名古屋港水族館 外観

名古屋港水族館を運営する名古屋港管理組合から、今後ウミガメのふれあいイベントを行わないとの回答

ウミガメの赤ちゃんを触らせる!?

8月19日(土)、20日(日)、名古屋港水族館をランドマークとした名古屋港ガーデンふ頭一帯の観光情報のPRするイベントとして「ゴーゴー名古屋港!2023 in 阪急西宮ガーデンズ」というイベントが行われました。

阪急百貨店やイズミヤ、映画館などが集まる西日本最大級のショッピングセンターで行われたこのイベントの目玉は、驚いたことに、今年生まれたばかりのウミガメの赤ちゃんを来場者に触らせるというものでした。移動動物園とどこが違うのでしょうか。

名古屋港水族館 ウミガメ ふれあい告知

子ガメのストレスも心配ですが、水族館がこのようなイベントをする限り、ウミガメに限らず陸上のカメなども勝手に触ったり捕まえたりしてもいいと勘違いする人が続出することでしょう。

現実に、野生のイルカを触ろうとしてケガをする事例が相次いで報道されていますが、水族館が誤ったパフォーマンスを続けていることによって、触っていいとか触れる動物だとかいう大きな勘違いが生じていることは想像に難くありません。

野生動物は、人間を楽しませるための道具ではありません。

ウミガメは世界各地で個体数が減少しており、全種が絶滅危惧種です。なおさら、おもちゃにしていい動物ではありませんが、なぜこうした企画が通ってしまうのでしょうか。

X(旧Twitter)でも皆さまにアクションの呼びかけをさせていただきましたが、PEACEでは名古屋港水族館を運営する管理組合及び水族館、阪急西宮ガーデンズに中止の要請をし、今後行わない方向で検討しているとの回答を名古屋港管理組合から口頭で得ました。最終的には上層部の了解が必要とのことでしたので、最終決定された際はメールで教えてほしいと要望していたところ、昨日、以下の回答がありました。

「子ガメとのふれあい」に対するご意見への回答について

先日お電話いただいた「子ガメとのふれあい」について、(公財)名古屋みなと振興財団の遠隔地における営業イベントを精査した中、そのイベントにかかる労力や費用面に鑑み、今後は行わないことを確認しました。

ご意見を送ってくださった皆様、大変ありがとうございました。

今後も、こうしたイベントには抗議の声を挙げていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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