸が足に絡まった鳩の救護をお願いします
釣り禁止措置をとらないのであれば、市の責任として、鳩を捕獲し、釣り糸をとる作業までお願いいたします。

以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
また、この件につきまして、ご回答をお待ちしております。

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