横須賀港の護岸で鳩の足に釣り糸が絡まる被害が続いています。(写真)
動画横須賀市内で働いているPEACEの会員から、「うみかぜ公園」やその周辺で、釣り糸が足に絡まった鳩が多数見られるとの相談が寄せられました。すでにテレビ局にも動画提供しており、TBSテレビの「Nスタ」で取り上げられるとのことでした。[…]
先日、護岸の所有者である横須賀市に要望書を出し、回答がありましたが、釣りだけを禁止するには多くの課題があるとの回答でした。また、定期的な清掃と、注意喚起、市民の意識向上へ向けた啓発を行うことなどについて書かれていました。(全文はこちら)
しかし、現地で市が委託する管理者が行う清掃では、実際には釣り糸は回収できていません。釣り糸は目に見えづらく、よく目を凝らさないと拾えません。普通のゴミ拾いでは拾えていないのだと思います。(写真)
また、おそらく夜釣りがゴミの発生源として問題が大きいと考えられますが、夜間はそもそも、市の管理者による注意喚起ができないと思われます。
そこで、横須賀市に対し、「釣りだけを禁止することが難しいのであれば、現地で長居をする行為を全て禁止してほしい」と再度要望書を出しました。実際のところ、釣りゴミだけではなく、釣り人が残した飲食ゴミやタバコの吸い殻などのゴミも多いからです。横須賀市には、ポイ捨て防止条例があり、ゴミを捨てる行為には罰則があるにもかかわらず、です。(残念ながら、ポイ捨て防止条例の担当部署も、摘発するという考えはなく、まずは普及啓発という考えです。ウェブサイトには、警察に通報するよう書いてあるのですが。)
釣りOKの場所として現地が知られてしまっていることが、遠方からもレジャー感覚の人を多く集めてしまい、問題を大きくしています。昼間にいる地元の釣り人は、鳩から糸を外すのを手伝ってくれたりとお世話にもなっているそうで申し訳なくも思いますが、ゴミの状況を知っている方々からは、近くに海辺つり公園があるではないか、禁止が妥当との声があります。(ちなみに、海辺つり公園は夜10時以降釣り禁止にできている)
再要望書を出した後に知りましたが、護岸でテント泊などがされていることを、現地の管理者は知らなかったそうです。夜間どうなっているかを知らないということは、普及啓発や指導監視が、そもそも難しいということを裏付けています。
再要望書には、現地で会員が回収しているゴミの写真をボランティアが時系列で並べて資料にしたものを、35ページ分、印刷して添付しました。こちらでご覧いただけます。
鳩の被害状況の写真も、下記のようにまとめて添付しました。
鳩の被害は衝撃的だったようで、反応をいろいろいただきました。西宮市在住の会員からのメールを紹介します。
西宮市在住の会員からのお便りなんで今頃?と思いました。 これに賛同した数名の協力者による活動と、さらに共鳴し、評価した朝日新聞阪神支局の小尻記者(小尻記者は、その数年後に阪神支局襲撃事件で射殺されました)が問題提起の大きな記事を出した事により、約20年間かけて、脚の変形した鳩、テグスの巻き付いた鳩は、皆無になりました。 なのに、今ころになって、まだ、関東で同じ問題が起きているとは。 テグスは、驚くほど、あっという間に拡散します。ハトのみならず、捕食するカラスや、他の野鳥にも被害が及び、渡り鳥や猛禽、犬猫にも巻きついたり、飲み込んだりの被害を起こします。 それにしても、釣り人は、自分で出した廃棄ゴミの始末さえ、できないのでしょうか? 本当に、野蛮で恥ずかしい国になってしまいました…… |
横須賀市に、引き続きご意見をお願いいたします。
意見送付先
メールアドレス:goiken@city.yokosuka.kanagawa.jp
住所:
〒238-8550 神奈川県横須賀市小川町11
横須賀市長 上地克明 様
コールセンター番号やFAX番号はこちらのページをごらんください。
過去記事
横須賀市内の護岸で鳩の足に釣り糸が絡まる被害が続いています。詳細は下記の記事をご覧ください。このページは、ゴミがどれだけコンスタントに出ているか、写真の記録をアップしていきます。[sitecard subtitle=関連記事 url[…]
【写真】鳩の被害
※ゴミの写真はこちらのページに掲載しました。
横須賀市内の護岸で鳩の足に釣り糸が絡まる被害が続いています。詳細は下記の記事をご覧ください。このページは、ゴミがどれだけコンスタントに出ているか、写真の記録をアップしていきます。[sitecard subtitle=関連記事 url[…]
横須賀市からの回答
会あて回答
会員あて回答
動画横須賀市内で働いているPEACEの会員から、「うみかぜ公園」やその周辺で、釣り糸が足に絡まった鳩が多数見られるとの相談が寄せられました。すでにテレビ局にも動画提供しており、TBSテレビの「Nスタ」で取り上げられるとのことでした。[…]