農水省が畜産課長会議でアニマルウェルフェアの自己点検を要請

9月30日に開催された平成28年度第1回全国畜産課長会議で、農林水産省畜産振興課から各県に対し、「アニマルウェルフェアに関する取り組みの自己点検の取り組み改善を進めるよう指導してほしい」と要望があったことを11月5日付けの「鶏鳴新聞」が報じています。

26年度に実施したアンケート調査で、「アニマルウエルフェアの考え方に対応した飼養管理指針」の生産現場への浸透が不十分であったことから、「今年度は指針の改定とあわせて生産者自らがアニマルウェルフェアの取り組み状況を自己点検するためのチェックリストを作成し、農水省も積極的な活用への指導を要請したもの」とのこと。

チェックリストの内容は、保護団体の求めるウェルフェア(例えばバタリーケージ使用廃止等)とは乖離していますが、それでも農水省→自治体→各生産者というラインで何かが指示されたということは時代の変化を感じます。

畜産技術協会の各畜種ごとの「アニマルウエルフェアの考え方に対応した飼養管理指針」については、先日、OIE(国際獣疫事務局/世界動物保健機関)の陸生動物コードのウェルフェア基準との整合性についてご報告しましたが、改訂されたのは、肉用牛、乳用牛、ブロイラーの3つで、まだOIEでウェルフェアコードが定まっていない豚、採卵鶏については改訂はなく、チェックリストの追加のみとなっています。

最新版の同指針類については、農林水産省の「アニマルウェルフェア」のページにもアップされました。

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