国際NGOであるワールド・アニマル・プロテクション(WAP、旧WSPA)が、世界各国の動物保護レベルのランク付けである動物保護指数(API;Animal Protection Index)を公開しています。A~Gまでの7段階評価となっており、日本の動物保護全体のランクは、Eとなっています。
全体としても、保護の度合いが高くないことがわかりますが、動物が感覚・感情を持つことが法律上認められているか、畜産動物、使役・レクリエーションに用いられる動物の分野が Fと最低ランクです。飼育下の動物(動物園など)や伴侶動物が比較的高い評価を得ていますが、それでも D に過ぎません。
さて、科学技術先進国という自己イメージが強くもたれている日本ですが、実験動物についてきちんと制度を整えていると評価されているのでしょうか。とんでもありません。
日本の実験動物保護法制のランクは E
に過ぎません。自主規制で十分だという考えは国外では通用しません。日ごろ動物愛護法改正について私たちが言っているようなことが、まさに勧告されており、アジアのなかでも低い評価となっていることは注目に値します。
日本への勧告の概要
- 動物愛護法に書かれている3Rについて、法的拘束力のある規定が定められておらず、第41条の要件には強制力がなく執行メカニズムが存在しないとし、科学研究に使用されるすべての動物を不必要な苦痛から守る法律を制定するよう、強く求めている。
- 日本政府内に動物実験の申請を精査する倫理委員会を設置することが求められている。
- 化粧品およびその原料のための動物実験を禁止することが強く求められている。
各ランクの主な国
| ランク | 国名 |
| A | フランス、ドイツ、オランダ |
| B | オーストラリア、インド、スペイン、タイ |
| C | イギリス、アメリカ、韓国、メキシコ、ブラジル |
| D | 中国、フィリピン、南アフリカ |
| E | 日本、ベトナム、アルゼンチン |
| F | イラン |
| G | エジプト、エチオピア、モロッコ |
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