動物園に公的機能? 認定希少種保全動植物園制度ができるまで

上野動物園のスパールバルライチョウ 域外保全事業
上野動物園のスパールバルライチョウ 国内希少種の飼育技術向上に役立つとの触れ込みだが、この哀れな飼育施設は…

2013年、環境省で突然、動物園・植物園等について検討会が立ち上がりました。日本動物園水族館協会の要望によるものでした。動物園に公的機能を認めるような法律を定めよとの主張に対し、PEACEは反対の要望を続けました。

動物園の本質は、動物を監禁し見世物にすることにあり、公的に素晴らしい役割があるなどと認定するような法律を認めるわけにはいきません。日本の動物園は特に娯楽施設でしかなく、公的なお墨付きを与えるような法律は要りません。業規制は既に動物愛護法が存在します。

検討会での議論を経て、最終的には種の保存法に認定希少種保全動植物園の制度が入ることになりましたが、これはあくまで希少野生動植物種の域外保全に関わる認定制度であり、環境省自然環境局野生生物課の従来の職務の範囲に収まる内容に抑えることができました。

2013年(平成25年)

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2014年(平成26年)

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2015年(平成27年)

動植物園等公的機能推進方策のあり方検討会継続

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2016年(平成28年)

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2017年(平成29年)

種の保存法改正へ

通常国会で種の保存法(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)の改正が成立

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2018年(平成30年)

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