新潟市水族館マリンピア日本海の指定管理者である公益財団法人新潟市海洋河川文化財団の 平成30年度第1回理事会議事録に「株式会社有竹鳥獣店の破産に伴うバイカルアザラシの債権について」と書かれているので詳細を問い合わせてみたところ、以下のような回答が来ました。
バイカルアザラシが当財団へ引き渡されないまま、(株)有竹鳥獣店が破産したため動物の移動は一斉発生していない。
破産について:破産管財人から今年2月下旬に(株)有竹鳥獣店の破産手続開始通知書が届き、5月下旬に債権者説明会に参加した。
取引の経緯:(株)有竹鳥獣店とは、当水族館がオープンする際、動物の受け入れを行った実績があったため。
なんと、今度は動物を先に渡したパターンではなく、手付金を支払ったが動物が来なかったパターンでした。
バイカルアザラシはロシアから来る予定だったそうです。
動物商倒産で、日本の水族館に来なくて済んだ動物がいたということですね!
といっても手付金は218万円とのことで、新潟市民にとってはお金の問題もあるかと思いますが、最終的に回収できなかった場合、これは新潟市が負担するのではなく、新潟市海洋河川文化財団が負担することに決まっているそうです。
5月の債権者説明会には30社くらい来ていたそうで、おそらく回収不能。最後はエサ代も払えなかった?
有竹には、もう動物はいなかったそうで、代わりの動物をもらうこともできなかったそうです。
水族館向けの動物がいたかどうかはわかりませんが、残っていた動物は一体どこへ分けられたのでしょうか……動物業界の闇です。