水族博物館「うみがたり」イルカの死亡等に関する上越市議会会議録

上越市議会の会議録から、水族博物館「うみがたり」のイルカショーやイルカの死亡等に関する部分を抜粋しました。

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2018年6月にリニューアルオープンした上越市立水族博物館「うみがたり」で、この2年間の間にイルカが次々死んでいます。当初、指定管理者である株式会社横浜八景島が運営する「横浜・八景島シーパラダイス」からハンドウイルカ4頭(メ[…]

※まだ議事録が出ていないが、R2.6.3文教経済常任委員会【6月定例会】(教育委員会)でも、シロイルカの死亡についても質疑が行われている。

上越市 平成31年 総務常任委員会 03月13日-04号

△議案第1号 平成31年度上越市一般会計予算 より抜粋

o10款5項5目水族博物館費 水族博物館管理運営費

◆近藤彰治委員 イルカの死亡、前段で塚田部長の説明があったんですが、去年の7月12日、4頭の雌のイルカなんですが、そのうちの1頭のサシャが亡くなりました。今回が、3月11日ですか、アルクですか、4頭のうち2頭が亡くなったと。こういうのは、全国でもよくあることなんでしょうか。私素人でよくわかんないんですけど、そういう事例があるんですか。

◎新水族博物館整備課長 イルカの死亡の件についてのお尋ねにお答えをいたします。
まず、3月の10日、2頭目であるアルクが死亡したということで、確かに委員言われたように、昨年7月の12日、雌の個体が1頭死亡しております。多くの皆様に非常にイルカというのは人気があるものでございまして、今回皆様にこのような悲しい結果をお伝えすることは私も担当として非常に悲しい思い、それが残念でなりません。
それで、お尋ねの委員のほうから全国的にどうかというものでございますけれども、イルカも鯨、鯨類の仲間でございまして、日本鯨類研究協議会という全国組織がございます。そちら上越市も加盟しておりますけれども、そちらの代表の方にお聞きすると、これは本当に個体の程度、そして状況によって一概に各年度で何頭死亡例があるとか、そういうのは明確にはお伝えできないんですけれども、実際確かに死亡例というのは、それぞれ病気で亡くなったりとか、場合によっては寿命で亡くなったりとか、偶発的な、人為的な事故によって亡くなったりとか、そういうのはあるというふうに聞いております。

◆近藤彰治委員 私は、全国でこういう1年の間、1年もたっていないですけど、4頭のうち2頭が亡くなったと、こういう例があるのかと。新しくなった水族館ですから、去年6月二十何日ですか、オープンしたんですが、そのうちに早くも2頭が亡くなった。こういうのは、ちょっと異例じゃないかと思って全国の事例あるのですかという質問させていただいているんですけど、わからんかったらわからんでいいんですけど、どうなんでしょうか。

◎新水族博物館整備課長 今ほど全国というお尋ねでしたので、全国のほうは全国協会のほうでそれぞれ各園・館ごとの死亡の事例とか件数、頻度というのは発表していないので、把握をしてございませんが、指定管理者である横浜八景島さんのほうで、横浜で八景島シーパラダイスというのを運営されておりますけれども、そちらのほうで例年やはり、これは各年度によってもちろんばらつきはあると聞いておりますけれども、1頭から2頭、年間で死亡例はあるというふうに聞いております。ただ、八景島さんのほうは二十数頭の飼育例でございますし、今ほど近藤委員が言われたように、当館は4頭ということなので、一概にだからどうなんだということは言えないと思うんですけども、死亡例は八景島シーパラダイスさんからお聞きしたところによると、そのような事例があるというふうに聞いております。

◆近藤彰治委員 ここの施設の維持管理費で本当に維持管理が適正に行われていたのか、こういうことを私は申し上げたいんであって、要するにアルクの死亡の原因、まだ調査中ということですから、うかつに変なことは言えませんけど、今後あと残ったメイビスとアーチですか、これもいずれも雌なんですけど、これが今度は2頭体制で行うという報道もされておりますが、またよそから、八景島さん指定管理者ですから、八景島にもたくさんのバンドウイルカおりますから、そちらからまた持ってくるのか。これも報道の中の新聞の記事でありますから、よくわかんないんですけど、行政としてはどのような八景島さんに指示出しているのか、その方向性わかりましたらお願いしたいと思います。

◎新水族博物館整備課長 まず、冒頭の維持管理について適正かどうかというお尋ねかと思いますけれども、そちらのほうは指定管理をされている八景島さんは、イルカの飼育に関しては数十年シーパラダイス、そして東京にあるアクアパーク品川、そしてグループで経営している中では伊豆にある伊豆・三津シーパラダイス、そして加えて仙台うみの杜水族館というふうに豊富なイルカの飼育実績がございます。したがって、私どもといたしましては管理運営、そして飼育の技術に関しては問題がないというふうに考えております。
続いて、今後の話だと思うんですが、今残っているのは雌1頭と雄1頭ということでございます。それで、今後市としてどう考えるか、指定管理者との協議状況でございますが、昨年7月に個体が1頭死亡したとき、もともと我々市としても指定管理者と開館時には4頭体制ということが基本であると考えておるので、この間指定管理者とは4頭体制に戻すべく協議を進めておるところでございます。ただ、委員も当然御案内かと思いますけれども、非常にイルカというのは、もともと希少性のある生物でございますし、加えて日本動物園水族館協会とのいろいろな社会的な情勢から、非常に入手が困難な状況になっているので、指定管理者のほうも4頭体制に戻すべく鋭意努力はされておりますが、まだ皆さんにお知らせできる段階ではありませんけれども、指定管理者ともども、そして市のほうももともと4頭体制が開館時の基本だと考えておりますので、早期に4頭体制になるようにいろんな知恵を絞って今鋭意努力をしている最中でございます。

◆近藤彰治委員 私の認識不足で4頭とも雌かと思っていたんですが、3頭が雌で、1頭が雄ということですね。今現在生存しているのが雄1頭と雌1頭ですね。それなんですが、新しい新水族博物館、これ増殖棟もつくられていますよね。それよそから借りてくるとか、そういうこともありなんですが、増殖棟をわざわざつくってありますから、何であれ利用、利用って、これはちょっと難しい話ですから、そっちのほうも力を入れているのか。八景島さんのグループで5つもありますから、そちらのほうの雌、雄の個体で増殖できないのか。これちょっと4頭体制でいくというお話も聞きましたけど、将来的にどうなんですか。将来だけじゃないです。近々です、これ。もうイルカが本当、マゼランペンギンとイルカ、シロイルカがこれメーンですから、その点いかがですか。

◎新水族博物館整備課長 前段のほうの確かに近藤委員言われているとおり、新館については飼育、繁殖もできる設備を備えてございます。当館が目指すのは、やはり自然繁殖でございますので、あくまでも人工繁殖とかではなく、繁殖というのはなかなか我々が意図して、さあ、繁殖しなさいというわけにはいかないので、そこは少し時間をかけて研究しなければいけない部分もあります。
後段のほうのやはり今4頭体制に戻すということは私たちも当然考えて、指定管理者のほうもそれを当然目標としているわけでございますので、今ほど言ったように、飼育繁殖、そして4頭体制に戻すように指定管理者と協議をさらに加速して行っていきたいと思っております。

◆滝沢一成委員 今のに関連してお話をお聞きしますが、また4頭体制に戻したいとか、あるいは繁殖とかというのは、あくまでもこれは人間の都合であって、イルカにしてみたら、たまったもんじゃないよと言うかもしれない、わからないですけども。私は、根本原因、半年間に2頭死ぬ、1年以内ですけど。というのは、やっぱり根本的な原因があると思います、全く素人でありますけれども。例えばやっぱり狭過ぎるんじゃないかと。きのうちょっと市民の方々と会ったときに、狭いんじゃないのという声がまた出ましたけども、例えばそういうストレスとかもあるかもしれないし、そういう根本原因は徹底的に究明すべきだと私は思います。それができない限りは、今の2頭をいろんな都合がついたので、また2頭ふやしますなんてことをやったら、また同じことを繰り返すんじゃないかと私考えてしまいます。だから、八景島さんと一緒にと、あるいは研究者と一緒にかもしれませんけども、今あの水族博物館のイルカ槽の環境とか、飼育はプロ中のプロというようなことをさっきおっしゃったので、それは言及しませんけども、ああいう環境の中でイルカを4頭芸をさせて、しかも毎日。そういう環境というのが本当にイルカにとって苛酷な状況ではないのかということをやっぱり考えたほうがいいんじゃないかなと私は思います。世界的な潮流としては、水族館にいるイルカを自然に戻すというような動きがもう先進国では始まって、隣の韓国でもそういうことをやっている。あそこの目玉はイルカでやっていくということを我々議会も認めたわけでありますから、私も認めたわけですから、今の状況がよくないとは言いませんけども、しかしこういう状況になってくると、あれが本当にイルカにとっていい状況なのかということは徹底究明すべきだと思いますけども、いかがでしょうか。

◎新水族博物館整備課長 今ほど委員が言われたように、水槽に関してはあの見た目、やはり横幅に関しては狭いという声も私も一定程度お聞きをしております。設計の段階から指定管理者である横浜八景島さん、先ほど申し上げたように、飼育の経験が豊富な、全国でも有数な水族館を経営されているそこの方、専門家の方に設計の段階からイルカを飼育するに当たって条件となる水槽については綿密に打ち合わせをして、指定管理者である横浜八景島さんの意見をそのまま設計に反映してございます。なおかつ、設計をされた日本設計さんは、日本の中でも有数な規模を誇って、有数な技術力を持っておりますけれども、ほかの水族館の経験もございますし、もちろんイルカの飼育経験のある水槽の設計の経験もございます。そういったところから、いわゆる水槽の問題については私どもはないのかなと考えておりますし、なおかつ旧水族館でもイルカの、期間限定の飼育でございましたが、行っておりました。そのときの水槽に比べると、旧水族館では水槽が1つしかありませんでしたけれども、今の新館ではメーン水槽のほかにサブ水槽、そして治療専用のホスピタルプールということで呼んでおりますけれども、そういった設備に関しても充実をさせておりますし、決して設備的な面で狭くてストレスで環境が要因だというふうなことは考えておらないところでございますが、ただ委員の言われているとおり、何か原因があるのであれば、そこは徹底的に追求をして、今後二度とこういうことがないようにいろんな取り組みはしなければいけない、調査もしなければいけないというふうに考えております。
後段の世界的な潮流でイルカの飼育に関しては確かに社会的に非常に厳しいわけでございますけれども、飼育を始めたからには指定管理者や八景島さんのほうでも動物愛護の精神、そして環境保護、その点については十分注意をしてイルカの安全な飼育、健康状態に配慮して飼育をしたいというふうに聞いております。

◆滝沢一成委員 あの水槽がイルカにとって苛酷な環境ではないということを今おっしゃりましたけれども、でも4頭のうちの2頭が死んでしまうという想定外のことが起きたんであるから、最初にそういうふうに固めた知見というのを一回クリアにして、八景島さんには八景島さんの研究による思い込みがあり、皆さんは皆さんであの水族館をつくった、思い込みという言い方だと、きついけれども、そういうふうな考え方があり、その上で問題ないというふうにやったのに、こういう結果になってしまったということは、まさに皆さんにとっての根本的なところをもう一度洗い直したほうがいいということを私申し上げた。つまりそういう知見があるから、問題ないと今でも考えておりますじゃなくて、問題があったかもしれないぐらいのことを想定してもう一度これから先の方針を考えられたほうがいいんじゃないですかという話をしたまでです、先ほどは。だから、これから先我々の市の都合あるいは水族博物館の都合ですぐに2頭をふやすということはしないほうがいいと私は考えています。そこは、きちんとやっていただきたいと思いますが、お考えございますでしょうか。

◎新水族博物館整備課長 先ほどの私の答弁の中で、原因がほかにあるようであれば、そこは調査研究しなければいけないということで御理解をいただきたいと思いますし、今委員のおっしゃられたとおり、それぞれ計画なり、事前の調査なりは問題なかったということは確かに私たち思っておりますけれども、結果を踏まえてまた再度深く深く追求しなければいけないというのは、またそれもおっしゃるとおりだと思いますので、原因についてはさらに深く追求しておきたいというふうに考えております。

◆橋爪法一委員 私も2頭今後ふやすかどうかという問題については滝沢委員と共通なんですけど、それよりも前に今の2頭でパフォーマンスをやることの是非についても疑問に思っているんです。
課長に聞きますけれども、我々のところへ示された11日付の館長からの通知では、現在調査中という話になっていますよね。この調査というのは、本当に滝沢委員が言われたような原因の徹底究明をやる、そういう体制ができているんでしょうか。どんな体制の中で今この調査が行われているのか、これをまず教えてもらいたいです。

◎新水族博物館整備課長 まず、昨日死亡した個体については、早速指定管理者である横浜八景島さんの専属の獣医師のほうで解剖を行っております。解剖して直ちに病理について確定的なものは出せないということを聞いております。まず、解剖した結果、皆様にもお知らせしたとおり、膵臓のところに病理の異変が見られるという推測、内臓に疾患があるんではないかというところから始まり、今血液検査、そして病片の病理検査、そういった詳細な点検をしているというふうに聞いております。
体制といたしましては、先ほどからるる申し上げているとおり、横浜八景島さんには長年のイルカの飼育の経験がございますので、専門の獣医師を中心として過去の症例、過去の病理、そして過去の対応、原因、そういったものを中心に体制を組んで調査しているというふうに聞いております。

◆橋爪法一委員 今の話で大体のところはわかったんですけれども、膵臓とか、そういう内臓疾患とか、いろいろ可能性があるところの追及は当然専門家がされているんだと思いますけど、先ほどの議論から出ているのは上越市の水族館の構造上の問題との関係、そういった中で何頭でもってパフォーマンスをやるのがいいのかという話もある。ですから、短い期間の間に2頭亡くなったという話になったときには、やっぱり精神的なストレスがどう影響したのかというところもちゃんと解明した上でないと、私はパフォーマンスということを継続することについては疑問なんです。そこら辺は、私らは素人ですけども、普通だったらそうでしょう。本当に大事な生き物が短期間の間に亡くなってしまった。同じ仲間がまた同じ目に遭わないようにしてやろうというのが優しい気持ちじゃありませんか。だから、そういうことを考えたら一定の期間は休んで、それこそ八景島さんのみならず、ほかの専門家の皆さん方からの知見もかりて原因究明をする。それで、その結果として上越市の水族館のあの構造の中でこんなふうにやれば、今度はこういう事故は少なくて済みますよという話になれば、それはそれでいいです。でも、それが見えない中で継続することについては、やっぱりこれはちょっとイルカに対して失礼ではないかと思うんです。何よりもイルカを愛する子供たちにとってはショックです。違いますか。

◎新水族博物館整備課長 イルカの2頭パフォーマンスのことについてのお尋ねのところにお答えをいたしますが、まず原因の究明、それは先ほどの委員の皆さんでもお答えしたとおりで、施設的には私ども問題ないと思っておりますけれども、さらに原因は追求をしたい。そして、個体の死因についても、先ほど申し上げたように、追求をしたいということは変わっておりません。
2頭のパフォーマンスについての御心配でございますが、私どもも同様に考えており、指定管理者に確認したところ、まず2体の個体については健康状態には全く問題がないと聞いておるということ、それらを踏まえて、なおかつイルカの仲間でございますが、鯨類でシロイルカも2頭飼育してございますが、そちらのほうもやはり全く健康上問題ないということなので、今回残念ながら2頭死亡してしまいましたが、それぞれやはり個体の個別の状況ということで何か根本的な原因がないということを踏まえ、指定管理者さんのほうでは2頭体制でも、もちろん個体に負担をかけない、個体の健康状態、それが大前提でございますけれども、イルカのパフォーマンスは継続をしたいという意向を持っているというふうに聞いているところでございます。

◆橋爪法一委員 私は、ずっとパフォーマンスをやめろという話をしているんじゃなくて、今のこの短期間の間に2頭亡くなったという、この事実を踏まえて徹底究明をする、その期間中は休んだほうがいいんじゃないですかという話をしているんです。皆さん方もそういう気持ちであれば、それはそれなりに八景島さんに伝えてもらえば、それで済むんですけども、どうもそうではないような感じがしますので、そこは改めて八景島さんとも協議をする中で、本当に皆さんが心配していますので、さらにまた1頭亡くなったなんていう話になれば、とんでもない話になりますから、ぜひそこは慎重に対応していただきたいと思います。部長、いかがですか。

◎企画政策部長 2頭のパフォーマンスの継続につきましては、今課長が御説明申し上げたとおりでございます。私どもも本当にこの1年足らずの中で2頭が立て続けに亡くなるということは非常にショッキングなことであり、非常に残念で、かわいそうなことだなというふうに思っております。残る2頭についても、ぜひそのようなことがないように八景島のほうからは慎重なる飼育を続けていただきたいというふうに思っております。
残る2頭のパフォーマンスを継続することによる影響でございますが、そのうち雌の1頭につきましてはこの冬の間もずっとパフォーマンスを、水中パフォーマンスですけども、やっておりました。その中でも今健康状態が良好ということでございますので、八景島の判断のほうについて我々は今信頼したいというふうに思っております。今後、これまでもそうだったんですけども、イルカの体調に不安が見られるときにはパフォーマンスを休むという取り扱いは行っておりますので、引き続き様子を見ながら適切なパフォーマンスと飼育のバランスをとっていくということが必要だろうと思いますので、その点については八景島のほうにもまた改めて申し入れをしたいと思っております。

◆内山米六委員 私は、お二人と同じ意見なんです。ここは、イルカという動物。これ人間の社会だったら、こういう事態が起きたら即やめて、原因を徹底的に調べられると思うんです。そういうものじゃないかなと。今イルカですけども、ここは一定期間休んで、そして徹底究明するということが一番大事なんじゃないかなというふうに思います。その上で5月の連休を迎えるというような形にしていかないと、まずいんじゃないか。2頭確かにずっと健康状態いいということではありますけども、それだからといって続けていいというものでは私はないというふうに思います。八景島さんは、八景島さんの経営理念のもとでそういうふうにされようとしているんでしょうけども、ここは市としてはそうじゃないんだよと、こういう意見があるんですよということでとめて徹底究明するということ、そういう判断も大事じゃないかなというふうに思うんですが、いかがなもんでしょうか、お聞かせください。

◎新水族博物館整備課長 今委員おっしゃることは、非常に大事なことだと思っております。やはり八景島さんには八景島さんの当然経営的なものもございますでしょうけれども、私どもやはり水族博物館として館の設置意図もありますし、なおかつ市民の方からも非常に心配されている声がございますので、今の意見をさらに専門家の意見も聞いて八景島さんのほうにお伝えをして、徹底究明の方向で考えてまいりたいというふうに考えております。

◆内山米六委員 ぜひこの議論を伝えていただきたいと思いますし、たとえパフォーマンスの期間が休みになったとしても、市民の皆さん、あるいは上越のこの水族館、うみがたりを愛する皆さんにとっても御理解いただけるというふうに思います。ぜひ大きな英断をして八景島さんと協議をしていただきたい、こう思います。よろしくお願いします。

◆滝沢一成委員 イルカのショーについては、今とめていらっしゃいますよね。今やっているんですか。
〔「冬のあれやっているんだ。パフォーマンス」と呼ぶ者あり〕

◆滝沢一成委員 冬のパフォーマンスを続けているんですか。

◎新水族博物館整備課長 今現在、水中パフォーマンスということで継続はしております。

◆滝沢一成委員 私は、やっぱり一旦とめるべきだと思います。そういう判断をされるべきだと思います。子供たちが見に来てがっかりするとか、そういうことも考えなきゃいけないことであるけれども、それぐらい大きな問題だということを認識をして、やっぱり原因究明するまではパフォーマンスをとめる。それに対しては、市民も観光客の皆さんも理解はされるんだと私は思います。何か大きいことが起きたのにそのまま、惰性と言っちゃ悪いけど、続けていくという判断の仕方は間違っていると私は思います。少しお考えいただきたいと思います。

◎新水族博物館整備課長 今ほどの意見、先ほども申し上げましたが、指定管理者のほうに話を、この議論を伝え、さらにまた検討してまいりたいというふうに考えております。

◆橋爪法一委員 1つ忘れました。実は、市議会と市民との意見交換会の中でこの水族館について注文がありました、市民から。それは、駐車場の街灯の問題です。これが非常に暗くて危険だという話ありました。皆さん方は、その点について情報入っているんでしょうか。入っているんであれば、いいんですけど、すぐ対応してもらえばいいと思いますけども、どうなんでしょうか。

◎新水族博物館整備課長 街灯の件についてお答えいたします。
情報としては、私どももそういった声があるというのは聞いております。早速まず照度計算、明るさについて問題がないのかどうか基準に照らし合わせて点検をいたしました。基準上は、もちろん問題ないんですけれども、実際私も暗いときにそこ歩いてみたら、やはり私もそんなに目がいいほうではないので、ちょっと暗いなという印象がありますので、照度については今どのような方法がいいのか、多分正面に向かったライトの下向きから上向きに変わっているところがあるので、その角度を調整したり、照度のワット数を変えたりとか、工夫を今することを検討している最中でございます。

上越市 平成31年  第1回(3月)定例会 03月15日-03号

△日程第2 一般質問 より抜粋

○武藤正信議長 14番、波多野一夫議員。
〔波 多 野 一 夫 議 員 登 壇〕

◆14番(波多野一夫議員) おはようございます。会派みらいの波多野一夫でございます。

(中略)

次に、3項目め、水族博物館うみがたりについてであります。大変喜ばしいことに、昨年6月開館以来、予想を上回る来館者を迎えられています。当初事業計画を立てられた後、幾度かの変更を重ね、事業費もかなり膨らんできましたが、現在の状況を見ますれば、非常に立派な施設となり、管理運営する八景島シーパラダイスの努力も重なったことから、多くの市民が直江津中心市街地の核となり得ていると強く感じているところであります。既にこのうみがたりを核としながら直江津中心市街地活性化に向けての取り組みが官民で進められてきているところでありますが、私どもも微力ではありますが、今後の取り組みを注視しながら、これからも行政、そして市民の皆さんと議論を重ねてまいりたいと思っております。
さて、今回の市長への質問でありますが、まさに直江津の核となっているうみがたりが6月に開館1周年を迎え、さらに2年目へ向けて発展していく中での疑問や不安な部分についてお聞きをしたいと思います。
まず、1点目であります。上越水族博物館うみがたりは、本年6月に開館1周年を迎えます。これまでに予想を大きく上回る来場者を記録していますが、リピーターや新規の来場者をふやす上では2年目以降の取り組みが非常に重要と考えます。入館者数の維持、増加に向けた施設の運営や管理、また展示内容の分析や展示方法の検討状況はどのようになっているのかお聞きいたします。
2点目、これまで委員会でも多くの皆さんから指摘されている課題であります。うみがたりのさらなる発展には、周辺の屋台会館の利活用や北側民有地を含めた海岸の景観整備が必要不可欠であると思います。非常に難しい問題があることも承知をしておりますが、改めて市長の考えをお聞きいたします。
以上です。
〔波 多 野 一 夫 議 員 質 問 席 に 着 く〕

(中略)

○武藤正信議長 村山秀幸市長。
〔市  長  登  壇〕

◎村山秀幸市長 私からも波多野議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

(中略)

次に、水族博物館うみがたりに関し、入館者数の維持及び増加に向けた検討状況についてのお尋ねにお答えをいたします。多彩な魅力にあふれるうみがたりは、天候が荒れる冬の時期にあっても、週末には1日当たり2,000人から3,000人もの方々から御来館いただいておりまして、昨年6月のグランドオープン以来の入館者数が約70万人にも上るなど、市民を初めとする大勢の方々に受け入れられ、愛される施設に育っていることを大変うれしく思っております。
今後もこの施設が市民を初め大勢の方々に受け入れられ、愛される施設として持続し、進化しながら歴史を重ねていくためには、来館者の意見や期待を踏まえ、施設の管理運営のレベル、品質を高める不断の取り組みとともに、生物の飼育展示の充実、工夫など、さまざまな、また日々の改善の蓄積が重要と考えておるところであります。
このため、これまでに来館された皆さんから寄せられた御意見等にも随時対応しているところでありまして、特にオープンから夏の繁忙期にかけて入館までの待ち時間や館内の混雑改善を求める声を多くいただいておりましたことから、イルカのパフォーマンスプログラムの開始時刻や回数を見直すとともに、ツイッターなどのSNSを活用して混雑状況の情報を提供することといたしました。この結果、来館時間の分散化が図られ、混雑緩和に一定の効果が見られたところでもございます。これから春休みや大型連休を控えておりますので、昨年の繁忙期の対策を踏まえて、よりスムーズな入館や案内ができるよう改善を図ってまいります。
また、生物の飼育展示に関しましては、オープン2年目を迎えるに当たり、日本海をテーマとするうみがたりの魅力をさらに高めるため、飼育展示の事例が少ない日本海に生息する深海魚などの珍しい生物の飼育展示に取り組むとともに、本年1月から開催しておりますバックヤードツアーに加え、飼育スタッフが専門的な解説を行いながら館内を案内するガイドツアーを新たに実施するなど、学習プログラムの拡充にも意を用いてまいります。
飼育数世界一を誇るマゼランペンギンの関係では、新しい施設で初めてとなるひなの誕生が始まっております。近いうちにその愛らしい姿をごらんいただくことができるものと考えています。ぜひとも繰り返し御来館いただきながら、日々たくましく育っていく姿を見ていただければと思っているところであります。
さらに、オープン以来、特に来館者の関心が高く、大変な人気を博しているイルカのパフォーマンスにつきましては、開館から短い間でありましたけれども、2頭のイルカが死亡するという、まさに本当に残念でなりませんし、またかわいそうな事例が発生しています。しばらくの間は2頭体制となりますけれども、イルカの体調に十分な注意を払いながら、今月の21日から新たな演目をスタートしてまいります。
また、現在開催しております特別展おとがたりは、ふだんは聞くことのできない水中で生き物が発する音を聞くことができ、その仕組みを学ぶことのできる展示として大変御好評をいただいておりまして、今後もこのような趣向を凝らした企画展、特別展を開催し、来館者の知的好奇心に応えてまいりたいと考えています。
いずれにいたしましても、初めて御来館いただく方だけではなく、何度お越しいただいても新しい感動や発見を提供できるよう常に進化していくことが重要であると考えており、引き続き指定管理者のノウハウを生かしながら、楽しみながら学べるといううみがたりの基本コンセプトのもとでさらなる魅力向上を図ってまいりたいと考えております。
次に、直江津屋台会館の利活用と海岸の景観整備についての御質問にお答えをいたします。直江津屋台会館の利活用につきましては、現在うみがたりの来館者を対象とするにぎわいの創出等、一定の基準に基づく利用である場合は貸し館の使用料を免除しており、市内事業者及びまちづくり団体等にこの制度による利用を広く呼びかけているところであります。
この第1弾としての活用が地元実行組織を中心に開催されましたうみがたりオープン記念イベントであり、このときには屋台会館の屋内外に約50店もの露店等が軒を連ね、多くの皆さんからお越しいただいたとお聞きしています。その後も週末や休日を中心に移動販売車による出店等の利用があり、さらに市内外の小学校や保育園等の児童がうみがたりを見学する際に昼食会場として利用するケースや、隣接する海浜公園とあわせてレクリエーション会場として利用するという新たな形態もあらわれ始めているところであります。今後もこうした利用動向を的確に捉えるとともに、利用される皆さんの要望等にも耳を傾けながら、より多くの皆さんから気軽に御利用いただけるよう努めてまいります。
また、うみがたりの北側の民有地を含む周辺の景観整備につきましては、平成28年市議会9月定例会において議員の一般質問にお答えいたしましたとおり、用地の確保、整備に要する財源、来館者の安全確保、急峻な崖地という土地の形状など、さまざまな点において課題がありますことから、現状においては市が直ちに整備を行うことは難しいと考えておりますが、うみがたりオープン後に県内外から多くの皆さんが訪れている状況を捉え、周辺で民間による新たな事業展開の動きが出てきておりますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。

(中略)

○武藤正信議長 14番、波多野一夫議員。

◆14番(波多野一夫議員) 事業開始になっても相当の期間は今後もかかります。逆に言えば、その間の保倉川自体の治水対策もしっかりと対処していただきたいと思います。これについては、後ほど大島議員のほうからも質問あろうかと思います。保倉川の治水対策しっかりお願いをしたいと思います。
それでは、3項目め、水族博物館うみがたりについてであります。大変残念なことに、先般3月11日、2頭目のイルカが亡くなりました。大変残念でなりません。そして、3月13日、総務常任委員会でも活発な議論がなされましたが、けさ早く直江津の市民から連絡がありました。この件に関して徹底的に調査をしてほしい、そしてこれ以上のイルカの死は見たくはないということであります。市のほうも重々承知はしていると思います。私も職員時代、5年間水族博物館に勤務をしておりました。アザラシの死や、いろんな解剖の場にも立ち会っています。なかなか原因究明は難しいと思いますけども、海獣の生態にたけている八景島のプロの皆さんからぜひ徹底した原因究明等行っていただきたい旨言っていただけるようお願いを申し上げたいと思います。この通告したときには2月の19日であり、そのときには1頭が死んでいて、それから約1カ月近くなってからまた2頭ということで、そのころであれば質問の仕方もあろうかと思いますが、通告の件もありますので、これぐらいにしておきますが、再度徹底した調査ということでお願いをしたいと思います。
質問に入りますが、5月から6月にかけて未来のチカラin上越のプレ企画として新潟市の新潟日報メディアシップで開催される件で、この土日ですか、ペンギンを見せるという企画があるということを新聞で見ました。斬新な企画であり、大変感心をしています。さすが八景島なのかなという気もしています。1点目の質問で企画運営、さらなる展示方法だとかいうことでお聞きしてありますけども、このような企画をどんどんやってもらいたいと思っております。それに向けた今の状況を詳細な部分があればお示ししていただきたいと思います。

○武藤正信議長 塚田弘幸企画政策部長。
〔企 画 政 策 部 長 登 壇〕

◎塚田弘幸企画政策部長 お答えいたします。
今議員のおっしゃられたイベントにつきましては、新潟日報主催のイベントでございます。それにつきまして、当然市のPRということでございますので、指定管理者にもお願いをいたしまして、協力をしていただくということになりました。既に報道等もされておりますが、ペンギン2羽がこの週末、17日になりますか、新潟のほうへ行きまして、そこで愛らしい姿を新潟市民の皆様方等、県民の皆様方にごらんいただくということで考えておりますし、それ以外にも魚を活魚車に積みまして輸送しまして、また現地のほうで魚にも触れ合っていただくというようなことで考えております。今もう、この週末のお話でございますので、もう準備整って、実行段階ということでございます。

○武藤正信議長 14番、波多野一夫議員。

◆14番(波多野一夫議員) 八景島さんのことであるんで、いわゆる2年目以降も相当頑張られると思っております。しっかりと見守っていきたいと思っております。
ここの水族博物館の件でお聞きしたかったのは2点目であります。今回改めて、しょっちゅう見ているんですけど、改めて屋台会館の周囲を見渡しました。屋台会館の入り口には看板あるんですけども、入り口とか何かに看板もなく、水族博物館の来館者にとってはこの施設は何なのかなという素朴な疑問が出てくるのではないかと思っています。極端に言うと、しみじみと見たんですけど、火葬場のような気もしているんです、自分自身。黒に灰色に。この水族博物館駐車場の中ということもある。もう附帯施設という意識もある。来館者にとっては本当に水族館の一部なんだろうということも思っておられると思っています。年間を通してこれだけ多くの来客がある水族館であります。この屋台会館の利活用をしっかりとしていただきたいんですけど、ところどころではありません。年間を通して何とかなりませんでしょうか。どんな今検討されておりますか。

○武藤正信議長 市川均産業観光部長。
〔産 業 観 光 部 長 登 壇〕

◎市川均産業観光部長 屋台会館の利活用について、私のほうからお答え申し上げます。
市長答弁もさせていただきましたけども、屋台会館につきましては、今年度うみがたりの開館に合わせまして、そのうみがたりの立地を活用してにぎわいを創出するという民間の取り組みにつきましても減免措置を講じておりまして、ほぼ無料で、冷暖房費は中だとかかりますけども、そうした措置をとらせていただいておりまして、今利用としましては、うみがたりオープンのイベント、地域の皆様で2万人を超える皆さんを集めるイベントをしていただきましたけども、そのほかに3件ほどのイベントございます。そのほかにも小学校ですとか、保育園ですとか、幼稚園、それも市内のそうした園のほか、市外からお越しになって、うみがたりを楽しんで、その後その隣の公園で遊んだりして休憩するというふうなことで使われております。私どもとしても、その地域の皆様に便利に使っていただいて、何か売り出しをするときには、そののぼり旗ですとか、そういう看板を掲げていただいたり、移動販売車も結構頻繁に出店していただいているところでございますので、地域の皆様の活用をさらに呼びかけてまいりたいと考えております。

○武藤正信議長 14番、波多野一夫議員。

◆14番(波多野一夫議員) 余りにものんきなのかなという気はしています。せっかくのチャンスです。70万人を超えるお客様が来ています。観光PR館とか、屋台会館のブラッシュアップだとか、物産館などいろいろ考えられるはずです。日本海食の市場、あるいは直江津の市内の周遊バスの拠点だとか、そんなこともぜひ考えてください。せっかくの多くの皆様、ともすると80万人ぐらいもう来るかもしれません。私も水族館にいて、5月の連休が相当来ることも考えられます。そんなことも考えて、ぜひともやっていただきたいと思っています。
それと、もう一点、景観整備でありますが、これも大変難しい問題は承知しております。ただし、これも継続して検討してください。いま一度聞きたいことは、新水族博物館整備課がこの3月でなくなります。どこの部署へ行くかというと、恐らく教育委員会だとは思っておりますけども、継続してこの件についてはやるのか、果たして周辺整備ということであれば、ほかの課で担当するのか、その辺を含めてお答えを願いたいと思います。

○武藤正信議長 村山秀幸市長。
〔市  長  登  壇〕

◎村山秀幸市長 1点目の屋台会館でありますが、屋台会館を整備したときの目的が何であったか、これを洗い出したときに、大きな時代が変わってきていまして、あの屋台、直江津の祗園祭のときの屋台を収納して、お金を取って見せるような状況にあるかというと、これはなかなか難しい。これ時代の変化の中であります。これを、じゃ、どういうふうなものに使っていくか、今のうみがたりを含めてどうやって使っていくかという議論があって、このうみがたりのオープンする前には、あそこに食堂なり物産館を設けたいという、そういう皆さんが会社をつくってやりたいという話もありました。しかしながら、結果的にそこに誰が進出するかということになりますと、なかなかその思い切りがなく、できなかったと。それから、あの屋台会館そのものの構造が窓のない館であります。窓がありませんので、全く開放面がないということを考えますと、非常に閉鎖的な、中に入ってもらうとわかると思いますが、非常に圧迫感のある建物であります。ですから、そういうことを考えると、おのずから利用の形態には限りがあるんだろうというふうに思います。躯体に窓をつけて、そしてまたオープンにするような状況をつくっていくということになるとすれば、それはそれとしてのありよう等ありますけれども、今まさにあそこに祗園祭の屋台が入っていて、そのあいたスペースをどうするかという議論になっているわけでございますので、おのずから利用の形態は限られてくるということも御理解いただければと思いますし、その中でもそのあいたスペースをいろんな形で使い始めていると。そのあいたスペースの中で物産を、そしてまた休憩所をというようなものもこれから出てくると思いますので、そんな利用を民間の皆さんにできればというふうに思いますし、あの前にある広場についても折に触れての催事に使っていただく、そんなことの中での水族館との相乗をあらわしていければなというふうに思っています。
2点目のその周辺でございますけれども、水族館整備がまちの中の施設として整備されます。あそこにある都市公園も含めて、公園の市域を含めますと、全体的には、まちづくりという観点からすれば、都市整備部のまちづくりの観点の中でどういう整備が必要なのか、また民間の皆さんがどういう整備をされていくことと同時に我々の公共の施設がどんな役割を果たしていくのか、そんなことも考えていく必要があると思いますので、それは都市整備の中でまちづくりとして考えていくことがこれから必要なんだろうというふうに思っているところであります。

○武藤正信議長 14番、波多野一夫議員。

◆14番(波多野一夫議員) 私もこれからも積極的に調査研究して議論してまいりたいと考えます。ありがとうございました。

上越市 平成31年  第1回(3月)定例会 03月25日-07号

△日程第3 議案第1号より第80号 より抜粋

○武藤正信議長 日程第3、議案第1号より第80号を一括議題といたします。
本件に関し、各委員会における審査の経過及び結果についての報告を求めます。

(中略)

○武藤正信議長 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○武藤正信議長 質疑はないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。

(中略)

◆8番(池田尚江議員) 私は、会派創風の池田です。今議会に提案された議案第1号平成31年度上越市一般会計予算及び平成30年度一般会計補正予算を初めとする全案件について、賛成の立場で討論をいたします。

(中略)

それでは、一般会計予算を中心に賛成理由を申し上げます。

(中略)

次に、交流の戦略では、交流圏の拡大を生かした豊かさ向上として、新たな観光PR動画の作成による上越の魅力発信の効果と、さらには訪れた人から再発信していただけるよう満足度向上への取り組みにも期待するものであります。
水族博物館うみがたりは、開館以来多くの来館者によりにぎわいを得ています。また、ライオン像のある館、五智公園周辺など、まち歩きの核として、新年度もうみがたりの適切な管理と新たな企画による魅力発信に努めていただきたいと考えております。

(中略)

◆22番(飯塚義隆議員) 私は、会派輝の飯塚です。会派を代表して、今議会に提案された議案第1号平成31年度上越市一般会計予算を初めとする全案件について賛成の立場で討論を行います。

(中略)

それでは、一般会計予算の第6次総合計画の3つの重点戦略と地方創生の取り組みを中心に賛成の理由を申し上げます。

(中略)

次に、戦略3の「交流」についてでは、周遊、滞在型観光を進めるため、当市の風土や歴史、食や生活文化などの物語性と豊かな観光資源にうみがたりや歴史博物館等の新しい魅力を加えた観光PR動画を作成し、効果的に発信するとし、うみがたりのオープンに合わせ時宜を得た取り組みであり、大いに期待するものであります。
次に、直江津のまちのにぎわいの創出についてですが、旧直江津銀行を改修整備したライオン像のある館が平成31年4月にオープンするとし、またうみがたりに隣接する都市公園である五智公園の施設を整備し、うみがたりを核とした地域活性化を目指すとしています。直江津地区の中心市街地の活性化に貢献するものと期待するものであります。

(中略)

◆6番(本山正人議員) 会派みらいの本山正人でございます。会派を代表して、今議会に提案された議案第1号平成31年度上越市一般会計予算並びに平成30年度一般会計補正予算を初めとする全案件について賛成の立場で討論を行います。

(中略)

それでは、一般会計予算に計上された第6次総合計画後期基本計画並びに地方創生に関する新規事業並びに施策を中心に賛成の理由を申し上げます。なお、委員会審議での主要な指摘点も添えさせていただきますので、予算の執行に当たっては配慮くださいますようお願いいたします。

(中略)

3つ目、戦略3、交流です。交流圏の拡大を生かした豊かさの向上においては、地域経済活性化の有効な戦略として、観光振興が叫ばれる中、当市の風土や歴史、その中で育まれた食や生活文化など、物語性豊かな観光資源に水族博物館うみがたりや歴史博物館等の新しい魅力を加えた観光PR動画を作成し、効果的に発信する取り組みは、必ずや地域経済の活性化につながるものと期待するものです。また、観光振興政策を総合的、計画的に推進するため、平成32年度を初年度とする観光振興計画を策定する取り組みにも大いに期待しているところであります。

(中略)

昨年6月にグランドオープンした水族博物館うみがたりには、開館からこれまで70万人を超える多くの方々が来館されました。さらなる集客につなげるため、水生生物の飼育展示や体験プログラムの充実を図り、水族博物館としての魅力を高める取り組みを評価するとともに、旧直江津銀行を修復整備したライオン像のある館の供用開始とうみがたりとの相乗効果も視野に入れた直江津地区のまちのにぎわい創出の取り組みにも期待するものです。
なお、うみがたりにおいて開館からイルカ4頭のうち昨年1頭、3月10日にまた1頭が死に、半減となりました。解剖の結果、膵臓に疾患があるとのことですが、徹底した死因の特定、究明が急務であり、パフォーマンスについても適切な対応を望むものです。

上越市 令和 元年  第2回(6月)定例会 06月14日-04号

△日程第2 一般質問 より抜粋

○武藤正信議長 日程第2、一般質問を行います。

(中略)

○武藤正信議長 13番、滝沢一成議員。
〔滝 沢 一 成 議 員 登 壇〕

◆13番(滝沢一成議員) おはようございます。会派輝の滝沢一成でございます。

(中略)

さて、次はうみがたりについてです。これは、この4月から部署がえがあったわけでありますが、水族博物館のお話によると、非常にスムーズに移行したというふうにおっしゃっていました。そういった心配はなさそうだということだと思っておりますが、ちょうど開館から1年たちました。ほかの同僚議員も一般質問されるかなと思ったら、意外にも私だけでありましたので、若干細かくアリの目で聞かせていただくこともあるかと思います。
まずは、開館から1年たちまして、どのように総括されているか、何らかの課題があったのではないかというふうなことをお聞きします。
それから、当然入館者95万人を超えたという話でありますが、評価する声も、あるいは改善を求める声もあったかと思います。特に改善を求める意見についてどのように対応してきたのか、あるいはこれからどのように対応していくのか、そういったものが具体的にありましたら教えていただきたいと思います。
また、ここでもちょっと細かな話、もっと細かな話ですが、イルカのパフォーマンスについて、今後の展開について、やはりこれは市民の関心が高いことでもありますので、お聞きしたいと思います。
それから、これはもう計画段階からよく言われてきたことでありますが、市内への経済波及効果、非常に期待をされて、今回の入り込みを見ると期待どおりか、期待以上だと思いますが、どのようにそれを把握されているかお話しいただきたいと思います。この22日、23日には、オープン1周年記念イベントがあって、直江津の町なかと連動してさまざまな催し物が行われるということであります。こうした連携も着々と進んでいる中で、波及効果が大きいのではないかと期待をしてお答えをいただきたいと思います。

(中略)

○武藤正信議長 村山秀幸市長。
〔市  長  登  壇〕

◎村山秀幸市長 滝沢一成議員の一般質問にお答えをさせていただきます。

(中略)

次に、うみがたりに関する現時点での市内への経済波及効果についてのお尋ねにお答えをいたします。ことしのゴールデンウイークは、10連休となったこともありまして、うみがたりにも6万8,000人を超える皆さんが訪れ、お楽しみいただいたところでございます。市では、その期間中に来館者の市内回遊の傾向を把握するためのアンケートを行ってございます。その結果を見ますと、市民を含めた回答者の3人に1人が、市内の他の場所にも立ち寄るとし、その行き先の約5割が飲食店、約4割が春日山や高田公園などの観光スポットとされておりますことから、ゴールデンウイーク期間中には多くの皆さんがうみがたりとあわせて市内回遊を楽しまれたものと捉えているところでございます。
また、開業後のこうした来館者の回遊による効果につきましては、さまざまな機会を捉えて市内事業者や経済団体の皆様への聞き取りを行うなど、把握に努めてきておりますので、その一端を申し上げます。飲食店を初めとする商業、サービス業関係の皆さんからは、昨年の夏やことしのゴールデンウイークなど、うみがたりが多くの来館者でにぎわう時期を中心に、県外客が目立ち、客数、売り上げが伸び、客単価も上昇したという声を多数お聞きしてございます。具体的には、飲食店では、直江津地区を初め上越インター周辺の商業集積地や国道8号線、山麓線等の沿線地区を中心にランチ営業が好調で、ふだんは客足が鈍るディナー営業前の時間帯にも来客が絶えることがないということを聞いているところでもございます。また、直江津地区とその周辺のお土産品の製造販売事業者、鮮魚や野菜の直売所、コンビニエンスストアなどでは、県外客を中心に来客がふえ、売り上げの増加につながったとのことでもございます。
さらには、直江津地区を中心にうみがたり来館者の誘客を見込んだ新規出店や移動販売、新たな商品、メニューの提供、あるいは年間パスポート保有者への特典付与などの新たな取り組みが展開されておりまして、取り組み事業者の皆さんからは、開業イベントでの販売をきっかけに、県外客が店舗にも買い物に来てくれた、年間パスポートを保有する県外のリピーター客がお得意さんになったなどの声も聞かれたところでございます。加えて、旅館やホテルでもうみがたりのチケットをセットにした宿泊パックを販売され、一例として三和ネイチャーリングホテル米本陣では、こうしたパックを利用して宿泊された方が昨年の7月から9カ月間で196人、安塚雪だるま高原では夏季限定の4カ月間の販売で78人あったとお聞きしています。
このように、うみがたりを訪れた多くの皆さんが市内を回遊し、買い物、飲食、観光などを楽しむ動きがあらわれてきており、またそれに応じた事業者の皆さんの創意ある取り組みも生まれているなど、うみがたり開業は市内経済へ着実に好影響を及ぼしているものと考えています。なお、平成25年度に策定いたしました上越市新水族博物館基本計画において、開業後の経済波及効果を推計しておりますが、今後年間を通した入館者数や運営費などの実績がそろった段階で、改めてその波及効果額を算出してまいりたいと考えてございます。

(中略)

○武藤正信議長 野澤朗教育長。
〔教 育 長 登 壇〕

◎野澤朗教育長 おはようございます。私からも滝沢一成議員の一般質問にお答えをいたします。
水族博物館うみがたりの開館1年経過後の総括についてのお尋ねについてであります。うみがたりは、昨年6月26日のグランドオープンから間もなく1年を迎える中、5月末で85万人を超える方々から御来館いただいたところであり、子供から大人までたくさんの笑顔と笑い声にあふれ、その周辺にも新たなにぎわいが生まれてきております。館内では、この春新たな施設において誕生したマゼランペンギンのひなが日々たくましく成長しており、世界最大の繁殖地であるアルゼンチン共和国チュブ州のプンタトンボの環境を再現した施設が繁殖、成長に適していることが確認されました。また、バックヤードツアー、飼育員による市内の小中学校への出張授業などの各種学習プログラムにつきましても、積極的に実施し、好評をいただいております。
1年間を振り返りますと、上越市新水族博物館基本計画に掲げた基本コンセプトの3つの要旨であります、環境教育に寄与する水族博物館、楽しみながら学ぶことのできる水族博物館、賑わいづくりの拠点としての各種取り組みは着実に成果を上げており、うみがたりが五感で学ぶ日本海を実現する多彩な魅力にあふれる施設として、この1年間多くの皆様に愛着を持って御利用いただいたことは、大変喜ばしいことでございます。今後も引き続き、指定管理者のノウハウを生かしながら、新しい発見や感動を常に提供し続けられる施設として、さらなる魅力向上を図ってまいりたいと考えております。
なお、昨年度の来館者数のピーク時において、交通渋滞の発生といった課題もございましたが、SNSを利用した混雑状況の情報発信や駐車場への誘導を工夫することにより、この4月から5月にかけて10連休となりましたゴールデンウイークにおいては、渋滞の発生を回避することができたところであり、引き続き指定管理者と協力しながら課題に対する適時の対応を図ってまいりたいと考えております。
また、このたび指定管理者から基本協定に基づき、うみがたりの管理運営で得た収入の一部の3億4,000万円余りを納付金として納めていただいたところであります。この納付金につきましては、5年ごとにリニューアルを実施することにより、集客の減少抑制を図ることとしている基本計画に基づき、再投資費用に充てるため、水族博物館整備運営基金に積み立てる補正予算を本定例会に提案しているところであります。この間、県内外に向けた宣伝効果もあり、当初の見込みを上回る多くの方から御来館いただいていることから、今後の来館者の動向やニーズ等を検証しながら、魅力向上に取り組んでまいりたいと考えているところであり、リニューアルにつきましても、時期を含め、その中で検討してまいります。
次に、入館者からの改善を求める意見への対応についての御質問にお答えをいたします。うみがたりにおいては、館内アンケートやメールにより来館者からの御意見や御要望をいただいており、その数は現在までに約2,900に上っております。それらの御意見のうち、よい評価といたしましては、イルカ、シロイルカ、マゼランペンギンなどの展示生物が愛らしい、日本海テラス、うみがたりチューブなどの施設のしつらえがよく工夫されている、楽しかった、また来たい、パフォーマンスがすばらしいなどの御意見があり、そのほかにもスタッフの笑顔や丁寧な対応についても評価をいただいているところであります。
一方、改善を求める御意見といたしましては、水槽の枠の塗装が剥がれてきている、トイレが少ない、館内の案内表示がわかりづらいなど、施設に関する御意見、展示生物が少ないなどの展示内容に関する御意見、チケット購入の待ち時間が長い、館内に人が多過ぎて水槽が見られないなどの混雑に関する御意見など、想定を上回る来館者にお越しいただいたがゆえの御意見もいただいております。
これらに対し、塗装の剥がれ、案内表示のわかりづらさなどの即座に対応できるものにつきましては、塗装修繕の実施、案内表示の追加、スタッフの案内方法の改善などにより速やかに対応してまいりました。そのほか、チケット購入の待ち時間の長さなど、混雑に関する御意見につきましては、コンビニエンスストアでのチケットの事前購入を御紹介するとともに、混雑が主に午前11時ごろに来館者が集中することに起因することから、引き続きSNSを活用した混雑状況の情報発信に取り組むほか、館内イベントの実施時間の見直しなどにより改善策を講じてまいります。また、展示生物に対する御要望につきましては、調達環境に左右されるため、指定管理者が今後の展示内容について検討する際の参考とさせていただいているところであります。なお、建物の構造や躯体に関することなど、時間的、費用的に即座に対応することが困難なものにつきましては、改善方法を含め、指定管理者と協議しながら継続的に検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、来館された方々から寄せられた貴重な御意見を真摯に受けとめ、今後の管理運営に生かしてまいります。
次に、イルカのパフォーマンスについての御質問にお答えをいたします。イルカのパフォーマンスは、来館されたお客様にお楽しみいただくという目的のほかに、イルカにとって健康管理に欠かせない日常的な運動や遊びとしても位置づけられるものであり、日々変化を感じさせ、活力を与えるためにも必要な日課であります。先般の10連休においては、このイルカパフォーマンスを1日7回実施し、多くの来館者から好評いただいたところですが、これは通常期の平日において1日4回のパフォーマンスに加え、3回のトレーニングを行っており、今回はこの3回のトレーニングをパフォーマンスに振りかえることで、合わせて7回の実施としたものであります。したがいまして、1日の運動の回数や量としては通常期と変わるものではございません。
なお、これまでも獣医と相談の上、イルカの健康管理を慎重に行ってまいりましたが、イルカが2頭になった状況を踏まえ、改めて1頭当たりの適正な運動量を見きわめながら、イルカの状態に合わせた演目構成とするとともに、1回当たりのパフォーマンスの時間をこれまでの20分から15分に短縮するなど、慎重を期して実施しております。さらには、パフォーマンス中にお客様に対してイルカの体質や健康管理についての説明の時間を設け、イルカの生態について理解を深めていただく取り組みもあわせて行っております。
なお、3月定例会の総務常任委員会においてお答えをいたしました専門家による調査につきましては、先般鯨類の飼育に関する専門家2名による調査により、飼育展示プールの規模、構造、水温等の飼育環境に問題はなく、必要な設備も具備されていることから、先般のイルカの死亡は施設、設備等の飼育環境に起因するものではないとの回答をいただいており、このことはあらかじめ指定管理者が示していた見解とも合致いたしております。引き続き指定管理者の知識、経験、技術をもとに、個々のイルカの健康状態に十分配慮しながら、パフォーマンス及びトレーニングの内容を構築し、イルカの健康管理とイルカの生態に対する理解の普及に努めてまいりたいと考えております。
また、イルカの補充につきましては、教育委員会といたしましても、以前の記者会見において市長がお答えいたしましたことと同様に考えているところでございますけれども、現段階で具体的に御答弁できる段階には至ってございません。
以上であります。

(中略)

○武藤正信議長 13番、滝沢一成議員。

◆13番(滝沢一成議員)

(中略)

さて、次、うみがたり、先ほどもちょっと触れましたけれども、教育委員会に所管が移管してどうだったかというところ、ちょっと意地悪く見ようかと思ったら、非常にスムーズにいっているという答えを館長からいただきまして、それはよかったと、よく理解をしていただいているということなんで、余り意地悪な質問はしませんが、ただイルカ等に関して、あるいはほかに関してもちょっと細かな質問をこっちではさせていただきますんで、御容赦ください。まず、これを今の段階で教育委員会の教育長にお聞きするのはおかしいんですが、何で目標以上に来たんですかね。あるいはもくろみとは違っていたことによってどういうプラス面があり、マイナス面さっき聞きました、渋滞みたいな話ですかね、何かプラス面があるのか、その辺ちょっと簡単でいいですから、お答えいただけたらと思いますが。

○武藤正信議長 野澤朗教育長。
〔教 育 長 登 壇〕

◎野澤朗教育長 質問の趣旨をつかみかねてはいますけれども、想定以上に来たのはなぜか、まさに計画段階で今求められている水族博物館、そして今求められているというのは2つ、上越市にあるべき水族博物館、そして今この地域の中で求められている水族博物館、そして将来的にしっかりとここの地に残る博物館という視点で議論されてきた。そして、その議論の中にしっかりと運営をしていく段階の事業者の皆さんも新しく組み込むという、国に相談をしてまでとった手法、これら全てが準備段階が万全であったからだと私は思っていますし、その万全な準備段階でできたものをいただいた教育委員会としては、さらにそこからステップアップしていけるように担当として頑張りたいと思っています。

○武藤正信議長 13番、滝沢一成議員。

◆13番(滝沢一成議員) そうですよね、つかみかねますよね、今の質問。ちょっと意地悪く、いっぱい来たんだから、これから入場料安くできるんじゃないのなんて聞こうと思いましたが、それは聞きません。それは聞かないですが、ただこれから先、当初の基本計画にもあったとおり、右肩下がりに観客数が減っていくのは間違いないわけです。そのベクトルが緩やかになるように、ぐうんと右肩下がりになっていくんではなくて、くっと活入れして、少しずつ緩やかな下がり方にしていこうじゃないかと。それで10年ほどでしたか、その間はずっと黒字保っていこうじゃないかという計画だったと思いますけれども、私思うのは、今からちょっと細かく質問しますけども、ここまで出た1年間の改善点というのは、いわゆる機械でいう初期故障に近いと思うんですよ。初めてつくってみたら思いもかけないことが起きたみたいなことが多分水族博物館にもあったんではないかと。いや、なかったというならそれでもいいんですけど、あったと思うんで、そういったものを把握をした上で、1回目のリニューアルというのを別に5年後5億でしたっけ、そんな数字もあったような気もする。そんなに待たなくて、初期故障は早く直したほうが後々のぶれが少なくなるというのは、これは基本的に物の設計に関しては言われることだと思いますけれども、そういう意味ではリニューアルに関してそんなに時期的なものを、さっきもちょっとおっしゃったと思いますけども、少しフレキシブルに考えて、もっと早くてもいいんじゃないか、あるいはできることはもうマイナーチェンジだけでも始めようよということの考え方をされてもいいと思いますが、そういった考え方されていますよね。

○武藤正信議長 野澤朗教育長。
〔教 育 長 登 壇〕

◎野澤朗教育長 今の御質問の基本的なことは、今議員がおっしゃったように、先ほどの答弁の中でお答えをしたとおりです。ポイントは、今議員は初期故障、いわゆる想定していたかいないかということも含めて、スタートの時点で起こり得るものだというものが多くあったのではないかということです。その対応は素早くということです。そのことについては、先ほど申し上げたとおり、素早く対応できるものについて、いわゆるソフト的なものについては素早く対応させていただいていますし、またもう一方でいうと、落ち込みということが前提になった基本計画でもあります。このために、今申し上げた一定期間でという議員まさに御質問の部分もあります。そのことの時期については、今ほど御答弁させていただいたとおり、逆に言えば今1年動いたばかりであります。2年目が今始まったときに、同じ状況が続くのか、もし今我々が手を打ったことで、それが初期改善として市民の皆さん、県外からのお客様に受け入れられていくのか、この辺はやはりもう少し見る必要ももう一方ではあると思います。適宜適切に素早くするところは素早くさせていただきました。もう一年しっかり見させていただく中で、次の2年目のデータというのは、今議員がおっしゃったように、どれだけ減っていくかという、まさに1年目のデータにもなるわけでありますから、そこを押さえていくということも逆に言えば大事かなと。この1年は非常に大事だと思っておりますので、この1年しっかり見させていただいて、また庁内で十分な議論をして皆様方にお示ししていくことになろうと思います。

○武藤正信議長 13番、滝沢一成議員。

◆13番(滝沢一成議員) 確かに1年間だけのワンタイムだけではなくて、2年目も見てツータイム見たほうが客観的な判断できるというのはあると思います。渋滞に関しても解消できたという話でありましたが、このお盆が、次のお盆が、お盆前後の夏休みが一つの検証どころ、この前の改良でよかったかということの検証のところじゃないかと思いますので、その辺も見きわめた上でリニューアルに向かっていっていただきたいと思いますが、これはあくまでも私が聞いた範囲のことでありますので、ちょっと私のバイアスかかっていますけれども、市民に水族博物館についてこんなところ変えてほしいというのはないかと聞くと、大体3つ挙がるんですよね。1つは、先ほどちょっと話題になったイルカのことです。イルカのことはよくわかりました。回数多いんじゃないかとか、我々総務常任委員会の統一した意見として原因が究明されるまでは、あとの2頭によるパフォーマンスは慎重に期していただきたいというふうに言ったことに対して、さっき答えが来たと思いますが、それはちょっと委員会で言っていただきたいぐらいなところはありますけれども、こっちのほうで公式の見解はしたんだから、意見は言ったが、それはどっか文教か何かできちんと言っていただきたいなという気持ちはありますが、答えはいただきましたんで、イルカはきょうは触れません。7回にしたのもなるほどなとわかりましたんで、いいですが、あとイルカと、3つあるんです。イルカ、電線、大水槽というのがあるんです。3拍子。イルカの話はもういいや。
それで、大水槽が大水槽に見えないというの、これはもうかなり主観的なところもあるかと思いますが、確かに昔の水槽は今より全然小さいなりに向こうが透けて見えて、うわあってエイが泳いでくるみたいなイメージがあったので、それに対して今はこれ、蹴上がりというんですか、海底の崖を再現したような形になっていて、なかなか向こうを見渡すことができない。上から2カ所、下から1カ所ぐらいしかないんじゃないかなと思いますが、そういう意見が出るのも私わかるわけでありますが、あれを改良しろといってもなかなかそういうわけにいかないんで、1点済みません。これもこれまで幾度か課題、こちらで出しましたが、電線について。オープン前後に1本電線下げてかなり改善された。画期的に改善されたと思いますが、まだまだばれている。日本海と一体となった風景を再現しているという、これ旅行会社のやつ見てもそういう写真出しているんです。あれこういうふうに角度つけて、この辺でやって、非常にワンポイントじゃないとそう見えないというところがあるんです。
これについては、当然ながら事業者である東北電力さんとか、あるいは地権者の課題もあるかもしれないし、何よりも費用の問題がある。さまざまな課題があると思いますが、やはりあそこにずらっと並んだ、屋上の水槽のところですよね、並んだ皆さんのほとんどの皆さんがそういうものを感じられないで、ああ、日本海と一体になっているわという改良は、これは早目にすべきじゃないかな。結構予算もかかると思いますが、これについては何とかしていただきたいと私は思いますが、繰り返しされた質問だと思いますが、教育委員会としてどうお考えか。

○武藤正信議長 野澤朗教育長。
〔教 育 長 登 壇〕

◎野澤朗教育長 お答えをいたします。
水族館に私も所管になりましてからかなり行く中で、一番上に上がって最初にあの空気を感じていただくお客様がどんな言葉を発せられるのかというのが私一番興味があって、あそこによくいます。我々は、海をとても知っていますので、海というのは海でいつもありました。その感想と全く違う感想をお客様はされます。つまり海ではないんです、あそこは。だけれども、まさに設計思想が示すとおり、あそこに入った瞬間、それからイルカプール、両方ともですね、「海だ、海だ」と。そして、子供の手を引いて「ほら、海だよ」、「ここは海と一緒だね」とおっしゃって、そこは本当に設計意図はすばらしいものだし、我々が少しわからない海のない皆さんの感想だなと思っています。
そんな中において、今議員がおっしゃる一つの視点にそういうものが入るということについては、我々は今そのものとしていただいて、今これから管理をしていくわけですので、当然技術の進歩等々、状況の変化も含めて、常にそのことが我々の手の中で可能になるかどうかということは検討し続けていく必要はあると思っています。この方向性は疑いのないところだと思いますが、今議員がまさにおっしゃったように、その実現性がどうであるか、そのことは経費も含めてでありますけども、そのことは状況の変化や我々として持ち得る知見が変わっていく中で答えは変わるかもしれませんが、現段階において即効性があることとしては、今左側の景色は整理できたということで御理解をいただきたいと思います。注視し続けていくつもりであります。

○武藤正信議長 13番、滝沢一成議員。

◆13番(滝沢一成議員) 注視し続けていく期間がどれぐらいで済むのかなというものはありますし、迂回策というのもあると思うので、そこはさまざま研究していただいて、本当に一体になっているねと言ってくれる観客が年間1万でも2万でもふえてくれれば、私はもっといい水族館になるなと思っています。

上越市 令和 元年  第3回(9月)定例会 09月24日-05号

△日程第2 一般質問 より抜粋

○武藤正信議長 4番、宮川大樹議員。
〔宮 川 大 樹 議 員 登 壇〕

◆4番(宮川大樹議員) 会派みらいの宮川大樹でございます。正直一般質問あしただと思ったんですが、本日最後ということで、もう少し皆さんおつき合いをよろしくお願いいたします。
それでは、通告に従い、一般質問を行います。今回のテーマは、観光戦略と公共交通体系についてであります。観光については、毎年取り上げておりますが、今回は特に広域観光に焦点を当てていきたいと思います。
新潟県は、本年10月1日から12月31日の間に開催されるJRの新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンにおいて各市、エリアの観光情報を提供し、観光誘客を図るということで広域観光を展開するとしております。これまでうまさぎっしり新潟、おいしい食の都庄内で培ってきた食の魅力に、それを育んだ各地域の歴史や伝統、暮らし、人といった背景をもとに食で地域のストーリーを伝えるため、日本海美食旅(ガストロノミー)をキャッチフレーズとして国内外に発信していくとあります。ガストロノミーとは美食学のことということですが、この言葉の思いは、おいしいことはもちろんですが、その土地に内包された歴史や文化を尊重し、昇華させた料理を意味します。つくる人も食べる人も食を通じて地域を知ることが大切とし、上越市では歴史と文化も謙信公の時代からの流れをくむとし、戦の際にササに飯を盛ったことが起源と言われる笹ずしや伝統的な発酵食品を推すとしています。広域観光については、過去上越市でも平成25年から北陸新幹線上越妙高駅を玄関とする5市でPRプロジェクト「ようこそ。越五の国へ。」を展開しておりました。この「ようこそ。越五の国へ。」は、新潟県の上越市、妙高市、柏崎市、十日町市、佐渡市の5つの市が歴史、自然、食を満喫できる越五の国を誕生させ、全国に発信していくプロジェクトで、平成28年6月に北陸新幹線開業から1年を経て期成同盟会は解散されました。総評として、5市の主要イベントで入り込み数が伸び、来場者の居住地も拡大するなど、おおむね想定した開業効果に結びついたとした一方、駅周辺の企業誘致や5市周遊型のツアー造成に課題を残したとしました。このような中、佐渡市が上越市にとっても影響のある大きな局面を迎えております。本年2月から新潟県と佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議が連携して署名活動を展開し、来年の世界遺産認定に向け、好感触を得ているとしました。署名は、県民会議を構成する県内外の約1,260団体が中心となり、呼びかけ、署名活動は国内推薦が実現するまで続ける方針で、県民の機運盛り上げを狙うとしております。会見で花角知事は、署名活動を通じて改めて世界遺産登録を目指しているという認識を深めてほしいと述べました。国の文化審議会は、昨年4年連続選外となった佐渡鉱山は有力な推薦候補となり得ると評価しました。佐渡出身の花角知事が知事となって初めて本格的に世界遺産登録を目指すのが来年であります。佐渡金銀山が世界遺産として認定されれば、関西圏から佐渡市への誘客が見込まれ、その玄関口は佐渡汽船直江津港であります。たくさんの観光客が上越妙高駅を起点に佐渡へ向かうことが予想されます。そんな折、以前の一般質問でも述べましたが、観光客が駅を乗降口として利用するだけの通過点に終わらせてはいけません。観光の新しい中核を担う水族博物館うみがたりも開館し、このチャンスを逸することなく、観光誘客につなげるべきと考えます。しかしながら、うみがたり1年目は開業効果もあり、予想を大幅に上回る約90万人を記録しましたが、2年目である本年8月は前年同月比で約40%減の入り込み数ということで、これからの戦略的な運営が大切であると考えます。実際に本年9月6日、市内でうみがたりの館長が講演され、開館1年目に比べて来館者減少を防ぐことはできない。どこまで減少を小さくできるかだとして、客層のプロモーションをし、水族館だけでなく、上越市全体の魅力向上が必要。さまざまな魅力はあるが、PRし切れていないので、多様な話題を提供し、昨年様子見だった顧客を掘り起こし、全国ニュースになる企画を提供するとしていますが、市としてもフォローは欠かせないと思っております。それらを踏まえ、以下の点をお聞きしたいと思います。

(中略)

ク、水族博物館うみがたりが開業して2年目に入りました。入館者数を維持するためには、地域との連携や屋台会館など周辺施設の利活用、また子供も大人も楽しめる魅力的なイベントを随時打っていく必要があると思いますが、当市として新たな方策をどのように考えていくのかお尋ねします。
以上、御答弁をお願いいたします。
〔宮 川 大 樹 議 員 質 問 席 に 着 く〕

(中略)

○武藤正信議長 野澤朗教育長。
〔教 育 長 登 壇〕

◎野澤朗教育長 私からも宮川議員の一般質問にお答えをいたします。
水族博物館うみがたりの入館者数を維持するための新たな方策についての御質問であります。水族博物館では、五感で学ぶ日本海を実現する生物多様性など環境教育に寄与する水族博物館、楽しみながら学ぶことのできる水族博物館、にぎわいづくりの拠点として多くの方々に来館いただけるように日ごろから施設の魅力向上に取り組んでおります。展示においては、常設展示、企画展、特別展を3本の柱としており、常設展示では来館される方の関心を常に引き寄せられるよう趣向を凝らした展示を行い、企画展では観桜会やクリスマス、お正月など、季節や年中行事をテーマとした話題性のある展示を行ったところであります。特別展では、水生生物が発する音をテーマにしたおとがたりや、海洋ごみをテーマにしたうみのごみなど、既成概念にとらわれずに創意工夫した展示を行ったほか、リュウグウノツカイなど市内の海岸に漂着したり、近隣の海域で捕獲されたりした珍しい水生生物を展示することにより、学びの場、楽しみの場、憩いの場としての魅力発信に努めてまいりました。また、これらの展示の魅力に加え、館内プログラムでは季節に合わせたイルカパフォーマンスやシロイルカの特性を生かしたファンタイムの実施に取り組んだほか、一般入館者を対象としたナイトミュージアム、学校団体を対象としたバックヤードツアーなどを実施し、来館者の多様なニーズに応えてまいりました。さらには、生物を見る展示、解説を読む展示にとどまらず、生物と触れ合うことにより五感で体験できる展示にも取り組んでおります。生物との触れ合い体験が生物を身近に感じ、生物に対する理解を深めるとともに、愛着を育むことにもつながることから、タッチングプールにおける魚類やヒトデ類などとの触れ合いや給餌を通じたマゼランペンギンとの触れ合い、新たな試みとして実施しているイルカとの触れ合いなどの機会を提供しているところであり、この触れ合い体験を通じて家族連れを中心とする多くの方々に楽しみや感動を与え、水族博物館はいつもたくさんの笑顔と笑い声にあふれております。今後も常に新たな楽しみや感動を提供していく水族博物館として立地を生かした深海魚類の展示の充実、魅力あるテーマ設定による企画展や特別展の開催のほか、一般団体の入館者を対象としたバックヤードツアー、館内ガイドツアーなどの新たな館内プログラムの実施や生物との触れ合いのプログラムの構築、学校団体等を対象とした各種教育プログラムの拡充など、訪れた全ての皆さんに楽しんでいただける企画を切れ目なく提供することにより多くの方々にお越しいただき、愛着を持っていただくとともに、その魅力を市内外に広く発信してまいりたいと考えております。
なお、これまで述べてまいりましたとおり、常に積極的な施設運営に取り組んでいる中におきましても、御指摘いただきましたとおり、1年目に比べて入館者数は減少傾向にありますことから、今月11日には指定管理者であります株式会社横浜八景島と教育委員会の担当者による意見交換会を実施するなど、まずは双方がそれぞれの立場においてしっかりとその要因を分析し、課題を整理しているところであり、引き続き入館者の動向をつぶさに見きわめながら、時期を逃さず、必要な対応を図ってまいります。
以上であります。

(中略)

○武藤正信議長 4番、宮川大樹議員。

◆4番(宮川大樹議員) 鳥塚新社長は、いすみ鉄道で観光カリスマとして名をはせた人です。今現在観光、トキ鉄そんなに強くないかもしれませんけども、トップがかわることによって劇的に会社というのは変わるものだと思っています。ぜひ市とも連携して、この地域の鉄道が末永く愛されて、全国から観光でも呼べるような鉄道に育てていっていただきたいと思います。
では、最後にうみがたりなんですが、教育長からも御答弁がありました。今までも相当な1年目努力されたことはわかりました。総括でも回答があったんですが、2年目が正念場という強い危機感を示されておりましたとおり、8月の前年同月比の入り込みが、開業効果の1年目と単純に比較はできませんが、大きく落ち込んでいるのは、やはり心配であります。上越観光の中核的な存在として末永く全国から利用してもらい、また行きたくなるようなリピーター獲得を重点に置いた戦略が必要とも感じております。実際に先ほどのうみがたりの館長の講演で、上越市は市内の魅力はたくさんあるが、PRし切れていない。2年目の運営戦略として、全国ニュースになる企画を提供するとしております。以前の一般質問でも私述べましたが、オープニングのときにお披露目されたケロポンズのうみがたり公式ダンス、ランラン♪マゼランペンギンも、もっともっと学校や館内でPRすべきと思いますが、その後利活用の動きは見えていませんが、どうなっていますでしょうか。また、これほかの例なんですけれども、東京のすみだ水族館ではマゼランペンギンの繁殖期である2月から3月に「恋する水族館。SweetPenguins」を開催し、飼育スタッフが注目のペンギンカップルやシングルのペンギンについてお伝えするトークライブや、思わず応援したくなるペンギンの恋模様が一目でわかるように大型パネルで紹介するなどして入り込み数をふやす工夫もしています。また、仙台市にあるうみの杜水族館では、キャッチコピー、東北唯一の夜のイルカパフォーマンス、夜だけ本気を出すイルカもいるかもしれないと、駄じゃれなんですけども、夏限定の夜の水族館を開催したりもしております。そこでは、大人の水族館、水族館コンとして恋活、婚活パーティーもきのう、一昨日も含め、頻繁に開催されています。うみがたりでもこういったイベントをやりたいという要望もあると聞いてはいますけれども、ぜひ教育施設だからといって制限するのではなく、うみがたりでも子供も大人も何度も楽しめるイベントを随時行って入り込み数をふやす努力が必要と思いますが、いかがでしょうか。

○武藤正信議長 野澤朗教育長。
〔教 育 長 登 壇〕

◎野澤朗教育長 お答えいたします。
水族館を私ども教育委員会がお預かりするということになったときに、今議員がおっしゃったように、大丈夫なのかと。かたい、かたい教育委員会が水族館をやって大丈夫なのかというお声もいただきましたが、まずはその御心配がないように、なぜかというと、まずは八景島という日本有数の水族館運営の会社がみずからリスクをとる指定管理という方法で管理をしていらっしゃる点が1点目。2点目に、我々として、上越市としてこの地域に、この今の時期に上越市の財政力の中で一番誘客の効果があると思われるような設計において、すばらしい水族館ができている。あとは、1年目は、我々も含め、誰も予想しなかった人数に来ていただいた。今大事なのは、その人数と2年目の人数を冷静に分析する。一喜一憂ではなくて、1年目がどういうことでそれだけの数であったのか、2年目がどうなのか、そのことを2年合算して計算しても、まだ計画値よりも人数が来ていただいています。そのことを踏まえながら、今お話しいただいたさまざまなプラン、多分彼らの中にもたくさんあると思いますし、私たちもまた一緒になって御提案することもあります。ただ、一番大事なのは、やはり先般も議論ございましたけれども、うみがたりによって直江津地区の方々を含め、上越市の市民の方々がここに90万人来るんだという自信を持っていただいた、そのことを含めてそれぞれが水族館でまだ何ができるかということを御自分たちも応援団として、自分事としてお考えいただく、この流れができたことが一番ありがたいことですし、大事なことだと思っています。今いただいたお話全て、今館長を含め、スタッフの中でアイデアとしてお持ちになっていることは我々も聞いております。あとは、それをいつ出すかという戦略もあると思いますので、その辺は我々もしっかり彼らの提案をお聞きしながら、全然足を引っ張るような、とめることなく、協力していきたいと思いますし、ぜひ議員も今のように力強いお話をいただきながら、市民の中に動きをつくっていっていただければとお願いをするところであります。

○武藤正信議長 4番、宮川大樹議員。

◆4番(宮川大樹議員) 力強い答弁ありがとうございました。ぜひ教育施設だからといって制限しないで、うみがたりのポテンシャルを最大限生かすよう工夫して子供も大人も何度も楽しめる、末永く愛される水族館にしていただき、上越観光の牽引役として街なか回遊や新幹線の乗降数アップにもつながるよう観光戦略を進めていってください。
これで終わります。

○武藤正信議長 以上で本日の一般質問を終了いたします。

上越市 令和 元年  文教経済常任委員会 09月05日-03号

△議案第99号 平成30年度上越市一般会計歳入歳出決算認定について より抜粋

o2款1項7目企画費 新水族博物館整備事業

◆宮川大樹委員 おはようございます。電柱移設に係る補償料が掲載されておりますけれども、まだイルカショーから残っている電柱の進捗状況、どうなっているかお聞かせいただきます。

◎教育総務課長 残っている電柱の移設に関してお答え申し上げます。
昨年9月の定例会、永島委員の一般質問にもお答えしましたとおりに、あちらの電柱に関しましては高圧線等が非常に乗っておりまして、高額な移設料となります。そのために現在移転に関しましては慎重を期して検討しているところでございます。ただ、観覧のお客様からはイルカのパフォーマンスに御集中いただいておりますので、特に苦情等のほうは入っておりませんので、御報告申し上げます。

◆永島義雄委員 観客なんか言いませんよ、誰に言うんですか。おかしいからおかしいと言ったんであって、それはお金かかることはわかりますよ。でも、せっかくあの広い海と空を見せるときに、あの横の線邪魔だと思いませんか。きれいな嫁さんの顔に御飯粒ついているようなものですよ。格好悪いでしょう、売り物の水族館がああなったら。あそこにはなから建てるというのがわかっておきながらやらなかったということは、前向きな姿勢をやっぱりやらなかったら、せっかくのあれだけの建物を生かし切れないということを言っているんで、それは何とか努力してください。よそから来た人が見たら、何だこれはと思いますよ。みんな言わないだけであって、声なき声をちゃんとやるのが政治の仕事ですよ。
それから、もう一つ、ここで聞きたいのは、9,000万円近くの外構工事の残高ありますね。これは何をやろうとして、なぜこれだけの金額残って、これから何をやるのかが全くわからないけれども、これどうするんですか。
それと、あそこへ行きますと、非常に緑がない。やっぱり新潟の水族館へ行くと、非常に緑の林の中にある。日中、混んでいる場合は外で待っていなきゃならないと。日陰一つない、子供たちがあそこで食事するんじゃなくて、たまにはうちから弁当を持っていって食べたくても、そういう日陰も何もない。せっかくこのような予算が残ったら、植栽をすることにもう少し力を入れるようなことを考えていくかどうか、この2点聞かせてください。

◎教育総務課長 整備事業の残に関しましては、29年度からの繰り越しの残、工事を予定していた外構工事の残でございまして、一定量の増工を予定しておったところですけれども、そちらのほうが執行しなかったということで9,700万ほどの残が出たということでございます。
周辺の緑地化に関しましては、まだ検討はしておらないところですけれども、周辺の緑地等に関しまして、まずお客様がお待ちいただくころに関しましては日陰等を確保するようにテント的なものを設置したりはしております。入場に関しましては、できるだけお客様がお待ちいただくときには日光に当たらないようにテント等を用意して、お待ちいただく時間帯、快適にお過ごしいただくように努力はさせていただいております。

◆永島義雄委員 やっぱり人間の潤いというのは、自然の中に入っていったり海も見たい、それはやっぱり緑がないとだめなのですね。やっぱり気持ちが落ちつくとなると、あそこは全然何か周りの雰囲気も、内の雰囲気もやっぱり整備しなきゃならんと思うんですよ。そういうことをぜひ考えて、提案してやっていただきたいんですけども、もう一度考えを聞かせてください。

◎教育部長 水族博物館につきましては、今年度から教育委員会の所管ということで受け取った中で運営をさせていただいております。
まず、最初の電線、電柱の件につきましても今現在日本海テラスのほうについてはクリアできたということですが、イルカのほうがまだそのままということで、教育長から議会の一般質問でもお答えさせていただいたとおり、その電線につきましては、まずは現時点で経費がかかるということも含めて、今後その知見が集まったり、あるいは技術が進歩したり、周りの状況が変化したり、そういったものを踏まえる中で、あそこの電線、電柱の対応について当然対応していかなければいけない課題であるというふうに考えております。
あわせて今の繰越明許費9,700万円何がしかの残額、こちらについては課長お答えしましたとおり、外構工事、トイレ工事あるいは側溝や歩道の工事、そういったものが新施設の中で繰り越して執行する中で、万が一のトラブル等を考えて予算を全額といいますか、予算措置されたものをそのまま繰り越したということになっております。結果として、予定どおりに順調に工事が終わったために、これは金額が大きいですけれども、執行残ということで残っているところでございます。
さらに、この執行残につきましては繰越明許費ですので、外構工事以外にはちょっと使途ができないということのルールになっております。ただ、今の夏場の暑い中、緑が少ない、環境的に改善する余地がないのかということにつきましても水族博物館の基本計画の中で、例えば5年間で5年ごとに3億円ぐらいのリニューアルの経費を持ちながら、20年先、30年先を見据えた経営と運営をしていくというような基本計画はあります。それを少し早めることもあろうかと思いますけれども、館自体の展示のリニューアルや更新も含めて、当然ながら周辺のお客様がやってくる駐車場や待機する場所、そういったところの環境の整備についても前倒しをする、そういったことを考えながら整備を考えていきたいと思っております。

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