埼玉県で動物を列車に乗せてふれあいを行う企画が告知されていましたが、本日、県立こども動物自然公園を担当する公園スタジアム課長から回答があり、列車に動物は乗せないことになったとのことでした!
意見を送ってくださった皆さま、ありがとうございます!
もう応募が締め切られており、共催の東武鉄道からはプロフェッショナルが同乗するから問題ないとの回答が来ていたので、実施されてしまうかも…と思っていたのですが、埼玉県が理解を示してくださいました。少なくとも、常軌を逸したイベントはなくなりました。(列車を降りてからこども動物自然公園のふれあいには行くのかもしれません、週明け確認します)
この知らせが行けば、子どもたちにも「動物の扱いには配慮が必要だ」ということが伝わることでしょう。教育効果としても中止されて本当によかったと思います。
ちなみに、本日の回答の前に、一度埼玉県知事名で、こども動物自然公園を担当する公園スタジアム課長から回答するとの連絡が一度来ていましたが、そこには、こども動物自然公園の管理運営は指定管理者である埼玉県公園緑地協会が行っており、「ふれあい列車」についても、同協会と東武鉄道が共催するイベントである旨が書かれていました。
意見の送り先を両者に変更しようか…と思っていた矢先の回答でした。全文を下記に掲載します。
埼玉県のご英断に感謝いたします。
埼玉県公園スタジアム課回答:
お寄せいただいた御提言につきまして、知事の指示によりこども動物自然公園を担当する
公園スタジアム課長の私からお返事をさせていただきます。
今回のこども動物自然公園のイベントに対し、多くの皆様から動物へ与えるストレスについての
御提言をいただきました。
そこで、主催者であるこども動物自然公園の指定管理者と、あらためて相談をいたしました。
その結果、今回の企画においては動物を乗せずに列車を運行するとの報告を受けました。
何卒、御理解くださるようお願いいたします。
平成29年10月6日
埼玉県都市整備部公園スタジアム課長
東武鉄道からは、今のところ下記の内容の回答しかきていません。
東武鉄道回答:
東様より頂戴いたしました、どうぶつふれあい列車のイベントに
つきましては、弊社単独で実施するものではなく、動物の
プロフェッショナルである動物園のスタッフも複数名列車に同乗し
動物の様子を常に注視しながら十分配慮し、時間を限って実施させて
頂きます。
また、車両の中には動物が休める号車も確保させて頂いております。
何卒ご理解を賜わりますようお願いいたします。
これからも、東武鉄道をご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
書かれている意味がわからなかったので、再度、主に下記の点について聞きなおしました。
- プロフェッショナルが同乗すると輸送ストレスが軽減されると考えているのか?
(物理的には何ら変わらないのでは?) - 何をもってプロフェッショナルと言っているのか?
自称プロのほうが動物の扱いが荒いということは往々にしてあり、そもそもこういった企画について問題と考えず協力する時点でプロフェッショナルとは言い難い。何を基準に言っているのか。 - 獣医師が同乗するという意味か?
複数名同乗すると動物園のほうが手薄になるが、そのことについては問題になっていないのか。
東武鉄道再回答:
前回と同様の回答となり申し訳ございません。
どうぶつふれあい列車のイベントにつきましては、弊社単独で実施するものではなく、
動物のプロフェッショナルである動物園のスタッフも複数名列車に同乗し
動物の様子を常に注視しながら十分配慮し、時間を限って実施させて
頂きます。
また、車両の中には動物が休める号車も確保させて頂いておりますことを
お伝えいたします。
これからも、東武鉄道をご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。