市場に流通している犬の5割~6割がペットオークション(生体市場、競り)を経由しているとも言われていますが、どこで行われているか、場所すらあまり知られていないのではないかと思い、Googleマップに把握できた範囲で情報を落としてみました。
オークションの様子自体については、渡辺眞子さんや成田司さんの以下の記事や、朝日新聞の太田匡彦記者の本『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』(朝日文庫)などをご参照ください。動物が野菜などと同じように扱われていることに衝撃を受けますが、これが店頭での生体販売の裏に隠された現実であり、店頭販売自体をなくしていくべき理由の一つだと思います。
ちなみに、どんなところか、外観はGoogleストリートマップで見ることができます。
●Googleストリートマップで外見を見ることができるオークション会場
※動物種と数字は、自治体の登録簿に記載されている内容です。数は、一度に取扱う最大数になります。一部未調査ですが、わかり次第更新します。
- 北海道ペットパーク 札幌市 犬猫30
- 仙台ペットパーク 宮城県
- ペットパークみかも 栃木県
- 岩槻ペットパーク さいたま市 犬90、猫10
- ペットモール蓮田 埼玉県 犬900、猫200
- ペットモール神奈川 神奈川県 犬400、猫100
- 関東ペットパーク 埼玉県 犬300、猫50
- 三河ペットパーク 岡崎市 犬猫900
- ペットパークJPA 愛知県
- ピースワンペットパーク 大阪府 犬448、ねこ111、オカメインコ3
- オオサカペットパーク 大阪府 犬200、ねこ30、ウサギ10、ハムスター20、インコ科10、キジ科10、オウム科10、カモ科10、リクガメ科5
以下は、現時点でGoogleストリートマップからは見えませんでした。
- 静岡ペットパーク 浜松市 犬250、ねこ50、ウサギ50
- 東京ペットパーク 埼玉県 犬150、猫30
- B&Bペットパーク 埼玉県 犬120、猫30
参考文献:株式会社富士経済(2013)『2013年 ペット関連市場マーケティング総覧』